8章 波乱の戦い 63話-開幕・魔装機大会
〈63-1 山賊を捕まえ終え〉
▶︎ローズストーン国
山賊騒ぎの後
俺とアケミとナナミの3人は
ローズストーン国に行った
キサラギやロニーから
デッドデスターを倒した事で感謝されたが
俺が倒したのはデッドデスターのボスだけだ
他の山賊達は、全てココ1人で倒してたんだがな
それに
ドライゴンを倒したのは俺1人の力じゃない
アケミとナナミの協力も合ったからだ
ロニー
『まさかあの転移者がね』
ネル
『その事なんだけどさ..
アケミにも魔装機を乗せさせてやりたいんだ。
アイツもこの世界の為に戦ってくれるハズ
もうあんな暴走事件なんか起こさないと思う』
ロニーは困った表情で言った
私はそうしてあげたいが
彼女は普通の魔装機に乗れず
アランが乗っている用な
魔力で動く魔装機にしか乗れない
魔力で動く魔装機は
レインオラクル国にしか無いのだと
だから俺は頼んだんだ、
俺1人じゃ
レインオラクル国に居る団長のナインや
魔力で動く魔装機フィルプスを持っている
オノマト博士を説得できない
ネル
『だからさぁ、一緒に説得してよ』
ロニー
『君は私に無茶を言うね』
とても困った表情をしたロニーは
「考えておくよ」っと自信のない返事をした
絶対だからね!!お願いだからね!!
っと力強く俺は言い、その場を去った
キサラギ
『できるかも分からない事を言う物じゃ無いわよ』
ロニー
『ハハハ....そうだねキサラギ、
キサラギなら
ナイン団長を説得しやすいんじゃないかい?
幼馴染の親友だったんだろ?』
キサラギ
『そんな事でナインと喧嘩したくないモノ』
ロニー
『・・・・君って....』
▶︎ローズストーン国
用事も済んだ俺は
アケミとナナミの元に戻った
アケミとナナミは
リオンとアランと一緒に話しをしていた
ネル
『お?、もう仲良くなったのか?』
リオン
『ネルさん、アケミさんとナナミさんと
少しお話ししてたんですよ』
アケミ
『アンタと違ってとても良い子達じゃない』
一言余計だ!!
アケミはリオンの長い耳を見て
コレがエルフ族の耳なんだとツンツン触っていた
リオンはこそばゆいのか
顔を赤らめ「辞めてください」と言っていた
なんだかイヤラシイ事をしている見たいだ
エルフって耳が性感帯なのか?
俺はアケミにやめてやれと言うと
アケミは言った
「エルフの耳って触り心地最高だね」っと
それを聞き
俺もリオンの耳を触りたくなった
リオン
『なんでそんな目をしてるんですかネルさん!?』
ナナミ
『リオンさん!!私にも触らせてください!!』
リオン
『ナナミさんまで!?』
リオンはアランの後ろに隠れ
長い耳をシュンとさせていた
俺も触りたかったのに
アラン
『それよりネル、
もうすぐ魔装機大会が開かれるそうだ
お前も出場するんだろ?』
ネル
『お前もリオンも出るんだろ?
そんな面白そうな大会、
出場するに決まってるだろ』
アランはそれを聞き 少し笑った
俺との勝負が楽しみなようだ、
それはコッチも同じだ
最後に戦った時は
俺はお前に負けたままだったからな
今度こそどっちが強いか白黒付けてやる!!
アランの背中で怯えるリオンに
いつまでそうしているっとアランは言い
リオンの耳を指ではじいた
それが
痛かったのか気持ちよかったのか知らないが
リオンは声にならない声で地面に倒れていた
リオン
『アランさん!!いつも言ってるでしょ!!
僕は耳が弱点なんですよ!!』
アラン
『だからどうした?』
リオン
『アランさんには弱点が無いんですよ、
だからこんな風にコチョコチョしても』
リオンはアランの脇を掴み
コチョコチョとアランを笑わせようとした
しかし
アランには効果が無く 効いていない様子だった
そんなリオンとアランを見て
BLってこんな感じなのかな?っと思った
しかし
本当に弱点が無いのか気になる
俺も一緒に、
アランをコチョコチョとしようとすると
アラン
『お前がやったら殺す』
ネル
『なんでだよ!!』
ネル リオン アラン
楽しそうな3人を見ていたアケミは
仲が良いんだねあの3人とナナミに言った
そうですよ
ネルさん達は世界を救った英雄なんですから
そうナナミはアケミに言った
ネル達の笑顔を見たアケミも
何故だか嬉しそうに笑っていた
◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
〈63-2 新型量産機〉
▶︎ローズストーン国
山賊騒ぎが終わったと思えば
今度は別の騒ぎが起きていた
ダン
『魔装獣と思われる生物の目撃情報ですか』
ガーネット隊の副隊長ダンは
隊長のアズサに呼ばれ
ガーネット隊の本部に来ていた
近頃、大きな岩のような物が
森の奥で蠢いているのを
近くの村の住民が目撃したのだとアズサは言った
ガーネット隊の何人かを連れて
それが本当に魔装獣なのか確かめろと
アズサはダンに命令した
ダン
『今はショコラさんが怪我をしていて
ダンゼルバインZを動かせないですよ隊長?』
アズサ
『何言ってんのよ
ソーダストを使って確かめて来たらいいでしょ、
私は大会とかの準備で忙しいんだから』
ダンは凄く嫌そうな顔をした
それを見たアズサは
「いいからイケ!!」っと強く吠えた
ダンは思っていた
このような仕事、
リオンかアランに任せれば良いのでは?っと
ダンがアズサの部屋から出て行こうとした時
アズサは何かを思い出しダンに言う
アズサ
『そうだった!!出撃前にリースの所に寄って、
彼女が貴方の事を呼んでたから』
リースが?っとダンは疑問に思った
リースは
ローズストーン国に居る数少ない魔装機整備士
彼女が自分を呼ぶなんて....
まさかと思いダンは考えた、
新しいダンゼルバインZの武器を
作ってくれたのでは!!っと
直ぐにダンはリースの元に走った
ダン
『リースさん!!新しい武器はどれですか!?』
リース
『新しい武器?何の事ッスか?
