↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/127

5月4日 お母さんは気づいている

5月4日


 どうやら、オ●禁は彼らには苦行だったようだ。


 私は使い魔を召喚して、24時間体制で彼らを監視させている。 


 ちい●わみたいで、見た目はカワイイんたけど、「コ、コ●シテクレ……メン……ス」とかメンタルをやられてる廃人みたいなことをブツブツ繰り返しているヤベー奴らだ。


 そんなメンタリティやられた使い魔が24時間側にいるもんだから、3人は鬱っぽくなって、だんだん痩せこけていった。


 ちなみにワニンゴが道具箱の引き出しの奥、裏側にマスキンテープで張り付けて隠してあったエッチな本はすでに処分した。


 「ど、どうしてそこにあるとわかったんだ?」とかワニンゴが聞いてきたんで、「お前が中学生の時にベッドの下に隠していたエッチ本のことだって、お前のお母さんはきっと気づいてたぞ」と言ったら、真っ赤な顔をして「そんなことないもん!」と怒っていた。


 馬鹿め。女はそういうのは目ざとく気づくもんだ。気づかないと思ってるのは男だけだ。


 あと、町に入るのは厳禁だ。町には女性がいる。溜まりに溜まりまくって犯罪でも犯されたらたまったもんじゃない。


 少し可哀想になったんで、私は鎧を軽装にした。ほんの少し胸元と、ヘソ出し、太腿が見えるデザインだ。


 ワニンゴが「蛇の生●しかァ! いっそのこと●してくれ!」とか叫んでたけど、「●しても、私、蘇生魔法使えるよ」と言ったら、この世の終わりみたいな顔をしていた。


 そもそも私の馬車だ。この中で私がどんな格好をしようが私の勝手だ。


 馬車の中は非常に不快な香りが漂っていた。カレキはそこまで変化はなかったけど、ブータロウとワニンゴは顔にデキモノができて、腐敗したチーズみたいなニオイを漂わせていた。


 ここ1週間は元気のでる、精力つくもの……赤マムシとか、生タマゴとか、レバーとか、カキとか食べさせてあげたのに、なぜか元気にならない。おかしいなぁ。


 ブータロウが「おうちに帰りたい⋯⋯」ってメソメソしていたんで、奥さんと娘宛に例の写真を送るって言ったらさらに泣いた。


 このままじゃ可哀想すぎなんで、特別に私のBL本だけは読むことを許可した。


 カレキだけが、「時間潰しにはなる……」とか言って読み始めた。


 1冊読み終えると、「続きは?」と聞いてきたんで「あるよ」と、シリーズ物20巻を渡したら、貪るように読むようになった。


 ワニンゴとブータロウは、「マジかよ、じいさん」「いくら暇潰しとはいえこれは……」とドン引きしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。