11月9日 絶望! 最後の四天王と仲間たちの過去編
11月9日
※ワニンゴの本名は、ワニンゴではありませんが、便宜上ワニンゴになっております。ご理解の程お願い致します。
ワニンゴの師匠は、葡萄の神……もとい、武道の神と呼ばれたモンク・マスターであった。
「師匠! 師匠のお顔はどうして真っ赤っ赤なんですか!?」
「それはのぅ。エロッティな事を考えても、オナゴに気づかれんためなんじゃい」
「師匠! 師匠のお手々はなんで毛むくじゃらなんですか!?」
「それはのぅ。スケベッティな事をオナゴにする時に、性感帯を強く刺激するためなんじゃい」
「師匠!」
「師匠、師匠ってじゃあかしゃぁー! 壊れたラヂオみてぇに! 次はなんじゃーい!?」
振り返った超日本猿のお目々は血走っていた!
そして、お手々には出刃包丁を持っていた(武道の神なのに)!
だから、弟子は聞いた!
「どうして、柴犬のヌイグルミを出刃包丁で刺しまくってるんですか!?」
「そらぁ決まっとるじゃろ!! このクソ駄犬の犬次郎が憎くて憎くてしゃーねぇからじゃぁー!!」
ワニンゴの師匠は、柴犬のヌイグルミにバックドロップをかます!
それだけでは飽き足らず、地面に叩きつけて、これでもかというぐらいに蹴りつける!
「猿三郎師匠!」
「ハァハァ! なんじゃい! ワニンゴ! 言うたじゃろ! エロ本の1冊でも差し入れせにゃ、技は教えんとな!」
「これをお納め下さい!」
幼いワニンゴは、洋物ポ●ノ(無修正)を差し出す。
和製英語みてぇなタイトルの、なんかシースルーのケープをまとった北欧系美女が草原に佇むパッケージの、明らかに年代物と分かる古びたVHSビデヲであーった(これでイメージできたら、あなたもかなり好きねぇ♡ って感じのヤツだ)!
「こ、これは!」
「船長をしている父が仕入れた、舶来物の“ブツ”でございます!」
「ふ、フン。こんな程度のものでワシがなびくとでも……まあ、入門料の足しにもなりゃせんが、とりあえず貰っておくわい。とりあえずな!」
そんな事を言いつつも、猿三郎はそのブツを大事そうにいそいそと懐へとしまう。
「では、師匠! どうか私めに技を!」
「……チッ。メンド……仕方ないのぅ。では、あの犬次郎を倒したワシの究極奥義を教えてやるとするかのぅ!」
★★★
「──と、教わった技が、この【疾風怒濤波】!」
ワニンゴの拳から、そよ風みたいな衝撃波が放たれる。
「というわけだ」
ドヤ顔して言うワニンゴ。
「「「……で?」」」
私、ブータロウ、カレキは白い目でそう問うた。