それより見てくださいッス、
新しい量産機を作ったんッスよ!!』
ダンの目の前には
リースが作った新しい魔装機が立っていた
ローズストーン国の量産機は
ソーダストか指揮官用のソーダストしか無かった、
ソーダストは開発費が少なく抑えられ
コスパも性能も良い魔装機になっていて
古くからローズストーン国では
この魔装機を作っている。
他の試作品の魔装機も作られた事は合ったが
ローズストーン国の機士達の高いマナ量を
活かしきれず、また コストも開発費も
ソーダストとは比べ物にならなかった
ローズストーン国には
魔装機の整備士や開発者は少ない
ディナガード国やローズストーン国より
魔装機を開発する技術は劣っていた
そんな中
魔装機整備士で開発部門にも手を出す
整備班のリーダー、ビドル・バンナルカの妹
リース・バンナルカは、
コストも安く抑えられ
性能もソーダストより高性能な魔装機を開発した
ダンゼルバインを作ったリースだったが
皆が乗れる量産機の方面まで目を向けていたのだ、
リースは
新しく開発した試作品の量産魔装機
ソーブレイドの性能や凄さをダンに教えていた
リース
『必須マナ量はソーダストと指揮官用の中間の
230って所ッスかねぇ、
ディナガードやレインオラクルの
素材を簡単に買える世の中になったスから
開発費も指揮官用ソーダストと同じぐらいッス
・・・・・ダンさん?聞いてるッス?』
ダンゼルバインZの武器じゃ無いのかと
凄くガッカリして
ダンの目は死んだ魚の様な目をしていた
ダン
『合体ロボ以外、私は興味無い』
リース
『何言ってんスか!!
コレはローズストーン国の
新たな量産機革命への一歩なんスよ!?』
ハイハイと返事をして
ダンは新型量産機ソーブレイドをザックリと見た
背丈は通常の魔装機と変わらない
武器は、
右手に剣 左手に盾を持てるよう作られている
ダンは銃が無い事に目を向けリースに言う、
銃が無いと遠距離での戦いが不利になる
ソーダストは剣と銃が扱える
この2機が戦えば 遠距離でも戦える
ソーダストの方が良いのではないかと
リース
『心配無いッス!、盾の裏を見て欲しいッス』
ダンは盾の裏を見ると、
盾の裏に銃が搭載されていた
盾の先端は
銃が撃てるよう少し削られていて
盾を構えながら銃を撃てる仕組みになっている
銃の取り外しも可能だとリースはダンに教える
その他にも
従来のレーダーより性能の高いレーダーや
魔弾を防ぐ程度の魔装壁も使え
様々な機能をダンに教えるが、
ダンはリースの話しを半分も聞いていなかった
ダン
『それで?、なんで私にコレを見せたのですか?』
リース
『勿論使ってもらう為ッスよ!!
魔装獣の調査に向かうんスよね?
なら試作機の調査もしてくださいッス!!』
どうして私がそんな事
っとダンは凄く嫌そうな顔をすると
リースは真顔で「ダンゼルバイン」っと喋った
ダンゼルバインはリースに無茶を言って
ダンが作らせた魔装機、
リースには大きな借りがある
ダンゼルバインと言われ
ダンはリースに「わかった!!わかりました!!」
っと大きく返事をした
それを聞き よろしくッスと嬉しそうに
リースは言っていた
▶︎ローズストーン 魔装獣の目撃情報の合った森
試作品のソーブレイドに乗ったダンは
ガーネット隊の部下2人と
魔装獣が目撃されたと言われる森に来ていた
ガーネット隊の部下達は
試作品のソーブレイドを見て言った
「ダン副隊長、どんな感じなのですか?」
「副隊長!!、私も乗ってみたいです!!」
部下達はソーブレイドに釘付けだった
嬉しそうにそう言う部下達に
今は任務中だとダンは叱った
ダン
『まったく、しっかりしてくれよ
ただでさえ合体魔装機以外乗りたくないのに』
愚痴を言うダンを横目に
ガーネット隊の機士達は話しをしていた
「どうしてダン副隊長に試作品を?」
「決まってるでしょ、ダン副隊長って....」
「あ!!、そうだった
ダン副隊長変人だから、スッカリ忘れてた」
誰が変人だ!! そう機士達に怒る
機士達はごめんなさいと軽く謝っていた
そうこうしている内に
ダン達は目的地に到着していた
ダンの目の前には
魔装機より大きな岩がその場には置かれていた
こんな森の真ん中にどうしてこんな岩が?
ダン達はその大きな岩を調べてみると
岩はゆっくりと動き始めた
ダン
『気をつけろ!!コイツは!?』
岩から手足が生え
ソイツは立ち上がった
立ち上がると、
岩の中から細い首が飛び出し顔を出現させた
ダン達をソイツは見た
岩の魔装獣だとダンは考えた
ネルやアランの報告に合った
蛇や鳥とは違う、
コイツは新種の魔装獣に違いないと
ダンの部下達は
怯えながらソーダストの銃で
岩の魔装獣に攻撃する
岩の魔装獣は、顔や手足を引っ込め
魔弾の攻撃を背中の岩で防ぎ
グルグルと回転して
部下達のソーダストに攻撃した
部下達は悲鳴を上げ
ダンはソーブレイドを使い彼女達を守った
ダン
『私1人で2人を守るのは....』
ダンが苦戦していると
森の奥から
5機の魔装機が飛び出し目の前に現れた
それは
賞金稼ぎのロイヤルフラッシュの魔装機
ジョーカー達の魔装機だった
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〈63-3 知り合い〉
ダンの目の前に現れたジョーカー達
ロイヤルフラッシュは
岩の魔装獣を囲む様に戦った
エース
『ジョーカー!!、背中の岩には攻撃が通用しない
弱点を攻撃する必要があるぞ!!』
ジョーカー
『了解だエース、ダイヤ!!クラブ!!
奴の動きを数秒封じてくれ!!』
ダイヤとクラブは返事をして
回転する魔装獣を捕まえた
身動きが封じられた岩の魔装獣は
首を穴から出し 口から水圧のビームを放った
ハートとエースの魔装機は
岩の魔装獣の首を押さえ
リーダーのジョーカーに言った
ハート
『今よリーダー』
ジョーカー
『コレで終わりだ!!』
ジョーカーの魔装機
サンティエルジョーカーの鎌で魔装獣の首は落ち
首が出てきた穴に
大きなライフルを突っ込み
サンティエルジョーカーは高威力の魔光線を
岩の魔装獣の体の中に放った
ロイヤルフラッシュの見事な連携で
一瞬にして魔装獣を倒した
岩の魔装獣の体はバラバラになり
青い光とともに消えていった
それを見ていたダンの部下達は
カッコいいロイヤルフラッシュに
目を輝かせていた
「誰あの人達?」
「素敵...」
ダンは2人に言った
直ぐにローズストーン国に戻り
この事を報告する様にと
部下達は返事をして
この事を隊長達に知らせに行ったのだった
ダンのソーブレイドは
ジョーカー達に無線を繋ぎお礼を言った
聞き覚えのある声に
ジョーカーはビックリして言った
ジョーカー
『その声!?ダンか!!』
ダン
『え?誰?』
ダンとジョーカー達は魔装機を降りた
ジョーカーは久しぶりだなと喜んでいたが
ダンはジョーカーの顔を見ても
誰か分かっていなかった
ジョーカー
『ホラ、同じ機士学園に通ってた学年2位の!!』
ダン
『もしかしてポオカさん!?』
ダンはビックリした
ジョーカーの本名はポオカ・クルセニア
ポオカはダンと同じ学年で
同じローズストーン国の機士学園に通っていた、
ポオカは同学年で学年2位の優秀な生徒だった
どうして彼女が
ジョーカーと呼ばれているのか
ダンは不思議に思っていた
ジョーカー
『コードネームだよ、私達の
今は賞金稼ぎをしていてね
ロイヤルフラッシュって名乗ってるんだ』
ジョーカーは仲間の皆んなを紹介した
エース・ザ・イエロー
ハート・ザ・レッド
クラブ・ザ・グリーンの仲間を
クラブは、ローズストーン国の新型機を
目を光らせながら見ていた
クラブはロイヤルフラッシュの整備士であり
ジョーカー達の魔装機を作ったメカニック
そんな彼女が
見た事無い新型機を見て
ワクワクしないはずが無かった
クラブ
『まさかローズストーン国が新型機を作るなんて、
見るからに量産機を見越した作り
素晴らしい技術の宝庫ですね!!』
ハート
『クラブちゃん、
余り人の魔装機をジロジロ見ちゃメッだよ!』
クラブを見たダンは
彼女をどこかで見た覚えがと考えていた
ダンは教えた、クラブとダイヤは
私や君と同じローズストーン国の人だよと
クラブはダンに近づき
この魔装機は誰が作ったのかと
食い気味に聞いて来た
クラブ
『まさかビドルさんですか!!』
ダン
『リースさんだよ、ビドルさんの妹の』
クラブ
『まさかリースが‼︎......そうか.....
