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魔装機マナリリアン  作者: ロア
    魔王復活編 1章
9/120

1章 マナリリアン 6話-反対する者

〈6-1 処罰〉


 レインオラクル国 地下深くの独房


 ブリタン・ベルナンデスは

 手足を拘束されていた


 何もなく

 静けさと水の落ちる音だけが聞こえる


 何日経ったかも忘れた頃


 牢の外から

 コツコツと誰かが近づいて来たのを感じた




ブリタン

『・・・アンタかい、なんのようさね』



 牢の外には

 軍服を来た、ブリタンの知る男が立っていた



レインオラクル国の男

『元気そうだな』


ブリタン

『おかげさまでね』


レインオラクル国の男

『・・・貴様の処刑日時が決まった

 貴様はこの国に存在しなかった事になった』


ブリタン

『・・そうかい』



 男はその場を立ちさる

 ブリタンは男に聞こえるよう

 声を張って言った



ブリタン

『虫が良いのは分かってるんだけどね

 妹達の命だけは見逃して貰えないかね』



 男は少し足を止め

 何も言う事なく歩き始めた


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-2 怪盗美少女仮面 その1〉


 ネルはナラと魔装機の訓練をしていた時


 学園では生徒、機士を騒がせる

 大事件が起きていたのであった


 生徒達は

 ある話しで盛り上がっていた それは

 年に1度

 先着1名だけ食べれると言う伝説のオムライス

 そのオムライスを食べるべく

 生徒や機士団の人達までもが

 その話しで持ちきりだった


 昨年はジャンケンで決める大会が行われ

 セリア隊長が優勝しオムライスを食べた


 伝説のオムライスが出される そんなある日

 生徒達は食堂の掲示板に群がりザワザワしていた



サラサ

『うるさいわよアンタ達、なんの騒ぎよ』



 サラサは大声を出し

 生徒達をかきわけ 掲示板を見た



サラサ

『な?何よこれ?』



 掲示板には白い紙が貼られこう書かれていた


〈伝説のオムライスを頂戴する  美少女仮面〉


 騒ぎを聞きつけ

 ビダールとネネカが嗅ぎつけて来た



ビダール

『んだようるせ〜な』


ネネカ

『ビダールさんアレで騒いでるんじゃ』



 ビダールは

 掲示板を見て 怒りながら言う



ビダール

『あぁ!!伝説のオムライスを頂戴するだと!?

 ふざけんな、今年こそアレは俺のもんだ』



 サラサはビダールに

 アンタの物じゃ無いでしょとツッコム



ビダール

『こんな事する奴はアイツしかイネェー』



 ビダールはそう言うと

 生徒達とサラサ達は隊長室に向かった


 セリア隊長が書類にサインを書いていると

 ドアが蹴り飛ばされビダールが入って来た



ビダール

『テメェふざけんなよ、アレは俺のモンだ』


セリア

『何を言っているビダール?』



 セリアはビダールの後ろを見ると

 サラサや生徒達がいる事に気づく



セリア

『皆まで?どうしたんだ?』



 サラサは

 掲示板に貼っていた犯行予告の紙をセリアに見せた



サラサ

『コレって隊長の仕業ですよね!?

