前へ目次 次へ 25/63 下僕の最後の意思。 「やっぱり、最期くらいは・・・ね」 見て見ぬふり。 それが、下僕のした事だ。 私は直接関わらなくても、知らない振りをするのは同罪だと思う。 「だから、苦しんでね」 私は助けを求めた。それを無視した。 下僕はただ、自分が助かればそれで良かったのだ。自分が可愛いからね。 「それでも、許さないけど」 下僕の目に自我が戻る。最期くらいは自分の意思で決めて欲しい。 最後の言い訳を聞こうか。 「おはよう」 自分でも、良い笑顔が出来たと思うよ。