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襲撃事件と死の連鎖

中学校からの下校中の

〜〜は「♫〜」と鼻歌を歌いながら

マジックをして歩く

小さい頃から

マジックにハマり中学では

人を騙して揶揄う毎日だった白爪 三葉の家に

2・3台の黒い車が駐車しているのに

「なんで」と驚きで目を丸くする

心音が早まる中

突然 今朝のニュース 

妖怪の殺人事件がフラッシュバックし

(何で? 何で?

いやだいやだ)と三葉の心が叫び

目が滲むのを「うぅ」と必死にこらえながら

濡れた手で頭を抱えて走り出す


妖怪ーー稀に

異能を持って生まれる人の名

人外の象徴として恐れられている

三葉も妖怪という

言葉に敏感だった

理由は恐怖でもなく

好奇心でもない

妖怪が姉だったから


もちろん三葉は

秘密を知っている

異能を隠して生活していることも

知っている

知っているからこそ

(バレちゃったの

姉ちゃん?)と別の恐怖を覚える


三葉にとって

人間も妖怪も一緒だった

なぜなら三葉自身と姉の違いを

感じられなかったからこそ三葉は

妖怪をめぐる騒ぎは減っていく

と思っていた

そのような思いに反して

妖怪殺人事件のニュースは

日に日に増えていった

それは

妖怪とバレれば殺される

という認識に変わっていった

そんな知識や事実が

三葉の心へ

雨のように不安をまき散らす

そんな中 

姉を逃すためのマジックを

体に仕込むのを忘れない

そんな異常なほど

冷静な三葉は

まるで何かが欠けているようだった



三葉は

ドアの開いている玄関を

通ると視界に写った床は

足跡の形でうめられ鼻には

土のような湿った匂いでいっぱいだった

すでに侵入されている

分かっていたことに

「フゥフゥ」と

呼吸が荒くなる三葉だが

必要なものを探すために

洗面台へ向かい

ビーズの髪飾り数個を取って

姉を探しにいこうと動き始めた

その時

ピロリンと音が鳴りスマホを

確認した三葉は

姉である白爪 一葉からだと分かると

すぐに電話をつなげる

そこから聞こえた声は

【あちゃー家に来ちゃったかぁ】という

メッセージだった

そんな透明感を纏う姉の言葉に

なんと返せばいいかわからず

【今どこにいるの?】とただ聞くだけしか

できずにいた

その質問に

一葉は【・・・】と何も言わない

数秒してポチとタップ音だけが響く

気づけば電話は

ビデオ通話に切り替わり

三葉の瞳に一つの死体を映す

三葉は思わず「え?」と

驚き声を上げてしまう

震えた声の一葉は

【法的にヤバいのよウチ】と

一言で説明すると

三葉は初めて見る死体に口を押さえ

【一葉姉さんって運転できる?】と

聞くが返事はすぐ返ってこず

その間は【ブツブツ】と

独り言だけが響き続け「う〜ん」と

迷いながら【できるけど・・・】り答えだった

やけに不安そうな姉の一言に

三葉は肩を落とし小さく息を吐き

窓の外 数台の車を見つめる

まだ震える体を必死に抑え

「車を盗んで逃げよう」と案を出した

読んでいただきありがとうございます。

この先もゆっくり書いていくので、見てくれると嬉しいです。

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