 こんな幼稚な事するのは隊長しか居ません!』



 サラサが持って来た紙を見てセリアは否定する



セリア

『美少女仮面?知らないなぁ』


ビダール

『しらばっくれんじゃねぇ‼︎』



 ビダールはしらばっくれるセリアに怒る


 サラサはセリアの態度を見て何か違和感を感じる



サラサ

『待ってビダール、なんかおかしい

 伝説のオムライスを独り占めするなら

 こんな所に居ないはず』


ビダール

『どう言う意味だよサラサ?』


サラサ

『もしかして私達はココに誘導されたんじゃ』



 サラサは重大な事に気づく



サラサ

『ヤバイ!、食堂に行かないと!』



 サラサ達は食堂に急いで戻った



セリア

『なんだか楽しそうだな

 どれ、私も混ぜてくれないか?』



 セリアはそう言うが

 もう誰もその場には残っていなかった



 サラサ達は食堂の庭に付くと

 食堂の屋根の上に誰かが立っていた


 生徒達は騒ぐ

 何アレ?、マントに仮面を付けてる


 サラサは言った



サラサ

『まさかアイツが美少女仮面?』


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-3 怪盗美少女仮面 その2〉


サラサ

『まさかアイツが美少女仮面?』



 仮面とマントを付けた人物は屋根から飛び降り



美少女仮面

『私は怪盗美少女仮面、

 伝説のオムライスを頂に来た』



 そう名乗った


 ビダールは怒りながら言った



ビダール

『テメェかこんな事しやがったのは

 上等だ、俺と勝負しやがれってんだ』



 美少女仮面はニマリと笑うと

 指を鳴らした


 すると

 どこからともなく

 訓練用の魔装機が2機現れた


 魔装機の頭の上には

 赤い風船が付けられていた


 美少女仮面は飛び上がり

 魔装機に乗り込んだ


 魔装機に乗り込むと

 スピーカーを使って言い始めた



美少女仮面

『君達の中から代表者を1人決め

 私とバトルしてもらう、ルールは簡単

 先に相手の風船を割った方の勝ち

 私が負ければ

 大人しく伝説のオムライスを諦めよう』



 ビダールは上等だ、と言い

 魔装機に乗り込もうとしたが

 サラサはビダールを止め言う



サラサ

『アンタが訓練用の魔装機に乗ったら

 マナの力が加減出来なくて壊しちゃうでしょ』


ビダール

『あ!?ならどうすんだよ』


サラサ

『私が乗るわ』



 サラサは訓練用の魔装機に乗り込んだ


 生徒達はサラサを名一杯応援した

 頑張ってください先輩、サラサさんなら勝てます

 伝説のオムライスを守って、サラサ様カッコイイィ


 ビダールも

 負けたら許さねぇぞ、とヤジを飛ばす


 2機の魔装機はお互いに見つめ合い

 遂にその時が始まった



美少女仮面

『行くぞ』



 美少女仮面はそう言い

 サラサの魔装機の風船を割ろうとして来た


 サラサはその攻撃を避け

 カウンターを狙った

 しかし

 サラサのカウンターを

 いとも容易く美少女仮面は回避し 距離を取る



サラサ

『やるわね

 その身のこなし、アンタ機士団の人でしょ

 しかもナイト級並みの実力者と見たわ』



 サラサは敵にそう話す


 美少女仮面の魔装機は目にも留まらぬ蓮撃で

 サラサを攻撃する

 サラサは回避に専念した


 生徒達は

 余りにもレベルの違う戦いを見て

 言葉が出なかった


 すっ凄すぎる

 サラサさんが強いのは当たり前だけど

 向こうの人もかなり強い

 ナイト級のサラサが避ける事しか出来てない!!

 きっと敵のマナを削ってるのよ


 生徒達の言葉を聞き

 ビダールは言う



ビダール

『違う、奴のマナは全く減っていねぇ

 あの馬鹿みたいなマナ量・・・まさか』



 サラサは戸惑いを見せていた



サラサ

『コイツどんだけ体力あんのよ

 全く攻撃が止む気配を見せない、それどころか

 ますます攻撃の速度が増してる?』



 止む事のない蓮撃を繰り出しながら

 美少女仮面は言った



美少女仮面

『どうした?回避してるだけでは私には勝てんぞ』


サラサ

『こうなったら』



 サラサは足にマナを送り

 空高く飛び上がった



美少女仮面

『馬鹿め、空では攻撃を回避出来ないぞ

 落ちて来た所を攻撃してくれよう』



 美少女仮面は

 サラサの魔装機を落ちてくるのを待ち

 攻撃体制に入った


 サラサは

 降下を始めるタイミングに

 魔装機を少し傾けた


 魔装機が傾くと

 美少女仮面の魔装機に太陽の光が目に入った


 光で何も見えなくなり

 すぐさま手で影を作ろうとしたが



美少女仮面

『しまった!!』


サラサ

『終わりよ!』



 サラサの魔装機は

 空からキックを繰り出し


 敵の魔装機の風船を割り

 魔装機ごと吹き飛ばした


 魔装機から

 美少女仮面が出てくると

 生徒達は逃げられないよう羽交い締めにした


 サラサは魔装機を降りて

 美少女仮面に近づき言った



サラサ

『全く、こんな事までして、アンタ一体何者なのよ』



 サラサは美少女仮面の仮面を外し

 正体を確かめた

 その正体に

 サラサも生徒達も驚いた


 ビダールは近づき美少女仮面に言う



ビダール

『やっぱりお前だったのか・・・ネネカ』



 美少女仮面の正体は

 ネネカだった サラサはネネカに尋ねた



サラサ

『どうして貴方がこんな事したのよ?』



 ネネカは涙を浮かべ話した



ネネカ

『ビダールさんが伝説のオムライスを食べたいって

 言ったから、一緒に食べたかったんですー』



 ネネカはその場で大泣きし始めた


 生徒達もサラサも

 友達のために一生懸命なネネカを見て

 心が温かくなった


 誰もネネカを罵倒する者はいなかった


 サラサはビダールに言った



サラサ

『最高の友達じゃん』



 ビダールは怒りながら言う



ビダール

『うっせぇ、ネネカ!

