難癖商人?の処分2
クレーマーのような難癖からすぐに強盗のようになった、自称商人の件でユリアンネたちの店舗に来ているオリガ王女。
「それで、あの男たちの処分についてですが」
「はい、衛兵の皆さんにお伝えしたように、こちらの国で良いようにしてください。犯罪奴隷にする際の1人当たり金貨というのもいらないですし、あの悪人たちの資産は没収して、避難民たちに使ってあげてください」
「本当によろしいのですか」
「ま、幸いにお金に困っているほどではないので」
「そうだよな。最近も割に合わない報酬で冒険者ギルドからの魔物退治やダンジョン踏破をしているくらいだし」
「そちらについても、本当に助かっています。報告は届いております。いまだに魔物が減らないようで。皆さんがこのタイミングでこの国に来てくださらなかったら、国中に魔物が溢れていたのではないかと」
「そういえば、北方の守りから、少しは魔物退治に人員を回す話ってどうなりました?」
「はい。オルデンスク国もイスクラディヤ国への侵攻に注力しているようでして。少しこちらの人員を魔物の方にまわしても、ちょっかいをかけてくることは無いようです。いつもならすぐに何かして来たのに、と」
「それは良かったです。まだまだイスクラディヤ国からの避難民は増えそうなのに、魔物が多くては。食べられる弱い魔物だけならば良いのですが、ゴブリンなど迷惑でしか無いですからね」
「はい、一般市民にはゴブリンですら脅威ですので……」
「あ、ついでで申し訳ないのですが、オリガ王女にご相談が」




