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8月15日 ホストのキヨテルとアンベレベ教と玉狩り族編

8月15日


 「まてーい!」「なに!?」の後で、0時をまたいだから今日は15日だ。


 美容に悪いし、眠たいから早く帰りたいんだけど、この話は続きそうだ。


 びっくら仰天している大祭司とロリコの前で、全身が黄金の甲冑で包まれたどこぞの聖闘士みたいなのがプルプルと震えていた。


 「こ、これは金愚(キング)様。このような時間にワシの部屋を訪ねられるとは……」に、「そんなのはいいの!」と、甲高い声で、黄金甲冑……金愚は答える。


 「エッチなのはいけないことなんだよ!」と、金愚。


 「え? これは禊で……」と大祭司。


 「禊ってなにさ? エッチなことじゃん!」と金愚。


 キヨテルは睡魔に負けて寝落ちし、解説もしなくなった。


 「僕、言ったよね! 宗教で皆を幸せにするんだって! だから資金援助したんでしょ!」と金愚。


 大祭司は「は、はぁ……」と頷く。


 「そしたらナニコレ! 変な像を飾って、変な踊りして! エッチなことして!」と金愚。


 大祭司は「は、はぁ……」と頷く。


 「変な踊りとは心外ですな。これはちゃんとした祈祷でして……」と、「ならやってみてよ!」と、「え? ここで?」、「そうだよ!」と、大祭司はロリコをチラッと見て、なんかやりたくなさそうに頭を搔いてるけど、服を直しつつ立ち上がった。


 大祭司は「どうしても?」ともう一度聞き返し、金愚「どうしても!」と言う。


 大祭司は諦めて「はいはい」と頷いた。


 「はーぁッ!」と、大祭司が気合を入れて叫ぶと、途端に彼にスポットライトが当たり、どこからともなくスモークが焚かれ、陽気なラテンミュージックのようなものがかけられる。


 「はー、アンベレベレベレアンベレベ! ハッ!」と、大祭司が胸の前で手を合わせたかと思いきや、左足を斜め前に出しつつ前傾姿勢になり、両手を擦り合わせる。


 「アンベレベレベレアンベレベ! ハッ!」と、左足を元の位置に戻すと、今度は右足を斜め前にて同じ事をする。


 3度目だ。「アンベレベレベレアンベレベ! ハッ!」擦る手に合わせて、ついでとばかりに顔も左右に揺らし、右へ左へと全身を上下運動させる。


 一汗かいた大祭司が「これのどこが変だと?」と聞いてきたんで、「「どこからどう見ても変だろ!」」と私と金愚の声が被ってしまった。


 「え!? 誰?」、「そうです。私が変な女勇者です」で誤魔化そうとしたら、「え!? 勇者! 魔王ネギトロドン様の敵!?」と、速攻バレてしまった。やっちまったなー。


 その間、キヨテルは鼻提灯作って寝ていた。

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