アイツも頑張ってたんだ』
ダンは食い気味に質問され
嫌そうにそう答えると
クラブは少し嬉しそうに下を見て微笑んでいた
そう言えば
まだ1人顔を見てない人物がいるとダンは思った
ジョーカーも気がつき、ハートに聞いた
「そう言えばダイヤの奴は?」っと
ハート
『ダイヤちゃん、なんか魔装機から降りてこないの』
ジョーカー
『どうして?』
ジョーカーは
ダイヤが乗っている魔装機
ルフレインダイヤに言った
どうしたダイヤ?降りて来て話そうと
ダイヤは本が好きで
人見知りの一面が合ったが
人前に顔を見せない程では無かった
なのに何故
ダイヤは魔装機から降りてこないのだと
ジョーカー達は不思議に思った
ダイヤ
『嫌だ!!降りたくなんて無い!!』
ハート
『どうしたのかなダイヤちゃん?
あんなに大声出して』
エース
『ダイヤ、ジョーカーが心配している
顔ぐらい見せたらどうだ?』
ダイヤ
『絶対に嫌だ!!』
凄く嫌がるダイヤ
タダ事では無いとジョーカー達は思い
ダイヤの事を心配していた
ダイヤの声を聴き
何処かで聞いた声だとダンは考えていた
凄く身近で、大切な仲間の.....
全てを思い出し、ダンはダイヤに言った
ダン
『そうだ!!この声....バインの妹の
スラム・ボインちゃんだね?
いや〜懐かしいな
昔はゼルとバインと遊んだよね
覚えてるかい?私だよ、バインの親友の』
ダイヤの魔装機
ルフレインダイヤはゆっくりと立ち上がった
ダイヤは小声で 知ってると答えた
ダイヤの様子が変だと
ジョーカー達は直ぐに気が付いた
ダン
『姉の事はすまない....でも私の
この失った左目に、ゼルとバインは今も生きてる
2人の魂が私に力を与えてくれてるよ』
ダイヤ
『今なんて言った?』
ダン
『え? すまなかったと...』
ルフレインダイヤの右足は
ダンを踏み潰そうとした
それを見ていたジョーカー達は驚いた
ダンは謝罪した
姉を守れず殺したのは自分の責任だ
その怒りを
妹のスラム・ボインにぶつけられても当然だと
ダン
『本当にすまなかった!!
スラム・ボインちゃん聞いてくれ!!
私は彼女達の..』
ダイヤ
『2度も私の名前を呼びやがって!!
魔装機に乗れダン!!、昔から私の名前を
平然と誰の前でも言うお前が
嫌いだったんだよ!!』
ジョーカー達は思い出した
ダイヤの本名はスラム・ボイン
彼女は自分の名前を呼ばれるのが
死ぬほど嫌っている
名前がコンプレックスで
子供に馬鹿にされる事が多く
そのせいで彼女は子供が嫌いになった
ダン
『やっぱりスラム・ボインちゃん
姉を殺した私が憎いんだね?』
ダイヤ
『早く魔装機に乗れダン!!
二度とその口開かない様にしてやる!!』
ジョーカー
『落ち着けダイヤ!!
ダンに悪気がある訳じゃ..』
ダイヤ
『だからコイツが嫌いなんだ!!
どこでも私の名前を大きな声で呼びやがって
絶対に許さない!!』
◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
〈63-4 意外な事実〉
▶︎ローズストーン国
ガーネット隊の本部に
ロニーとアズサにネルもやって来ていた
アズサはダン達が
魔装獣の調査に向かった事をネルに教えると
ネルは声を荒げ アズサ達に言った
ネル
『ダンさんに!?、もし本当に
魔装獣が居るなら大変じゃないですか!!』
アズサ
『大丈夫、
他の隊の機士達ならともかく 彼女なら平気よ』
何を流暢にとネルは思い
ロニーにも同じ事を言った
ロニーもダンなら大丈夫だとネルに言った
クイーン級の隊長達や他の副隊長ならともかく
ダンは変人で可笑しな奴だ
そんな彼女が魔装獣に勝てるはずない
そうネルは考えていると
ロニーはネルに教えた
ロニー
『ダンはこの国で最強のナイト級の機士なんだ』
ネル
『は?あんな奴が?
アイツただの変人ですよ?』
アズサ
『マナ量ならリニアやタナミアの方が上だけど、
魔装機の操縦技術は彼女達以上よ』
ロニー
『彼女がクイーン級の魔女だったら
キサラギと
互角の力を持っていたんじゃないかな?』
ローズストーン国最強の機士と互角?
