プロローグ
初投稿になります。
どうか温かい目で見守って下さい。
宜しくお願い致します。
装魔術学園ベゼスダ。
アルメリア帝国が誇る国立の装魔術学園であり、ベゼスダを卒業した装魔術士は将来を有望される。
己の魔力を武装することを即ち装魔と呼び、装魔を操る装魔術士は国では重宝される。
貴族は優秀な装魔術士を世に送る事がステータスだった。
そして今、ベゼスダ学内では入試試験が行われていた。
「では御自分の装魔を発現して下さい。」
試験官の女が受験生に促した。
『我、神剣を授かりし鬼神也【大嶽丸】』
解言と共に受験生の右腕に付けていた腕輪が光を放ち、手にはジパング刀という東洋の刀が発現していた。
「ほう…鞘付きとは珍しいですね。」
試験官が物珍しそうに見た。
装魔もさることながら受験生は黒髪で長い後ろ髪を三つ編みで纏めており、右腕は包帯て覆いており右目には眼帯を付けている少し変わった男だったからだ。
「実技テストの内容は模擬戦です。私を相手に15分耐えれば合格です。」
受験生の男は質問した。
「必ず耐えなければいけませんか?」
試験官は少し質問の内容を考えてハッとした。
「この私を倒すと?それができれば文句なしで合格ですよ。」
試験官は半ば呆れ気味に言った。
装魔術学園ベゼスダの教員はアルメリア帝国の中でもトップクラスで優秀であり、実技の試験官は軍部から送られてくる。つまり試験官は本物の軍人である。
「それでは試験を開始する。はじめっ‼︎」
試験官が開始の合図を放った。
そしてこの日、試験場は半壊する事となる…
今後とも宜しくお願い致します。