8月18日 死亡遊戯開幕! 四天王サーモンドン編
8月18日
「デカ四駆ファンのみんな! レースの準備は出来ているかァー!?」と、実況席で、“デカ四ファイター”とか呼ばれる、髪の毛が逆立った中年太りのツナギ姿のオッサンがマイクを握り締めていた。
「天が知る! 地が知る! 誰もが知る! 連戦連勝! 無敗王者! その名はサーモンドン選手!!」という紹介と共に、サーモンドンが現れると、Southern Crossシティのチビッコらの歓声が響く。
「ナビゲーターは大祭司! 使用マシーンは“アンベレベ・マキシマム・ポコティンマークII”だァァァ!」とデカ四ファイターは顔を真っ赤に叫んだ。
サーモンドンと大祭司は、アンベレベ……もうめんどくさいから、変態車でいいや。変態車に乗る。
乗る所は玉ふぐりみてぇな形をした部分だ。なんかエアバッグも兼ねてるらしいが、もうすでに開いてんじゃねぇーか。
「対する挑戦者は、女勇者……え? 名前は……分かんない? なにそれ?」と、デカ四ファイター。
大祭司も役職名だろ。なんで私には突っかかる? ビンタすんぞ。
「まあいいや。で、ナビゲーターは巨乳ロリ娘ロリコ! 愛用バ●ブ……もとい! マシーンは“地獄車ヘル2025RX”だァァァ!」と、なんで数字と英文字が入ってるんだか分からんけど、男ってそういうの本当に好きだな。
馬車に乗り込むと、デカ四ファイターが「待って待って!」と止める。
「なんだ?」と聞くと、「なんでナビが騎手になってんの?」と。
そういや、手綱を握ってるのはロリコだな。
「私は免許持ってない」と言うと、ロリコは「原付免許ならありますゥ!」と、なら必然的にロリコだ運転手だ。「いや、これ馬車でしょ?」と、デカ四ファイターは元も子もないことを言った。
「エンジンはありますぅ! ワニンゴさんのスケベッティパワー、カレキさんの加齢臭、ボイジャー・舞子さんの詐欺スキルが合わさって動くんですぅ!」とロリコ。「誰が詐欺よ!」とボイジャー・舞子がブチギレてる。
「いいからスタートしろよ。結果は火を見るより明らかだから」と言うと、デカ四ファイターは渋々と「まったく。これだから女は」と女性蔑視発言をした。
私たちと、サーモンドンたちがレースに臨む。
「正々堂々やろうね!」とか言うてきたんで、「おう」と答えた。
信号が赤から青に変わった。
次の瞬間、サーモンドンたちの車が大爆発する。
「ほら、火を見るより明らかだろ?」と、鼻水をくったらかしているデカ四ファイターに言うた。




