260419 美しい プロット
人の死にざまに美しさを感じる男の話。
偶然とある事件現場を目撃。
その時見た死体に異様な美しさを見出した男
理性と渇望の間で揺れ動く
やるせなさを抱えて深夜の街を彷徨う
そこで出会ったのはひとりの老人
聞き上手な老人の言葉に、男は自らの葛藤を打ち明ける
自身が異常であると認識しながら、人の死にざまを見たいという内から湧き出る渇望と、それが決して許されないことだという理性で板挟みになっている。
その後何度か出会う老人
人と話すという行為が心を安らげるのか、男は老人と会うことをいつの間にか楽しみにしていた。
しかしある時、いつもの場所から老人の姿はなくなった
そうか、となんとなく男は老人の死を察する。
さみしさを感じ、しかし同時に喜ばしさも感じた。そしてそんな自分の異常な精神性に、改めて愕然とする
渇望を抱えたまま生きることなんてできない。けれど私の中の理性が、人を死に追いやることを許さない
追い詰められた男は、ついに自らの命を絶とうとしてしまう
しかし自殺を実行する直前の男は背後から声を掛けられる
そこにあったのは死んだと思っていた老人の姿だった。
そうしたいなら、そうすればいい。
ただそれだけを言う老人。
男は老人の言葉に、確かに、死にたくないと思った。
いつの間にか消えた老人。あれは何だったのかと思いながらも、男は確かに、自分が死にたくないと思っていることを自覚した。
終わり。
結論は出せず、矛盾を抱えたまま生きていく男、という形でend