冗談だろ?っとネルは話半分に聞いていた
どう考えても
あのダンゼルバインZ馬鹿のダンが強いはず無いと
確かに
言われてみれば、彼女が
ソーダストに載っている姿を見た事が無かった
そうは思ったが
2人の冗談だと思ったが
アズサやロニーの顔は真剣その物だった
その後
アズサ達が居るガーネット隊本部に
ダンの部下達が戻って来て
魔装獣を倒したとの報告が来たのだった
▶︎ダイヤと戦うダン
ダイヤは
自分の本名を何度も何度も口にするダンに
魔装機での決闘を挑んだ
ダンは何故彼女が怒っているのか分かっておらず
試作機のソーブレイドに乗り込む
仲間のジョーカーとクラブは
この戦い、
最初からダイヤが勝てるとは思っていなかった
2人はダンの強さを知っていた
ジョーカー
『ダイヤには悪いが、ダンの力が落ちてないか
確かめるチャンスになってしまったな』
クラブ
『そうですね、リースの新型機
ソーブレイドがどの程度なのかも気になります』
最初からダイヤが負ける風な口振に
エースとハートは
何故2人がそんな事を言うのだと言った
レインオラクル出身の2人は
ダンの強さを知ってはいない
ジョーカーは2人に教えた
自分はダンと同じ機士学園の学年2位の
魔装機の操縦技術を持っていた
その学年1位の実力を持っていたのは彼女だったと
エース
『あの女が!?』
ハート
『え〜、ビックリ』
ジョーカー
『ダイヤの魔装機、
ルフレインダイヤは遠距離支援型の魔装機
1対1の対決では普通に不利』
クラブ
『ルフレインダイヤの武装は
近接用のアローライトの剣と
大型魔弾と魔光線を放って撃てる
ブラステッドキャノンと
ブラステッドレーザーライフルです。
遠距離武器の多いルフレインダイヤですけど
そこはキッチリと対策してます』
ダンの魔装機、ソーブレイドが武器を構えると
ダイヤはダンに
「さぁ来い」と勝負を始めようとした
ダンは相手の魔装機を見ると
腰に剣 肩に二丁の銃を背負っていた
見るだけで支援型の魔装機だと分かり
ダンはダイヤに言う、
その魔装機とコチラの魔装機じゃ
どう考えてもそちらが不利だと
ダン
『もうやめようスラム・ボインちゃん!!
君の姉を殺した罰なら私はこの身で償う、
だから決闘なんて必要無いじゃないか!!』
ダイヤ
『まだ言うかぁダン!!』
ルフレインダイヤはアローライトの剣を構え
ソーブレイドに突撃して攻撃をした
ソーブレイドは盾で攻撃を防ぎ
ダイヤの本名をまた口にして
魔装機の相性が悪いと言い出す
また名前を口にされダイヤは本気でキレた
肩に背負っていた
ブラステッドキャノンと
ブラステッドレーザーライフルは
砲台の用に肩の上に乗り
銃を構えてない状態から魔弾と魔光線を放った
エース
『銃を手で持たなくても砲台の用に使用して使える
まさに近接戦でも戦える工夫だな』
クラブ
『もちろんです、自分の作った魔装機は
そこらの量産機とは違いますから』
魔弾を盾で防いだソーブレイド
近接戦もしっかり戦える相手だと分かり
少し安心したダンは
ダイヤに言った、そちらがその気ならば
恥をかかさない様全力で戦うと
ダイヤ
『舐めるなーー』
魔弾と魔光線を幾度も放つルフレインダイヤ
ダンのソーブレイドは
魔弾と魔光線を当たる寸前の所で回避して
ルフレインダイヤに近付く
ダンの実力を見てジョーカー達は驚く
目の反射神経、魔装機を動かすテクニック
それは彼女の動きを見るだけで分かった
ハート
『凄い!?、神技だよ!!』
エース
『アレが魔装機の動き!?
魔装機の性能なのか...それとも...』
ジョーカー
『流石だダン・・・・』
攻撃が当たらず悔しがるダイヤ
ゼロ距離に近付かれると
ルフレインダイヤは逃げ場の無いソーブレイドに
ゼロ距離から魔弾と魔光線を放つが
ソーブレイドはルフレインダイヤを掴み
背負い投げをしてルフレインダイヤを倒した
何もできず
ダイヤは魔装機から降り泣き叫んだ
こんな奴に負けて悔しい
コイツのせいで、隠していた名前が皆にバレ
皆から名前と体型が合わず馬鹿にされた、
姉はグラマラスな体型で
自分は身長も胸も幼稚な子供体型
そのせいでいつもいつも
ダイヤは心の底から泣き
心の底からダンを恨んでいた、
別に姉を殺したのがこの女の所為だとは思ってない
姉は機士として戦いの中で死んだ
そこはキッチリと理解していた
オンオンと大声で泣く
ダイヤを見たエースとハートは
こんなダイヤ見た事無かったと思い
ダイヤを慰めようとしていた
泣いているダイヤにダンは近づき
一緒に慰めようと的外れな事を言いだす
ダン
『スラム・ボインちゃんの姉さんの事で
私を一生恨んでくれても良い、
だけど君には君の人生がある
長い人生を、姉の分もいっぱい生きて欲しい』
ダイヤ
『めちゃくちゃにしたのはお前だぁ!!
もう私に関わるな!!』
ダンが慰めようとしたが
ダイヤの心の傷を抉ってしまった
そんな事は梅雨知らず
今のスラム・ボインちゃんは私が居ると
姉の顔がチラついて困ってしまうのだろうと
ダンは間違った解釈をしてダイヤから離れた
ダンはジョーカーに近づき
スラム・ボインちゃんの事は
君達にお願いすると言った
何かズレてるとジョーカーは思っていたが
学生時代の彼女も変な性格だったので
ジョーカーは何も言わなかった
ダン
『スラム・ボインちゃんの事は頼んだよ』
ジョーカー
『・・・・・、それよりダン
ローズストーン国で
大きなお祭りがあるそうじゃないか』
ダン
『魔装機大会の事かい?』
ジョーカー
『ダン、お前も大会に参加しろ
私達も出場する、そこでダイヤの借りを返すよ』
何がなんだか分からなかったダンだが
ジョーカー達が大会に参加する事だけは理解して
ローズストーン国に来たら
皆で楽しんでくれとだけ言い残し、
ソーブレイドに乗って
ローズストーン国に帰って行った
エース
『変な奴だったな』
ジョーカー
『そうだな、だが
大会に出るのが楽しみになった。
そこで決着を付けるぞダン
私のサンティエルジョーカーで』
◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
〈63-O ポオカ・クルセニア〉
アレは、
私がジョーカーと名乗るずっと前の話しだ
▶︎5年前のローズストーン国
私はクルセニア家の人間として機士学園に入った
優秀な血筋のクルセニア家の1族は人数が多く
学園の3割を占めていた、
クルセニアと言う名は、それだけで価値がある
多くの貴族が子を残し
クルセニアの血を増やし続けた
時には、1人の女性から
複数の別の男の子供を産む事も...
入学初日
私は同じ母から産まれた姉グレース・クルセニアと
機士学園の門前に立っていた
グレースとは
同じ母から産まれたが父親の血は繋がっていない
ポオカ
『やめてよ姉さん、恥ずかしい』
グレース
『ダメだ!!身だしなみは機士の基本だ
クルセニア家と言うだけで
良くない目で見る人もいる
皆に迷惑掛けないようにしろ。
それと、私を姉さんと呼ぶのはヤメロ
ポオカより三ヶ月産まれるのが早かっただけだ』
グレース姉さんはそう言うが
私をここまでしっかりと育ててくれたのは
グレース姉さんだった
私達の母は、酒に溺れ
色んな男と毎晩遊んでいる
昔のローズストーン国では
男子禁制の国で
招待状や女王から呼ばれた者以外は
国に入る事すら出来なかった
だが
クルセニア家の人間は貴族の男達が住む街から
男をローズストーン国に招く事も出来たのだ
母は子育てなどしなかった
私とグレース姉さんは
屋敷のメイドに育てられたのだ
やがて大きくなったグレース姉さんは
私と一緒にいつも側に居て 育ててくれた
グレース
『行くぞ、今日から私達は機士になるんだ』
グレース姉さんと2人で機士学園に入学した
それから1年後
私は学園で優秀な生徒として
皆から慕われていたが、
人間関係を上手く作れず
私には友達が1人もいなかった
友達なんて必要無い
グレース姉さんが居ればそれで....