 俺は自分の実力で伝説のオムライスを

 勝ち取るつもりだったんだ!余計なお世話だ!』



 生徒達は

 あら〜っと頬を緩めた


 サラサは言った

 今日の限定伝説のオムライスは

 ネネカにあげるっと


 生徒達もそれに賛成した


 その後

 全員で食堂に向かった


 食堂にはセリアが来ており

 何かを食べながら皆に言った



セリア

『遅かったなお前達

 誰もオムライスを注文してなかったので

 私が注文したぞ

 いやしかし本当に美味しいなコレわ』



 生徒達全員は怒りの炎を燃やした


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-4 学園の治安〉


 ネルは訓練を終え

 セリア隊長の場所にいた



セリア

『そうか、まだノーネームは治らないのか』


ネル

『そうなんですよね』



 ネルとセリアが話していると

 ドアが強く開き

 レイナとノノカが入って来た



レイナ

『隊長!!どう言う事ですか!!』



 怒った表情のレイナを見て

 セリアはどうしたのか聞く



レイナ

『どうしたもこうしたも無いですよ!

 なんで男が学園に居るんですか!!』



 レイナはネルに指を刺し

 怖い顔でネルを睨みつける


 ノノカはレイナに言った



ノノカ

『でも、ネルさんは私達を助けてくれたし』


レイナ

『ソレとコレとは別問題よ!』



 今にも爆発しそうな

 レイナを見て、セリアは言う



セリア

『ならレイナはどうしたいんだ』



 レイナは隊長の顔を見て言った



レイナ

『追放です、女子だけの学園に男は不要です』


セリア

『ふむ、それではネルが可哀想だ

 チャンスを与えたらどうだ?』



 レイナは少し落ち着き隊長に答えた



レイナ

『チャンス・・ですか。』


セリア

『そうだ、ネルとレイナで訓練用の魔装機で戦い

 レイナが勝てばネルを追放

 ネルが勝てば学園に残るっなんてどうかな?』



 レイナは少し悩んだが

 直ぐに返事をした



レイナ

『わかりました』


セリア

『決まりだな、来週の昼に

 学園の訓練所で2人で対決してもらう』



 その後

 レイナとノノカは部屋を出ていく


 ネルはセリアに

 良いんですか?っと聞いた


 セリアは腕を組み話した



セリア

『余裕そうだね』


ネル

『まぁ、戦って見ないと分かんないですし』


セリア

『言っておくが、レイナは強いぞ』



 ネルはセリアの目を見た

 その目は冗談を言っていない

 真剣な目をしていた


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-5 噂〉


 学園では

 ネルとレイナの対決の話題で持ちきりだった


 知ってる?ネルとレイナさんの話し?

 知ってる知ってる

 対決するんでしょ?私絶対見に行く



▶︎修行場


 一方ネルは

 サラサに言われ

 同級生のハヤトと修行をしていた



サラサ

『コレで3回連続ネルの負けね

 アンタこんなんでレイナに勝てんの?』



 サラサはネルに言うと

 ネルはまだまだっと立ち上がる


 サラサはハヤトに大丈夫か尋ねると

 ハヤトは顔色一つ変えず

 まだ大丈夫ですっと答えた


 2人は数時間 練習試合をした



▶︎学園の寮


 一方その頃


 レイナ、ノノカ、マルの3人は

 レイナとノノカの部屋で

 お菓子を食べながら話していた



ノノカ

『レイナさん、あんな言い方ネルさんに酷いですよ』



 ノノカはレイナに言う が

 レイナは直ぐに言い返す



レイナ

『じゃあアンタは男と一緒にひとつ屋根のした

 一緒に生活出来んの?』


ノノカ

『でも、向こうは15歳だし まだ子供じゃ?』


レイナ

『15歳なんてもうオスよ、

 女の裸で発情する歳なんだから

 アンタは裸見られても大丈夫な訳?』


ノノカ

『ソレは嫌ですけど、マルさんも

 レイナさんに何か言ってやってください』


マル

『このお菓子もう無いの?

