↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/127

6月25日 賢者アナルゴと正統派ヒロイン修行編

6月25日


 やることをやり終えて、仲間たちの元へと戻って来た。

 

 カレキが出迎えてくれたんで、「結果は?」と聞くと、「完璧ですぞ」と答えた。


 さっそく見に行くと、ワニンゴ、アナルゴ、フグリ田、その他たちがグラサンにピチピチのラバースーツ(ズボンは短パン)といった出で立ちで、「フォー!」と叫びながら腰を振っていた。


 私の姿を見るやいなや、横一列に整列して敬礼する。「それでは試す」と、ロリコのデカ乳を指示棒でつつく。「ひゃい♡」みたいな男を悦ばせるクソみたいな反応をした。


 しかし、ワニンゴたちは直立不動のまま、表情も変わらずに口元もキュッと引き締まっている。


 「これはなんだ?」と問いかけると、「「「単なる脂肪の塊であります!」」」と一斉に答えた。


 次に私はそこら辺を歩いていたオバハンを捕まえてきて、その三段腹を指示棒で指して「これはなんだ?」と問いかけると、「「「単なる脂肪の塊であります!」」」と答え、オバハンが怒り狂って暴れ回り、男たちに馬乗りになってボコボコにしていた。


 よし。コイツらの矯正は完了したようだな。


 あとはブータロウを蘇らせるだけだが、涙……そういやどうやって泣くんだ?


 ロリコに聞くと、「そんなことより勇者様、あの転職したことでぇ」と、「私は勇者じゃない。いま正統派ヒロインだ」と答えたが、「はあ、その正統派ヒロインになったことでレベルが……」と言い、なんかステータスオープンした。


 自分のを見やると、レベルが1になって、ステータスも貧弱なものになってた。「なにこれ、聞いてないんですけど」と言うと、「たぶん転職の影響で……あと、注意書きにそのことも書いてあったんじゃないかとぉ」と。いや、口頭で説明しろや。


 しかし、せっかくレベル99になったのにやべーな。でも、コイツらは矯正してるから大丈夫か。


 「とりあえず黙っといて」とロリコに命じ、涙を流す方法を考える。


 よく考えたら私は泣いたことなんてない。


 お母さんに電話して、「私、赤ちゃん時は泣いてたでしょ? どうやってた?」と聞いたら、『あんたは泣いてなかったわよ』とか言うんで、「なら、生まれた時どうだったの?」とさらに聞いたら、『生まれてすぐに立ち上がって、「天上天下唯我独尊」って言ったのよ。それからお隣のうち(ジークハルトとリシュアンの家)から三輪車を盗んで走り出したの』とかぬかしやがった。


 うそつけ。面倒くさくなって適当なこと言ってんじゃねぇ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。