私はいつも
学園の屋上で昼食を食べていた
グレース
『ポオカ!!、またこんな所で1人で!!
お前も友達を作ったらどうだ』
ポオカ
『必要無い、姉さんが居ればそれでいいから』
グレース
『まったくお前は』
凄く困った顔をグレース姉さんはしていた
そんな姉さんを見るのが私の幸せだった
私は....実の姉に
恋のような感情を抱いていたのかも知れない
屋上から中庭を見ると
同じ学年の
ダン・トチック
ゼル・セルベルク
バイン・ボインの3人が居た
彼女達はとても仲が良く いつも3人で遊んでいた
ダン
『こうもっと、力強くカッコいい
そう!!合体する魔装機とかがアレば!!』
ゼル
『何を馬鹿な事を言ってるダン、
もうすぐ試験が近い
勉強の話しをしたらどうだ?』
バイン
『ダンはカッコいい技名や
魔装機の名前考えるの好きよね?』
ダン
『合体する魔装機が作れたら
お前達の名前を付けてもいいぞ?』
ゼル
『勘弁してくれ』
グレース姉さんは
中庭でハシャグ彼女を見て
「アレが学年1位の女性か」っと言った
学問での勉強の知識は
私がダンより遥かに勝っていた
だけど
魔装機の操縦技術は
彼女に勝てる者は誰1人として居なかった
グレース
『ポオカも強い、あんな奴追い越してやれ』
ポオカ
『どうでも良いよ姉さん
それより今度、私と服を買いに行こ!!』
ダン・トチック
学年1位の魔装機乗りの技術力がある彼女を
学年2位の私は
彼女の事をライバルともなんとも思って無かった
それから1年後
17歳になった私は
姉と楽しく学園での生活を満喫していた
学園行事で学生全員が参加する
魔装機の腕比べが年に1度ある
2年前は
クイーン級のアズサを倒したダンが優勝した
その翌年
またダンが全生徒の頂点に立ち、
私は2位のトロフィーを貰った
今年もその日が近づいていた
グレース姉さんは私に言った
今年こそ優勝する為に
ソーダストの点検を
優秀なエンジニアに頼んで来いと
だけど
友達も居ない私に
そんな人を見つけるのは至難の技だった
ポオカ
『そんな!!今年も姉さんが探してよ』
グレース
『毎年私に頼む気か?
姉離れして、少しはお前も人前に立つ努力をしろ』
グレース姉さんに見離された私は
仕方なく魔装機をメンテナンスできる
技術者を探した
魔装機を修理できる整備士は少なく
ローズストーン国では毎年
エンジニアを募集していた
数少ないメカニックを探すのは
私にとってとても大変な事だった
魔装機倉庫に行くと
1人で色んなソーダストを直している女性がいた
服装を見るに2学年上の先輩だ
もう何でも良い
彼女に私が乗るソーダストの点検を
任せようと声を掛けた
魔装機を修理する生徒
『え!!自分にですか!?』
ポオカ
『そう....良いでしょ?』
魔装機を修理する生徒
『別に構いませんが、
昨年2位のポオカさんですよね?
自分よりリースに頼んだ方が...
彼女ビドルさんの妹で
とても優秀な魔装機整備士ですよ。
1位のダンさんもリースさんに
魔装機を見てもらってるらしいですし....』
ポオカ
『誰でも良いの、貴方1人で
ここにある沢山のソーダストを直してたんでしょ?
貴方も凄い整備士だと思うけど』
それを伝えると
彼女はとても嬉しそうに喜んでいた
何が嬉しいか分からないが
コレで
私のソーダストを点検してくれる人が見つかった、
意外に簡単に見つかり 私は少し安心した
ミニッツ
『ミニッツ・ミスリルです!!
よろしくお願いしますポオカさん』
彼女は私の手を取り握手をしてきた
私の方が学年は下なのに
彼女は常に余所余所しい態度だった
私のソーダストを点検してくれてる時に
ミニッツさんは言った、
自分はマナも低く
機士にはなれないと教師から言われたそうだ
来年で学園を卒業しなければ行けなかった彼女
偶然にも魔装機イジリが好きだったので
魔装機整備士として生きて行く道を選んだそうだ
ミニッツ
『ですが、整備士の皆私より凄くて
自分なんか下も下、誰からも相手にされません
夢だった機士も諦めて
整備士としても生きて行けないかもですよ』
ポオカ
『私だって出来た人間じゃ無い
友達も居ない、欲しいとも思わない
姉と一緒に機士になっても
それ以上の夢が無いもの』
ミニッツに私のソーダストを点検をしてもらい
私はダンと戦った
結果は昨年と変わらなかった
だけど
トロフィーより嬉しい物が手に入った
それは
ミニッツ
『ポオカさん!!一緒に昼食食べに行きましょう』
ミニッツは私の教室に来て
毎日私を食事に誘ってきた
ポオカ
『恥ずかしいからヤメテよ』
ミニッツ
『何故ですか?
一緒に戦った仲間じゃないですか』
仲間って....
私は1人で戦ってたのに
グレース姉さんは
私を見て嬉しそうだった
グレース
『まさか先輩と仲良くしてるなんて
ポオカは年上好きなんだな』
ポオカ
『ヤメテよ姉さんまで!!』
ミニッツ
『それじゃあ皆んなで昼食に行きましょう』
ポオカ
『もう分かったから!!』
その次の年
今年で学園を卒業するミニッツは
私に泣きながら別れの挨拶をした
ミニッツ
『また一緒に遊びましょうねポオカさん』
ポオカ
『分かったから、
魔装機が壊れた時はミニッツに頼むし』
ミニッツは機士に成らず
魔装機の整備士として整備班の一員になった
私達が別れの挨拶をしていると
遠くで下級生達が騒いでいる声が聴こえた
下級生A
『なんだよスラム・ボインって、変な名前だな』
下級生B
『そうよ、全然ボインじゃないし』
下級生達に1人の生徒がイジメられていた
ミニッツは走り出し
イジメられていた女生徒を助けた
ミニッツ
『大丈夫ですか?』
スラム
『・・・・・』
ミニッツ
『自分はミニッツ・ミスリルです、
貴方のお名前は?』
スラム
『言いたくない』
すると
駆けつけて来たダンが
「スラム・ボインちゃんここに居たんだ
お姉さんが向こうで待ってるよ
学園の案内をしてあげるから一緒に行こう」
そう言って
その子を何処かに連れて行った
何だったのだろうか?