 全部食べちゃったんだけど』



 ノノカは溜息をついて

 引き出しからお菓子を取り出し 真ん中に置いた


 マルは

 おぉーっと言うと

 何かを思い出し 2人に言った



マル

『そう言えば、生徒達の間で

 2人の対決を楽しみに待ってるらしいよ

 試合当日は人が沢山来るんじゃない?』


ノノカ

『マルさんも来るんですか?』


マル

『私は部屋で寝てるかな

 レイナが勝ったら教えて〜』



 3人は

 お菓子を食べながら

 話し合っていた


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-6 ネルvsレイナ さの1〉


 試合当日


 訓練所は試合会場のよう

 盛り上がっていた



ナレコ

『さぁー遂にこの日がやって来ました!

 会場は大いに盛り上がりを見せています!

 今回司会進行を私ナレコがお送りします!

 ゲストは

 機士団隊長のセリア隊長に来てもらっています

 宜しくお願いしますセリア隊長。』


セリア

『うむ、宜しく頼むよ』



 生徒達は更に盛り上がった

 隊長〜、カッコいいぃ

 など様々な声が聞こえる



ナレコ

『さて隊長

 今回のネルさんとレイナさんの試合

 どう見ますか?』



 セリアは腕を組み答えた



セリア

『レイナは実力的に心配は無いが

 ネルくんはこの試合に負けると

 何処で寝る事になるのか気になるな、

 ネルが何処で寝るか……ふふふ』



 ナレコはセリアを無視して司会進行を続けた



ナレコ

『さぁー行きましょう

 西の入り口から、謎の美少年

 数々の魔装機を倒してきた

 若き魔装機乗りネーーーーール』



 生徒達の声援に

 ネルは恥ずかしそうに小さく手を振る



 会場席で見ていた

 ユリとサラサ ユリは心配してサラサに言う



ユリ

『大丈夫かなネルくん?

 同級生のハヤトちゃんにボロ負けだったんでしょ?

 それに

 ノーネーム以外の魔装機は不得意って聞いたし』



 サラサはネルを見ながら言った



サラサ

『出来るだけの事はやった

 後はあの子がどれだけ頑張れるか』


ユリ

『でも相手はレイナでしょ?

 同じ機体同じ土俵で勝てるのかな?』


サラサ

『分からない、

 普通に考えれば知識も実力もレイナの方が上

 だけどネルは普通じゃない何かがあると思う

 土壇場で見せる底力が』



 ユリは

「そうは見えないなぁ」っとレイナに言った



ナレコ

『東の入り口から、我らの機士団

 知略なら右に出る者なし

 ビショップ級の機士 レイーーーーーナ』



 生徒達はレイナに

 黄色い声援を送る


 レイナは何も言わず

 真っ直ぐネルの訓練用魔装機を見つめた



ナレコ

『ルールを説明します!!

 お互い訓練用の魔装機のみを使用、

 武器は模擬刀とゴム弾の銃のみ

 弾は8発 リロードは無し

 先に魔装機の胴体に攻撃し、

 胴体にあるセンサーが赤く点滅した方の負け!!

 セリア隊長!?

 このルールを考えたのは隊長と聞いてます

 どう言う意図があるのでしょうか?』


セリア

『ネルが何処で寝る…ふふダメだ腹が痛い』


ナレコ

『さぁー始めましょう

 ネル選手VSレイナ機士!試合開始です!!』



 遂に

 ネルとレイナの試合が始まった


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-7 ネルvsレイナ その2〉


 生徒達が見守る中

 遂にその時が始まる


 試合のゴングが鳴り


 ネルは銃を構えた


 レイナは直ぐ様

 背中の剣を抜き

 ネルの魔装機に向けぶん投げた



ナレコ

『おおっと!?

 いきなり剣を投げ攻撃したぁぁ

 意表を突いた攻撃でしょうか?』



 ネルは魔装機の左手で剣を掴んだ



ナレコ

『しかしコレをネル選手上手くキャッチ!!

 レイナ機士は

 イキナリ武器をひとつ無くしてしまったぞぉ

 隊長、レイナ機士は

 不利になったのではないでしょうか?』


セリア

『いや、コレはレイナの作戦だろう

 しかし

 ここからどうするのか私にも予想がつかないな』



 レイナは銃を構え 2発放った

 ネルは距離を取り回避した


 その後も

 レイナは続けて弾を2発放つが

 ネルはひたすら距離を取り弾を避けた



 会場で見ていた

 ユリは疑問に思った



ユリ

『なんで避けてばっかりなんだよネルくんは』



 サラサはユリに言う



サラサ

『多分、レイナの弾切れを待っているんだと思う

 弾が切れれば剣も失っている今、

 攻撃手段が無くなる』



 ネルはその後も

 レイナの放つ弾を3発避ける


 残りは1発


 レイナは残り1発になると撃つのを止め

 銃だけを構えて待機した



ナレコ

『レイナ機士!!

