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意味のない詩
さぁ、意味のない詩を詠おうか
ドレスコードなんて此処にはないから 好きなように着飾れば良い
戦隊ヒーローの着ているスーツも 魔法少女が纏うドレスも
無駄に豪奢な漆黒のコートも 此処では全てが許される
好きなように謡って良い
この詞に決まった言葉は存在しない 韻もなければ歌詞もない
必殺技の名前であろうと 強大な魔法の呪文であろうと
ただの裂帛の気合であろうと それらは全て歌となる
叫ぶようなモノであっても 淡々としたモノであっても
例え意味のない奇声であっても 此処では全てが聴される
それがどんなに馬鹿馬鹿しくて 厨二臭くあったとしても
恥ずかしがる必要はない 咎められることなんかない
恥ずかしがってる暇なんかない 咎められる筋合いはない
妄想をして想像するのは 別に悪いことなんかじゃない
妄執してでも創造するのが 悪いことである筈がない
まだまだ子供でいたい人は 好きなだけこの詩を詠えば良い
韻もなければ歌詞もない
オチもなければ 明確な終わりも存在しない
本当に意味はないかもしれない
けれども 謳う価値はある
ストレスのない爽快感と 理由の分からない満足感がある
詠い 謡い 謳い 歌い
自らの想いを誰かに向かって訴っていって
いつかこの夢が終わる時まで




