表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/219

† 九の罪――殺し屋殺し(弐)


(――っぶねぇ……呼吸のタイミングちょっとミスったら死ぬな、これ)

 みつきの速さは、依然として人間離れしている。

 けど俺だって、前にやり合ったときよりは人間から遠ざかった。ルシファーとの同化が進みつつあるのか、完全に見切れてはいなくとも、感覚的に直撃を避けられてはいる。

 とはいえ、このままではジリ貧だ。こっちは悪魔とシンクロしている反動で、心身が消耗してゆく。長年あのスピードと共に生きてきた彼女より、粘れる確証はない。

「ちょ、あぶ……ッ! 速い! 速すぎて危ないってー!」

 やはり、あれでも手加減してくれていた部類みたいだ。あのときと違い、みつきは得物だけでなく、全身を魔力で覆っている。いかに強化された肉体といえど、これほどの超高速では動いているだけで、分解、発火……詳しい理論は知らないが、人間が原型を保っていられるような領域ではないぐらいは察せられた――そう、言うなれば戦闘機。人体の適応限度のその先にある機動力を、本人が耐えられる限界まで出すという勝負でもある以上、彼女にとって本気の戦いとは、全力であって全力ではない。

 つまり、彼女の実質的な速度には天井がある。ならばこちらは、天井を破ろう。

 必然的に自慢のスペックを出しきれないみつき。一方の俺は悔しいながら、自壊にはほど遠い安全運転だ。安全ゆえに、まだ飛ばせるだけの伸びしろがある。

 どこまで限界に近づけるか、と、どこまで限界を突破できるかの対決。

――――ゆえに、




 口内に火薬やスイッチとか仕込んでいるキャラを見ると、あくびしたり、ヒロインにぶたれた拍子に作動しないか、怖くなるのって私だけですかね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