 残り弾数は1、もう後が無いぞー

 ココからどうするつもりだぁ』



 ネルは考えた


 最後の弾は

 自分が突っ込んでいく時に

 放ってくるのでは無いかと


 このまま待って居ても

 向こうは攻撃する気配を見せない


 ネルはレイナに向け突撃した



ナレコ

『遂にネル選手が攻撃に入った!!

 後が無いレイナ機士に

 トドメを刺しに行くつもりダァ』



 レイナはその瞬間を

 待っていたかのように銃を構えた


 しかしネルは

 それを読んでいた


 攻撃を回避しカウンターを取る

 それがネルの狙いだった


 が、しかし


 レイナは銃をネルの魔装機に向け投げて来た


 意表を突かれたネルは

 直ぐに銃をキャッチしようとしてしまった

 両手の剣と銃を落とし

 レイナの銃をキャッチした


 ネルはしまったと直ぐに思う

 レイナの魔装機は

 直ぐそこまで走って来ていた


 レイナの魔装機は

 ネルの魔装機に殴り掛かろうとした


 ソレを直ぐに回避したが

 足元のゴム団を踏み転倒してしまう

 このままじゃヤバイと感じ

 背中の剣を抜こうとしたが


 レイナはネルの剣を蹴り上げ何処かに飛ばす


 レイナは自分の剣を抜き

 そのまま剣で攻撃しようとして来たのを見て

 ネルはブーストを吐かせながら

 後ろに距離を取り体制を整えた


 レイナは自分の剣を天井に投げ

 ネルが落とした剣と銃を拾う


 天井に投げた剣は

 天井に突き刺さった

 天井は高く

 魔装機の脚力でも届きそうにはなかった


 ネルの魔装機は

 さっきまでレイナが使っていた

 弾が1発の銃のみを握っていた


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-8 ネルvsレイナ その3〉


 生徒達はレイナの余りの凄さに

 動揺した者、感激し応援をした者もいた


 客席で見ていた

 ノノカは

 独り言のように呟く



ノノカ

『流石レイナさんです

 ココまでの流れを理解し行動した

 仲間の私でも驚かされますよ』



 同じく

 客席で見ていたユリとサラサは



ユリ

『ありゃりゃ、ネルくん負けそうだね

 流石軍略に長けた戦いを見せてくれるよレイナは

 武器も残り1発の銃のみ、流石に負けかな』



 サラサは

 拳を握り締めながら言う



サラサ

『でも、彼はまだ負けを認めていない

 戦いはまだ始まったばかりよ』



 大歓声の中

 ナレコは興奮しながらマイクを握り

 大声で会場を盛り上げる



ナレコ

『凄い、凄すぎます

 レイナ機士はココまでの流れを

 全て読んでいたとでも言うのでしょうか!!!!

 対するネル選手は剣を奪われ、

 レイナ機士がさっきまで使ってた

 残り1発の銃のみ!!!!

