不穏な報告ーー能力を狙う者たち
各々が仕事を終え帰路についた頃
羽衣を送り届けた三葉と透花は
いつもの集合場所であるアクターの部屋へ向かった
アクターの部屋へ着くと
玄関を開け周りを見渡す
そこで紬とアクターが
真剣な表情で話し合っているのを見つけた
二人の様子を見た三葉は
「めずらしいね
アクターと紬が真剣に話してるの」と呟くと
透花は「意外」と返す
そんな話をしながら
会話に耳を傾けた
紬はアクターに真剣な顔で
スマホを向けると
「今日殺した外国人
姿を隠せる妖怪だけど
匂いは消せないみたいで直ぐ見つけれた
羽衣の見張りをしていた
これだけならいいんだけど
軍服を着ていたの
これ相当ヤバいと思うけど」と
説明するとアクターは焦った様子で
「かなりまずいな
外国の妖怪の
扱いはどういうものか知ってるか?
国によっては兵器として
戦争に使う所もある」と説明し
ひと呼吸置くと
「能力欲しさの誘拐だろう
俺達だけでは対応ができない
隠世会の力も借りる」と今後の方針を伝えると
アクターはスマホ片手に作業に入る
アクターが動き始めたのを見て
透花と紬はそれ以上口を挟まず
それぞれの部屋へ向かっていった
一人残った三葉はアクターに
「隠世会へ
応援を頼むんでしょ?
相手の目的を知る為に
深見悟はおすすめだよ
後は戦える子
人が多すぎると連携できないから
この二人と動くべきだと思う」と
伝えるとアクターは意外そうな顔で
「こういうのもできるんだな」と驚いた
その様子に三葉は「人選は得意だよ」と
自慢げに答える
そんな三葉に「そろそろ戻りナ
お前荷物持ったままだぞ」と
言って部屋から出し
蒼に電話をかけた