それからの学園生活は
特に変わった出来事は無く
それから2年後
私は無事 立派な機士になった
ローズストーン国には
四つの部隊が作られ
私とグレース姉さんは
ダイヤモンド隊の機士になった
機士としての仕事をこなし
偶にはミニッツと会ったり
そんな日々を過ごして居たある日
ディナガード国の使者が現れ
隊長のキサラギ隊長と戦い
レインオラクルの機士達まで現れ
バリル
『雑魚が!!くたばれ!!』
街の中で戦っていた私とグレース姉さんは
レインオラクル国の魔装機
パンデモニウムに敗れた
私はかすり傷ひとつ無く平気だったが
グレース姉さんの乗るソーダストは
コックピットが開かず
私はグレース姉さんを助ける為
無理矢理コックピットを破壊して中に入った
グレース姉さんは、頭から血を流し
腹部を鉄の柱に貫かれていた
ポオカ
『姉さん!!』
グレース
『ポオカ....良かった....』
ポオカ
『姉さん待ってて、直ぐに私が!!』
グレース
『もういい、だけど約束してくれ
ポオカはポオカの生きる道を進んでくれ
それだけで私は....』
ポオカ
『姉さん!?、グレース姉さん!!』
私の手の中で、グレース姉さんは死んだ
レインオラクルの人間に
私の姉は殺されたんだ
私は機士を抜け
1人で生きて行く道を選ぼうと思った
この国に居ても
私の戦う意味も生きる意味も分からない
だから
その話しをミニッツにすると
自分も同行させてくださいと言って来た
ポオカ
『ローズストーン国を捨てる事になるんだよ?』
ミニッツ
『構いません、ポオカさんが行くなら自分も』
私達の話しを聞いていたスラムは
私も一緒に行きたいと言って来た
ポオカ
『君は確か....』
スラム
『私の姉も戦いの中で戦死した、
だから私も強くなりたい、お願い....』
ミニッツ
『スラムさんは学生さんですよね?
どうしますポオカさん?』
ポオカ
『・・・・・分かった、行こう』
私達は国を捨て旅に出た
丸腰だと何かと不便だろうと
整備班のリーダーのビドルさんは
私達にソーダストを渡した
私達は旅をした
広い世界をこの目で見ようと...
ディナガードもレインオラクルにも行った
その道中、私達に新たな仲間も増えた
そして私達は
ロイヤルフラッシュと言うチームを作り
私はジョーカーとして生きて行く道を選んだ
◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
〈63-5 大会の賞金額〉
私には大切な仲間
いや 親友達がいた
ゼル・セルベルクとバイン・ボイン
2人は昔から私と一緒にいた幼馴染だ
どんなツライ時も悲しい時も
ずっと一緒だった
私達は機士になり
ガーネット隊に所属する事になった
ガーネット隊で2番目に権力を持っていた機士
ウルバ・デュリンス
彼女は、ガーネット隊の副隊長候補として
皆から一目置かれていた
私達は
そんなウルバ隊の部下に入れられ
私の実力を知っていた彼女は私に言ってきた
ウルバ
『ゼルとバインだっけ?アイツらはダメだ、
マナは高いが魔装機の腕が人並みぐらいだ
お前と私で、ガーネット隊を大きくしよう!
お前の力と私の力を合わせれば
あんなアズサって隊長より上に立てる資格はある
どうだダン?
一緒にガーネット隊を強くしないか?』
コイツは何も分かっていない
私が友を捨て、お前のような
人を蹴落とす考えしか出来ない人間では無いのだと
私はその提案を断り
ゼルとバインと共に頑張りますと言った
その事に怒ったのか
ウルバは私達に影口して
二番区の隊長の席を任され
私達は遠くの辺境の地に送られた
その後聞いたのだが
雪山に遠征中だったウルバの部隊は
ホワイトビッグベアーに襲われ
彼女は仲間を捨て1人で逃げてた最中
彼女だけがホワイトビッグベアーに襲われ
ウルバはホワイトビッグベアーに殺されたらしい
彼女に相応しい最後だ
久しぶりに会った
スラム・ボインちゃんの顔を見て
ゼルとバインの事を思い出してしまった
ゼル、バイン
私は君達の分まで戦ってるよ
▶︎ローズストーン国 ガーネット隊本部
ダンは目を閉じ 何処か上の空だった
俺はダンに言った
ボーッとしてないで魔装獣の事を教えて欲しいと
ダン
『おっとそうだった、
私達が見たのは
岩のような甲羅を背負う魔装獣だったよ』
ネル
『寝てたのか?
こんな人がガーネット隊の副隊長なんて
俺は今だに驚いてるよ』
ダン
『ハッハッハ、褒めないでくれよネル君!!』
ネル
『褒めて無いんだけど』
魔装獣の事を聞き
本当にこのままお祭りを開催するのかと
俺はロニーに聞いた
ロニーが言うには
クライアントの人達が決めた事だから
今更取り下げる事も難しいらしい
それに
レインオラクルの人とローズストーンの人を
仲良くさせるキッカケになるかもと言った
確かに
レインオラクルの人を恨む人達は多い
皆が幸せに暮らせる世界を作るのが
俺とエレノアの世界を守り
人々を繋げるって約束に繋がる
ローズストーン国には沢山の機士がいるが
ディナガード国やレインオラクル国の機士は少ない
こんな遊んでる中もし他国で何かあったと時
ディナガード国やレインオラクル国は
大丈夫なのだろうか?
他国の心配をしていたが
ナラやナインが居るから大丈夫だろうと
俺はそこまで心配していなかった
魔装機の大会って言っても
具体的な話しを聞かされてなかった俺は
何をするのかロニーに聞いてみた
他国の魔装機に乗れる者なら誰でも参加できる
観客に魔装機の戦いを見てもらうお祭りらしい
ディナガードからの参加者は俺以外居ないそうたが
レインオラクルやローズストーンの
街や村に住む魔装機に乗れる
機士に所属していない者も
この大会には参加するらしい
ロニー
『デルク大臣から
ネル君に伝えて欲しいと頼まれた事がある』
ネル
『デルクから?』
俺が沢山迷惑をかけてしまって
デルクには
機士の仕事をお前に頼まないと言われ
少し喧嘩してしまっている
こんな所で遊んでいると思われてるに違いない
俺は嫌な予感を感じていた
ロニー
『ディナガード国の代表として頑張れ、
だっそうだよ』
ネル
『・・・・・当たり前だ!!』
ロニー
『因みに、大会優勝者には
金貨10万枚が報酬として貰えるよ』
金貨10万枚!!??
貴族になる為5000枚の金貨を目標に
俺は仕事を頑張って来たが
目標金額の20倍以上が優勝したら貰えるのか!?
余裕でお釣りまで付いてくるぞ!!
