第14話 この世界について
この作品は久しぶりの投稿となります。お待たせしてしまった皆様、申し訳ありません。
以前の内容から設定や展開をかなり調整・改稿している部分もありますので、よければ最初から改めて読んでいただけると嬉しいです!これからはそれなりに投稿していく予定です。
これからも楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いします!
俺たちの住む大陸には、幾多の種族がひしめき合い、それぞれが国家を築いている。
この世界の種族は、大きく四つに分類される。
四大列強。
亜人族。
上位種族。
そして、異界人族だ。
四大列強に属するのは、人族、獣人族、森人族、小人族。上位種族ほどの個体戦力は持たないものの、圧倒的な人口と国力を誇り、広大な領土を支配している。
亜人族は、それらに属さない種族の総称だ。
鬼人族を始め、魚人族、甲人族、死人族など、大小様々な種族が含まれる。
もっとも、“総称”とは言っても立場は弱い。
亜人族は四大列強や上位種族の争いに利用されることが多く、代理戦争の駒として扱われ続けている。亜人同士の争いも絶えず、この大陸では常にどこかで血が流れていた。
そして、上位種族。
巨人族、竜族、奇人族――こいつらは個としての戦闘力が桁違いらしい。
長寿で個体数が少ないため、領土拡大への執着は薄いが、一個体ごとの力は四大列強すら警戒するほどだという。
種族スキルなどは【スキル図鑑】である程度調べることができる。
例えば、竜族なら“翼”。そんな風に、上位種族は特別な種族スキルを持っていることが多い。だが、奇人族にはそれがない。
そもそも【スキル図鑑】に、奇人族の項目そのものが存在しなかった。種族スキルもない。なのに、なぜ上位種族として扱われているのか。正直、奇人族に関しては訳が分からない。
種族の分類の中でも最も異質なのが、異界人族。
魔人族、天人族、精霊族がそれに当たるらしい。
詳細はまだ聞かされていないが、四大列強とも上位種族とも異なる特殊な立場にいるという。異界などという名前が付くくらいだ。この大陸とは別の場所に住んでいるのかもしれない。
スキルで超常を起こせる世界だ。別空間に文明が存在していると言われても、不思議ではなかった。
前世とは比べ物にならないほど、この世界では戦争が起きやすい。
全ての生物がスキルとステータスという武器を持ち、小競り合い程度なら日常茶飯事。だからこそ、大国は基本的に海沿いへ領土を広げ、背後を海で固める形を取っている。あるいは、海に近い種族だけが生き残り、発展できたのかもしれない。
そのため、鬼人族のような亜人は大陸中央部に国を築くしかない。
四大列強は、この地域の亜人族へ支援を与え、自らの影響力を拡大しようとしている。鬼人族もまた、人族の援助を受けながら戦いを続けていた。
現在は停戦状態。
だが、それも長くは続かないらしい。
近いうちに大規模な戦争が起こると、和熊が言っていた。
そのため鬼人族は、急速な戦力増強を進めている。俺たちが鬼舎で日々修練を積まされているのも、そのためだ。
……だが、悪い話ばかりじゃない。
世界には、まだまだ数え切れないほどの種族が存在している。
押し並べて、俺が喰らってやろうじゃないか。
種族 スキル 進化
その全てが、俺のビルドへ繋がる。
これほど多くの種族が存在するなら、そこには無数のスキルがあり、組み合わせ次第で無限のビルドが生まれるはずだ。
【アカウント作成】と【スキル図鑑】、この二つを使いこなし、俺は理想の異世界ライフを目指す。
……と、まあ少し話が逸れてしまったが、午前の座学ではこんな感じで世界のことや情勢を教え込まれている。
もっとも、鬼人族らしく授業内容はかなり実戦寄りだ。
鬼人は戦闘民族なので、四大列強のような選民思想じみた教育はほとんど行われない。
”血の赴くままに戦え。だが、戦術は忘れるな。”
教えられるのは、その程度である。
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