 一体ココから逆転はあるのでしょうか!?』



 セリアは

 こうなる事を察してたかの様に

 少し笑みを浮かべ言った



セリア

『最初の剣を投げた攻撃

 ネルくんはそれを取ってしまった事で

 両手が塞がった

 そしてチャンスを伺い、

 弾切れを狙い敵に攻撃を仕掛けたその時、

 まさかの銃を投げて来た行動に

 戸惑ってしまったのだろう

 その行動を予測して無かったからこそ

 最初に剣を取った時の様に銃を取ってしまった

 まんまと

 レイナくんの策略にハマってしまったのだろう』


ナレコ

『流石隊長です

 マトモな時はトコトンマトモですね!!』



 レイナは

 ネルに回線を繋げ言った



レイナ

『無様な醜態を晒す前に降参しなさい』


ネル

『降参?まだ俺は負けてないよ』



 ネルの魔装機は

 レイナに向かい突進した


 レイナは冷静に銃を1発放ち

 それを回避したネルを そのまま剣で追撃する


 ネルは魔装機の右腕で剣を防ぐ

 レイナは防がれたのを見て

 素早く剣を横に傾け 横から攻撃を繰り出す


 ネルは

 当たる寸前で攻撃を回避した



ネル

『あぶねぇ 無闇に前に出ても

 攻撃を喰らうだけだ、どうしたら?』




 ネルは天井を見て閃く


 ネルは広いフィールドを走り回った



ナレコ

『ネル選手急に走り出しました、

 距離を取って様子でも伺うのでしょうか?』



 走り回る魔装機を見て

 レイナは銃を足元に撃ちネルの動きを一瞬止めた


 その一瞬を見逃す事なくレイナは剣で攻撃をする

 ネルは

 壁に魔装機を密着させ

 攻撃のタイミングを見て壁を蹴り上げ

 高く飛びレイナの後ろに回った


 会場は

 魔装機の振動で少し揺れた


 その衝撃で

 天井に突き刺さった剣が落ちて来た


 ネルは

 透かさず飛び上がり空中で剣を取ろうとした



ナレコ

『ネル選手!!振動を利用して剣を落とし

 それを取るつもりだぁぁ、

 ネル選手もなかなかの策士なのかぁぁ』



 レイナはそれを読んでいた

 残りの弾を全て撃ち尽くし

 落ちてくる剣を銃弾で弾いた


 ネルの魔装機がキャッチするはずだった剣は

 別の方角に落ち 剣を掴めなかった



ネル

『しまった!!』



 ネルは剣を取り逃がし

 地上に着地し

 直ぐに剣を拾いに行こうとするが

 レイナの魔装機はネルを剣で攻撃しそれを阻止した


 そのまま

 レイナは撃ち尽くした銃を捨て

 ネルが落とした剣を拾う



レイナ

『残念だったわね

 最後のチャンスも水の泡みたいね』



 ネルは歯を食いしばった


 勝つ事ができないと

 脳でその言葉がよぎった


 残された武器は弾が1発の銃のみ

 相手は剣を2本持ち

 二刀流の構えで立っていた


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-9 ネルvsレイナ その4〉


ナレコ

『まさかまさかの展開です!!!!

 誰がココまで予想できたでしょうか!?

 全てを読まれたネル選手は

 ここからどうやって

 レイナ機士に挑むのでしょうか!!!!』



 ネルは残り1発の銃を見て

 考えていた、だがそんな暇すら

 レイナは見逃さなかった


 2本の剣でネルの魔装機に攻撃を繰り出す


 余りにも早い攻撃に

 ネルは銃で防いだり右腕を使ってガードをした



ナレコ

『一方的な攻撃です

 もうネル選手に後がありません!!!』



 生徒達も

 流石にもうネルに勝ち筋がない事がわかり

 ネルの応援をする者はいなくなっていた


 ユリはサラサに言う



ユリ

『さっきの動きは流石ネルくんだね

 でも相手が悪すぎたんだよ、ネルくんは一般の生徒

 片方は機士団の中でも天才肌のレイナ

 よく頑張った方じゃないかな?ね、サラサ?』



 サラサは2人の試合を

 真剣な眼差しで見て 返事をした



サラサ

『確かに絶体絶命のピンチだと思う

 ノーネームの力が凄いだけで

 ネル自体には才能が無いのかも知れない、

 だけどアイツが今日まで頑張った事実は変わらない

 間近で見ていたからこそわかる

 アイツの努力や頑張りが、

 頑張った人を私は応援したい』



 ユリは

 少し溜息を吐くと黙って試合を見始めた


 激しい攻撃を続けるレイナ

 防ぐ事しかできないネル

 レイナは

 ネルの動きを見て思った



レイナ

『私の攻撃を全て受け止めている

 コレはこの子の実力なのかそれとも』



 左からの

 剣の攻撃をネルが銃で防いだ その時

 剣先が折れ

 レイナはしまった、と感じ少し油断を見せた


 剣は天井に突き刺さった衝撃

 地面に落ちた衝撃により折れやすくなっていた


 ネルはレイナの隙を見つけ

 魔装機の足で相手の胴体に攻撃を繰り出す


 レイナは

 直ぐに反応し回避した

 回避したその隙に

 ネルはレイナから距離を取る



ナレコ

『レイナ機士の剣が折れてしまったーー!!

 だがしかし!剣はもう一本あるぞ!