俺は目の奥を金貨に変え
金だ金だと大喜びした
こんな大会
俺とマナリリアンが居れば優勝間違いなしだろ!!
苦戦する相手と言えば
リオンのドラグーンと
アランのガンドリアぐらいか?
だが!!
俺はドラグーンにもガンドリアにも勝った事がある
金貨10万枚は頂いたも同然だろ!!
ネル
『やったぁぁぁあ、俺も貴族だぁぁぁあ』
アズサ
『何コイツ...怖いんですけど』
ロニー
『がっ..頑張って大会を盛り上げてくれよネル君』
俺は嬉しくて叫ぶと
アズサとロニーはドン引きしていた
アズサは何かを思い出し ダンに言った
アズサ
『そうだ、アンタも大会に出てよ
ガーネット隊から参加人数が足りないのよ』
ダン
『え!?そんなの聞いてませんよ!?』
アズサ
『言い忘れてたんだから当然じゃない
それにリースが、貴方に試作機に乗って
大会に出てもらうって話も決まってたし』
ダン
『そんなアズサ隊長!!
あんな魔装機ではなく、
ダンゼルバインZで参加させてください!!』
アズサ
『あんなデカイ魔装機、しかも4人乗りの魔装機で
大会に出れる訳ないでしょ!!』
奇声を上げ喜ぶネル
ダンとアズサはどうでも良さそうな事で言い争い
ロニーはそんな皆を見て
楽しそうな人達だと少し喜んでいた
◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
〈63-6 魔装機大会を見てみたい女の子〉
▶︎ローズストーン国 アラン
アランは
トパーズ隊のリニア副隊長に呼ばれ
トパーズ隊の本部まで来ていた
リニアは、もう直ぐ行われる
魔装機大会の詳細な説明と
コロシアムに入るチケットをアランに渡した
お祭りのメイン
魔装機大会が行われるコロシアムに入るには
入場費を払うかチケットで入るしかない、
リニアはアランに
知り合いにこのチケットを渡せば
会場にお金を支払わず入れると教えた
リニア
『友達やお世話になった方にお渡しください
アランさんには妹さんが居ましたよね?
お祭りには参加されるのでしょうか?』
アラン
『アイナは来ない、魔族の血を引くアイツが
無闇に外を出歩くのは危険だからな』
だから、こんなチケット必要無いとリニアに返した
リニアは、
とにかく1枚は持っていてくださいと言い
何処かに行ってしまった
アランは帰り道
貰ったチケットを見ていると、
アランとリオンが大好きな少女
ミムジィがやって来て、アランが手に持っている
チケットが何かと聞いてきた
アランは軽く説明した
近いうちに
俺やリオンが魔装機に乗り戦う祭りがある事を
コレはその会場に入るチケットだと
魔装機の事はそこまで分かって無かったミムジィは
あの大きなロボットの事?っとアランに聞き
ロボット同士が戦うのは怖いと言った
アラン
『無理に来る必要は無い、
お前は家で大人しく待っていろ』
ミムジィ
『ん〜、ん〜』
何か言いたい事がありそうなミムジィに
アランはめんどくさい奴だと思い
どうした?と仕方なさそうに聞いた
戦いは怖いけど、アランとリオンの
応援がしたいとミムジィは言った、
流石に小さな女の子1人で
会場に来させる訳にはいかないと思い
その日父親はどうしてるのかとミムジィに聞くと、
父は仕事で家にいなく
その日は1人ボッチなのだと言った
アランはダメだとミムジィに言うと
ミムジィは涙目になり見たい行きたいと言いだした
アラン
『・・・仕方ない、
誰か子守りをしてくれる奴を探すか』
ミムジィ
『本当アラン!!』
ミムジィは嬉しくてアランに抱き付いた、
鬱陶しいと思い
アランはミムジィを離れさせようとしていると
それを見ていたアケミとナナミは
アランは小さな子供と仲が良いのねっと言った
違うと言いたかったアランだが
丁度良いと、アランは2人に言った
アラン
『大会の日、このガキの面倒を見てやってくれ
俺もリオンも大会に参加する
こいつの子守り役が居ないんだ』
アケミ
『別に構わないけど』
ナナミ
『ネルさんから貰ったチケットも有りますしね』
アケミとナナミは
ミムジィによろしくねっと挨拶をすると
人見知りをするミムジィは
アランの後ろに隠れた
それを見たアケミ達は
とても可愛い子だと顔をニッコリとさせていた
アラン
『おい!!離れろ!!』
ミムジィ
『ん〜、ん〜』
アケミ
『アランの事が好きなんだ』
ナナミ
『とても可愛い女の子ですね』
◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
〈63-7 不思議な転校生〉
▶︎ディナガード国
学園に1人の女生徒が大声を出し
子供のように駄々を捏ねていた
その生徒は
ハルタン・ベルナンデスだった
ハルタンは、ネル達がローズストーン国で
お祭りに参加すると知り
自分もお祭りに参加したいと駄々を捏ねていた
ハルタン
『ヤダヤダヤダヤダ、
私もローズストーン国に行きたい
勉強なんてしたく無い!!美味い飯が食べたい!!
遊びたい!!魔装機に乗りたい!!
スイーツが食べたい!!お菓子が食べたい!!
そんでやっぱり美味い飯を食べたい!!』
ハヤト
『後半から食べ物の事ばかりですよ、
私達は学生ですから学業が本分でしょ?』
ハヤトは友達のハルタンを
落ち着かせようと努力するが
それでもハルタンは駄々を捏ね暴れていた
ハルタン
『ネルだって学生だろ!!
もう文字も読むのも書くのも嫌なんだ!!
私を勉強から解放させてくれ!!』
ハルタンが
ここまでワガママになった事は何回か合った
ハヤトは奥の手を使うしか無いと思い
ハルタンに言った
今度、美味しいスイーツが食べられる
ルマンドってお店で いくらでもスイーツ
を食べさせてあげますとハヤトが言うと
ハルタンは直ぐに大人しくなり
「本当か!!」っと満面の笑みでそう言った
ハヤトは困った顔で「えぇ」と返事をすると
ハルタンは両手を上にあげ大きく喜んだ
ハヤトは自分の財布の心配をしていると
学園の教師がやって来て ハヤトに声を掛けた
ハヤトは先の戦いで
大きくディナガード国に貢献したと褒められ
学園の生徒会長に選ばれていた
教師はハヤトに
今日から転校生がこの学園に来たので
その子に学園の案内をして欲しいと頼んだ
ハヤト
『ハイ、大丈夫ですよ』
教師
『良かった、それじゃあ
ヴァルゴさんコッチに来て』
ヴァルゴ
『・・・・・』
物静かそうな女の子が
ハヤトとハルタンの前に現れた
教師が2人に自己紹介をしてと言うと
ヴァルゴは2人に自己紹介をした
ヴァルゴ
『ヴァルゴです....よろしくお願いします』
ハヤト
『よろしくお願いしますねヴァルゴさん』
ハルタン
『新入りか?仲良くしような!!』
ヴァルゴ
『・・・・・』
無口な態度に
ハルタンは「変な奴だな」っと口にした
失礼な事を言うハルタンに ハヤトは怒り
ヴァルゴに謝罪した
ヴァルゴ
『気にしてない』
ハヤト
『良かった、それじゃあ学園の中を案内しますね』
ヴァルゴ
『ハヤト....ディナガード国の為に
レインオラクル国の機士と戦った女』
ハヤト
『え?』
ハルタン
『もうハヤトの事を誰かから聞いたのか?
