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4月5日 馬車を買った

4月5日


 旅のために馬車を買った。


 50円しか持っていなかったので、おじいちゃんの年金から支払った。


 ガマグチを借りる時、若干の抵抗があったけれど、現役勇者である私に勝てるはずもなく、2、3発小突いたらおじいちゃんはグッタリした。


 お母さんに「殴る時は1発だけにしなさい! お年寄り大事に!」と怒られて3発殴られた。レベル99なのに痛かった。


 オッサンたちが名乗ってくれたけど、あんまカワイイ名前じゃなかったので、商人にはブータロウ、武道家にはワニンゴ、魔法使いはカレキって名前をつけてあげた。なんか不満そうだったけど、半日強引にそう呼んでたら諦めたみたい。


 こうして、私たちは魔王を倒す旅に出た。


 魔物が出てくることを期待したけど、私が強くなりすぎたせいか、ビビってスライム1匹も出てきやしない。


 ワニンゴが「見張りをする」とか言ってたけれど、「ピンチになったらなったで面白いじゃん」って言って、全員に馬車に入るよう命じた。


 馬は賢いんで、勝手に目的地に向かう。


 中は、オッサン2人、ジジイ1人、美少女1人……口臭と加齢臭がハンパないけど、少しクセになりそう。


 私は自宅から持ってきた腐向け本を読むフリをしつつ3人を観察した。


 この中で一番社交的っぽいブータロウが、人のよさそうな笑顔で自己紹介を始める。


 タプタプしている頬のお肉がちょっとカワイイ。


 元は交易商で、少し離れたところに妻子がいて、今は最高の道具屋になるために冒険がしたく、今回の魔王討伐の旅に参加したのもそのためだとか……。

 途中で、木の棒を尻に挿し込んでみたくなった。「アヒィッ!」って言って黙るだろうに。見たい。


 続けて、ワニンゴが名乗る。世界一の武道家……以上。それ以外は薄っぺらくて、顔のボツボツの方がインパクトあった。

 木の棒を挿れたら、あの毛虫みたいな眉毛が下に垂れ下がるのかしら。見たい。


 カレキは難しい顔をして、元は宮廷魔道士をしていたが高齢を理由にリストラにあって、クビにした雇い人を見返すため、この冒険で一旗上げたいとか……なんか、社会貢献だの、子供たちの未来のためとかそんなセリフもあったけど、ようは復讐したいってことらしい。

 でも、木の棒を挿れたら黙るだろう。白ヒゲにヨダレがかかるのかしら。見たい。


 まあ、楽しみは後回しだ。


 私にも自己紹介を促されたんで、魔王に性病伝染された話をしたら全員引きっつた顔をしてた。


 うーん、やっぱコイツらも賢さ5だなぁ。

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