 どうするネル選手!』



 ネルは足元を見ると

 何かを閃く



ネル

『最後のチャンスかも知れない・・・いや』



 ネルの魔装機は

 落ちていた何かを広い

 魔装機の手の平に隠した


 レイナの魔装機は

 折れた片方の剣を捨て


 もう一つの剣を両手で握り構える


 しばらくの間

 2機はお互いを見つめ

 動く事は無かった   が


 ネルは銃を構えレイナの魔装機に突撃した


 レイナも直ぐに応戦できるよう剣を構える


 ネルは持っていた銃を

 レイナの魔装機に向けて投げた



レイナ

『私と同じ手は通用しない!!』



 レイナは

 銃を剣で弾き 前を見る



レイナ

『いない!? いや、下か!!』



 ネルの魔装機は銃を投げ捨てた後

 相手の視界が奪われてる一瞬の隙に

 スライディングをしながら懐に入った


 ネルの魔装機は

 右手に隠し持っていた物を

 投げようとして来た

 レイナは直ぐにソレが何か理解した



レイナ

『まさか折れた剣先を使ってくるつもりか!?』



 レイナはガードをしようとした

 その時

 魔装機から投げられて来たのは

 落ちていたゴム弾だった



レイナ

『しまった!!』



 ネルは

 レイナの魔装機の剣を奪い透かさず攻撃した


 レイナは

 避けられないと判断し

 剣を魔装機の脇に挟み 剣を折った


 直ぐにレイナは

 ネルから距離を取った


 会場は

 また盛り上がりを見せた

 ココまで見せたレイナの作戦

 逆転を見せたネルに



ナレコ

『このナレコ、

 ココまでの凄まじい試合を見たのは初めてです

 しかしお互い武器を無くしてしまった、

 ココからどうするんだ!!』


セリア

『武器ならある』



 セリアがそう言うと


 ネルとレイナの魔装機は

 対角線上に落ちていた銃を見た


 その銃は

 レイナが先に使っていた

 残り1発が入っていた銃だった


 2機は走り出した

 その銃を掴みに!!


