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白を基調とした大きな扉。決して豪華でなく気品があり清楚。
扉の向こうに大神官様がいる。
『話がわかって怖い人でないといいなぁ』と呑気に思い耽っていた。
コン コン
「ダリオン大神官様、リタ・アルディオン様をお連れしました。」
「入りなさい」
神官に入るよう促され、部屋へ入った。
「失礼します。初めまして大神官様、ヒューズ・アルディオン候爵の娘リタ・アルディオンです。」
「初めまして、リタ・アルディオン候爵令嬢。私は、ダリオン・ラースと言う・・・・呼び立て申し訳ない」
部屋の中は、執務室のような作りで華美な置物や豪華絢爛な物が一切ないシンプルな部屋
机を挟んだ目の前の人以外は・・・・・・
大神官様・・・・いい意味で浮いてます・・・・
何ですか?この美丈夫は!?
背中まである金色の髪に色白の肌、ブルーの瞳に中性的な顔に柔らかな物腰。女性より女性っぽい男性・・・・
女装したらさぞかしモテるだろう。男性に・・・・『同性でもいいから付き合いたい!』って言う人はたくさんいるだろう。
是非、女装してください!見たいです!!
「どうしましたか?アルディオン候爵令嬢?」
「いえ、何でもありません。」
イカン イカン 違う方へ飛んでしまった。元腐○子だからね!腐っててごめんなさい。
「リタ・アルディオン候爵令嬢・・・・単刀直入で聞きますが、あなた何者ですか?」
「どういう意味でしょう?」
「そのまんまの意味ですよ。」
探るような眼差し、疑われている?ステータスを偽証したと・・・・・偽証はしてないけど隠匿はしてる。
「私は、ヒューズ・アルディオンの娘で普通の候爵家の者ですが・・・・」
「普通?このステータスが?」
「と言われましても、私にはわかりません」
やっぱり、ステータスが10歳にしては高すぎたのか・・・・ここは、知らぬ存ぜぬを突き通そう!
子供だし!いける!!
「・・・・・はぁ、ハッキリと言いましょう。貴方のステータスは異常です。一般の10歳の子供とは思えないほどに・・・・」
「・・・・・・・・・」
「まずレベル、一般の10歳は精々良くって15・・・殆どの者が5~10が主です。貴方はその何十倍のレベルなんです。Lv.40なんてこの国の騎士やB級冒険者並み、魔法も全属性・スキル・耐性もあり称号も何ですか?これ?魔道に愛されし者、神の祝福、屠れし者・・・・・何がどうなっているのか・・・・」
どうなっているのでしょうね?本当に・・・・最初からレベル高かったですよ。ガッテムポーズしないでください、大神官様!
隠匿してもこの有り様、本当のステータス知られたらと思うと頭が痛い・・・・
「その・・・・あの・・・・親の目を盗んで森で遊んでまして・・・・」
「森で遊んで?遊びとは一体どのような遊びですか?まさかとは思いますが魔物を倒したりとかではないですよね?」
「・・・・・・いや・・・・・その」
ニコ ニコ笑っているけど目が笑ってない!むしろ死んでますよ!?
「すみません・・・・浮かれハシャイでしまいました」
「・・・・・はぁ、どんだけの魔物を倒したのやら・・・・あぁ、数は教えなくて結構です。聞きたくありませんので・・・本来なら、神殿にスカウトしたい所ですが私の手に余ります。それに、10歳の子供を親と引き離すなんて事できませんし恨まれ敵に回れる方が厄介です!貴方の場合、厄介で済めばいいのですが・・・・」
厄介ですみません。『最悪、潰す!』って決めてごめんなさい、反省してます。
「とはいえ、このままではいけませんね・・・・他国に知られたら、誘拐・暗殺そういった者達がひっきりなしに来るでしょう。貴方の力は魅力であり危険でもありますから・・・・・嫌でしょう?貴方も・・・・提案があるのですがいいのですか?」
「提案?ですか?」
「えぇ、しかしご両親と一緒に聞いていただきます。いいのですね?」
「両親も一緒にですか?」
「隠し通せるとでも?無理でしょう。ここはご両親にも話協力して貰った方がいいです。それとも、なにか不都合な事でも?まだなにか隠しているんですか?今のうちに、洗いざらい言った方が身のためですよ」
ニコ ニコ笑って口調も穏やかなのに・・・・寒い!寒いですよ!大神官様!!
「わ、わかりました!一緒で・・・両親と一緒がいいです!!」
「ではご両親を呼びますので、此処で、私と仲良く待ちましょうね?アルディオン候爵令嬢殿」
「はいぃぃぃー」
両親が来るまでの間、文字通りと言うのだろうか?仲良く?待ってましたよ(泣)




