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暗闇の足止め

侵入を終えた三葉は【救出まで

行けるかなぁ】と二葉に相談するが

【やめておきなさい

組織を潰す動きをしたいのに

警戒されてどうするのよ】と忠告する

二葉の正論に【今回は吸血と

紬にスマホを届けるだけだね】と納得して

ドアに鍵が掛かっているか確認する

しっかりと掛けられてることに

【ピッキングで結構時間潰れるなぁ】と

めんどくさそうに呟いて侵入した部屋を出ると

1つ目の部屋に

向かって歩き出した


一つ目の部屋についた三葉は

いつものように道具を

鍵穴に差し込むと

伝わってきた感触に冷や汗が出る

そんな三葉の様子が気になった二葉は

【どうしたの?】と問いかける

三葉は【アハハハ】と笑い

【この鍵穴錆びてるよ】と呟いて

【錆びてるの初めてだから

1時間はかかるかも】と口にしながら

鍵穴を弄る

チクタクと鳴る秒針の代わりに

ガチャガチャと鳴る鍵穴は

数分経っても数十分経ってもまったく

応じなかった


力みで腕が震える三葉は

【硬い硬い硬い】と悲鳴を上げながら

少しずつ作業を進めていった

ーーーーーーーーーーーーーー

その頃の夜凪は「透花

お前は監視カメラの場所と角度を

コレにチェックしてくれ」と言い

建物の見取り図を渡すと

「俺は紬の居場所を特定する」と

望遠鏡を片手に告げた


しばらくの間

見取り図を読み込んでいた透花は

「私がいなかったらどうしてたの?」と

疑問を投げかけた

そんな透花の様子に笑いながら

「別に俺一人でもできたさ

時短だ時短」と答えながら

移動を始めた


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