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-10 ネルvs レイナ その5〉


 2機は走り出した その銃を掴みに


 あの銃を掴んだ人がこのバトルを勝利する


 生徒達はそう考えていた


 ノノカは

 レイナに精一杯の応援をし


 サラサとユリはネルの応援をした


 走り出して数歩動かすと

 ネルの魔装機は地面に倒れた

 訓練用の魔装機はそこまで丈夫ではなく

 コレまでの戦いに足にガタが来ていた



ネル

『うごけ、動いてよ』



 ネルは魔装機の足を動かそうとするが

 もう動く事は無かった


 レイナは シメタっと思い

 銃に向かって走った


 後寸前の所で

 レイナの魔装機も崩れ落ちた

 レイナの訓練用魔装機も

 また足に負荷をかけすぎていたのだ



レイナ

『あとちょっとの所で』



 レイナは魔装機の手を伸ばす

 しかしその手は銃に届く事は無かった


 レイナはネルの魔装機を見た


 ネルは魔装機の右腕を千切り

 レイナに投げ飛ばしていた



ネル

『いっけーーロケットパーンチ』



 飛ばされた腕は

 見事レイナの魔装機に命中した


 魔装機の腹部のセンサーが赤く点滅し

 勝敗は決した


 会場の生徒達は

 今日1番の声援を2人に送った


 サラサは

 ホッとしたのか少し嬉しそうにしていた


 ノノカは

 涙をポロポロ流し泣いていた



ナレコ

『ネル選手の勝利ぃぃぃい

 凄まじ過ぎる戦いに、皆さま拍手をぉぉお』



 会場に

 大きな拍手が鳴り響いた


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-11 パーティー〉


 その夜

 ネルとレイナの試合を終えた生徒達は

 食堂で

 パーティーの様に騒いでいた


 食堂のママも

 今日は沢山のご馳走を振る舞った



 パーティーの主役のネルの前に

 生徒達は集まり賑わっていた

 カッコよかったよネルくん、

 まさか機士相手に勝つなんてね

 後でサイン書いてね


 ネルは照れくさそうに返事をしていると

 サラサとユリがやって来た


 サラサは嬉しそうな表情で言う



サラサ

『おめでとう、やるじゃん』



 ユリはネルの耳元でコッソリ喋る



ユリ

『サラサはずっとネル君の心配してたんだよ』



 サラサはユリが変な事を

 言ってるのではないかと考えユリに聞く



サラサ

『アンタ変な事言ってるんじゃないでしょうね?』


ユリ

『ナイショー』



 ユリはサラサから逃げるように何処かに行った


 教えなさいよっと言いながら

 サラサは追いかけた


 しばらくすると

 対戦相手のレイナとノノカがやって来た


 生徒達は

 レイナを見ると、騒ぎ始めた

 レイナ先輩よ、レイナ先輩も素敵

 カッコよかったですレイナ先輩〜


 レイナはネルの前に立つと

 生徒達がいる前で深く頭を下げた



レイナ

『この間の無礼な言動を謝るわよ...ごめんなさい』



 謝るレイナの姿を見て

 ノノカはポロポロ涙をこぼす



レイナ

『って、なんでノノカが泣いてんのよ?』


ノノカ

『良かったです、仲直りできて

 私の中ではレイナさんが優勝ですー』


レイナ

『別に喧嘩をしてた訳じゃ・・・』



 レイナは

 ネルの顔を見て険しい表情で言う



レイナ

『学園には残っていいけど

 ちょっとでも

 ハレンチな事をしたら即刻追い出すからね!』



 ネルは苦笑いをしながら返事をした


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


〈6-12 夜間〉


 パーティーが終わり

 生徒達がグッスリ眠っていた夜間の出来事


 ビダールとネネカはバンカーに来ていた



ネネカ

『大丈夫ですか?夜中にこんな事して?』


ビダール

『うるせーな、逃げやしねーよ

 偶には魔装機に乗ってないとなまっちまうからな』



 ビダールは

 整備班の人間を見つけると



整備士

『おいお前、俺のトライデントと

 コイツのテイムライトを出撃する準備をしやがれ』



 整備班の男は

 少し嫌な顔をしたが

 ビダールのいつもの事か、と思い

 トライデントとテイムライトを発進の準備をした



 2人は

 ディナガード国を

 だいぶ離れて移動をしていた


 ネネカは不安になりビダールに言う



ネネカ

『だいぶ離れちゃってますけど?大丈夫ですか?』



 ネネカは

 テイムライトのレーダーに魔装機の反応を感知し

 ビダールに報告する



ネネカ

『魔装機の反応!?ビダールさん

 この先に識別不明の魔装機の反応があります!?』



 ビダールは

 わかっていたかの様に答えた



ビダール

『知ってんだよそんな事は

 ディナガードを出てから直ぐに

 俺のマナ探知の魔法に微弱な反応があったからな』



 ネネカは驚いた

 マナ探知の魔法は超上級魔法、

 ビダールさんはそんな魔法まで使えるんだ、と




 トライデントとテイムライトが

 識別不明の魔装機の場所に向かうと

 そこには

 漆黒の魔装機が

 夜の光に照らされながら

 仁王立ちをしていた



ネネカ

『ビダールさんアレって?』


ビダール

『どうやら

 ディナガード国の魔装機では無い見てぇだな』



 2人を見つけた漆黒の魔装機は

 戦闘体制に入る


 ネネカは直ぐにバンカーに戻った方がいい事を

 ビダールに伝える

 が、ビダールは言い返す



ビダール

『大丈夫だ、奴のマナ量は良くてビショップ級程度

 俺達の足元にも及ばねぇよ』


ネネカ

『でも!!レインオラクルかローズストーンかも

 分からない魔装機と戦うなんて!!』


ビダール

『どうやら向こうさんは逃す気はない見たいだぜ』



 漆黒の魔装機は

 見た事も無い細長い剣を取り出す


 ビダールはネネカに言う



ビダール

『お前が相手してやれ』


ネネカ

『え!?』


ビダール

『大丈夫だって、ヤバそうなら手を貸してやるよ』



 ネネカは言われるがまま

 漆黒の魔装機の前に出た


 一応ネネカは敵の魔装機にオープン回線を繋げる



ネネカ

『こっこちらはディナガード国の機士です

 貴方の所属と名前を名乗ってください』



 しかし

 敵からの返事は返って来なかった



ネネカ

『反応無し、

 すいません、動きを止めさせてもらいます』



 テイムライトは

 剣を取り出し 漆黒の魔装機に向かって突撃した


 漆黒の魔装機はテイムライトが

 コチラに向かって来るのを確認すると

 剣を構え、視線を低くした


 ビダールは訳がわからない表情をしていた


 気がつくとネネカのテイムライトが

 真っ二つに斬られていた


 目で捉える事ができない程のスピードに

 ビダールは恐怖を覚えた



 数秒が経ち

 ビダールはコックピットの中で笑い出した


 敵の魔装機にオープン回線を繋げて喋り出す



ビダール

『やるじゃねぇかお前

 ネネカをヤルなんてな、名前を聞かせろよ』



 だが

 敵からの反応は返って来なかった



ビダール

『ッチ、黙りかよ』



 すると

 いきなり敵からのオープン回線が繋がり

 敵の声が聞こえてきた


 その声を聞き

 ビダールは驚いた



ビダール

『まさかお前・・・』



 ビダールは

 前を見ると、漆黒の魔装機は目の前まで来ていた



ビダール

『しまった!!』



 ビダールのトライデントは

 直ぐに戦闘体制に入るが


 既に遅かった


 ビダールのトライデントは

 真っ二つに斬り裂かれ その場に崩れ落ちた



 2日後

 ディナガード国の調査隊により

 2機の魔装機の残骸と

 ネネカとビダールの死体を発見した

                    next▶︎7

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