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プロローグ
まだ、この世界の人類が他種族と関わることを禁忌としていた時代。
ある日、ひとりのヒューマンと、ひとりのエルフが出会い、子を成した。
やがて生まれた子供は、ヒューマンの特徴である、あらゆる武器や道具を使いこなす類まれな器用さと、エルフの特徴である、膨大な魔力と高度な魔力操作術をその身に宿していた。
いや――それだけではなかった。
その力は、二つの種族が持つものを遥かに超えていた。
その子は、果てしなく強く、逞しく成長した。
そして、幾多の災厄から人類を救ったという。
人々は憧れた。
その者が放つ、眩い(まばゆい)輝きに。
人々は嫉妬した。
その者が持つ、圧倒的な強さに。
やがて人々は、自らの子供たちに、その輝きを見るようになった。
異なる種族の血を受け継ぐことは、恐れるべきことではない。
それは、新たな可能性を生み出すことなのだと。
こうして、人々は少しずつ種族の境界を越えていった。
後に【人類共生時代】と呼ばれる時代の始まりである。
初投稿です。ゆっくりで行き当たりばったりな展開になったら申し訳ありません。