有名人だなハヤト!!』
ハヤト
『え、えぇ...』
不思議な転校生に
ハヤトは少し嫌な予感を感じていた
ハヤトとハルタンは
ヴァルゴに学園の中を案内しに行くのだった
◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
〈63-8 大会の予選〉
▶︎ローズストーン国
遂に、魔装機大会の日がやって来た
俺は準備を整え
ロニーに会いに行くと
コロシアムの中では既に
魔装機での戦いが始まっていた
ネル
『アレ?もう始まったんですか?』
ロニー
『違うよ、参加者が多かったからね
大会の枠に入る予選試合をしているんだ』
予選試合?
それって俺も参加しなくて大丈夫なのか?
ロニーが言うには
俺とリオンとアランはシード枠に入っているらしく
残り5枠を決める為
各地の魔装機乗り達が戦っているそうだ、
なんだか優遇されてる感じがして
悪いと思ってしまうな
何人か顔見知りの人もいるな
ロイヤルフラッシュのジョーカーさん達や
ナトゥーアヘルトに乗るネネーネも参加している
レインオラクルからも何人か知ってる人が居るぞ
そう俺は思っていると
レインオラクル国の機士シャキャと
シャキャと同じ服を着た見知らぬ女性がやって来た
シャキャ
『久しぶりだなネル』
ネル
『シャキャも参加してたのか』
フォルミナ
『初めまして、私はシャキャと同じ
レインオラクル国の機士団に所属している
フォルミナと言います、
ナイン団長に言われ、今日は大会に参加しました』
ナインに言われ彼女達は大会に参加したのか
ナインは?っと聞くと
団長はレインオラクル国に居ると
フォルミナが教えてくれた
ナインは参加しないのか
そう言えばロニーも参加していないな
ローズストーン国の隊長達は
参加しないのかと聞いてみると
本当はロニーが参加するハズだったらしいが
ロニーのクレオパトラは
俺のマナリリアンが壊して山賊達に奪われ
魔装機のパーツとして使われていたらしく
まだ完全に治せていないそうだ、
今は魔装機が無いので
代わりの物に任せていると言った
ロニー
『アズサもココも警備で忙しいからね
彼女に私の役目を任せたよ』
ネル
『彼女?』
予選会場から機士の悲鳴が聞こえた
ダイヤモンド隊の機士
『キサラギ隊長が相手だなんて
勝てる訳無いじゃないですか!!』
キサラギ
『最初から負けを考えては
勝てる試合も勝てなくなるぞ』
キサラギのジャンヌダルクは
バッタバッタと相手を薙ぎ払っていた
うわ〜、キサラギが参加するのか
ほとんどの相手が
キサラギのジャンヌダルクに倒されるぞ
シャキャは自分の出番だと言って
ヘレネビルパリスに乗り込んだ
シャキャの相手は誰だ?
シャキャの相手は
ロイヤルフラッシュのジョーカーだった
シャキャはやる気満々で
ジョーカーに挑むが、瞬殺されていた
シャキャは凄く悔しがっていた
可哀想に、でもジョーカーって人もかなり強そうだ
更に向こうから
歓声が聞こえてくる
今度はなんだ?
レインオラクルの魔装機乗り
『腕を八本付けた
このエイトフィンガーに勝てるかな!!』
ダン
『なんだその気色の悪い魔装機は!?』
エイトフィンガーと呼ばれる
八本腕の魔装機は
8本の剣を使いダンのソーブレイドと戦っていた
ダンのソーブレイドは
全ての攻撃を見切っていたのか
攻撃に当たる事なくエイトフィンガーを倒していた
周りに居た機士達は言った
「また無傷で勝利してるはダン副隊長」
「彼女、頭はアレだけど実力は確かね」
ダンの奴も活躍してるようだ
エース
『ローズストーン国の機士達は皆強いな』
クラブ
『そうですね、私達は予選落ちでしたよ』
いきなり現れたと思ったら
この人達は俺にそう言った
確かこの人達は....ロイヤルフラッシュの
ジョーカーの仲間の人達だったよな、
どうやら彼女達は予選で負けてしまったようだ
しばらくすると、予選で負けたダイヤもやって来て
凄く悔しそうな顔をしていた
俺は彼女にドンマイと言葉を掛けると
何もしていないのに
ダイヤは俺を睨みつけ威嚇していた
俺何かしたか?
ネル
『皆さん予選落ちしたんですか?』
エース
『ジョーカーとハートが勝ち進んでいる、
あの機士のダンって奴と、
ダイヤモンド隊の隊長は勝ち上がるだろうな』
エースの言った通り
ダンとキサラギ、ジョーカーとハートは
本戦まで勝ち上がった
俺とリオンとアランの3人はシード枠
本戦には5枠の席がある
あと1人誰が勝ち上がったのか調べてみると
最後の1人は
レインオラクルの辺境の地からやって来た
機士では無く、
魔装機に乗る事ができる村人の少女だったらしい
ネル
『マナブさん....ですか』
クラブ
『自分とダイヤさんが負けた相手ですね』
ダイヤ
『シンプルそうな魔装機だったのに....悔しい』
クラブ
『あっ!あの人ですよ』
クラブに教えてもらい
俺はマナブと言う女性を見た
年齢は17ぐらいか?
オカッパヘアー見たいな髪型で
凄く真面目で優しそうな顔付きをしている
マナブの魔装機を見てみると
シンプルそうな魔装機の見た目だが
武器は長い鞘に入った刀に
頭に笠のような被り物をしているな
武器は長身の刀だけか?
ガンドリアの武器ライキリに似ているが
それより更に長そうだな、
遠距離用の武器が見当たらない
近接武器だけで勝ち進んだのか?
俺はマナブに声を掛けた
本戦出場おめでとうと言うと
彼女は少しオドオドした様子で
ありがとうございますと返事をしていた
少し人見知りなのかな?
可愛らしいじゃないか
マナブ
『世界を救ってくれた、英雄のネルさんですよね?』
ネル
『そうだよ』
マナブ
『世界を救ってくださって
本当にありがとうございます、
私が生きているのは英雄様のお陰なんです』
オイオイ、大袈裟だな
マナブは言った
レインオラクル国の悪逆を止める為に
私の魔装機をお爺ちゃんが作ってくれたと
完成が少し遅れ、
完成した頃には俺達が
プルネンとドルズを倒していたらしい
マナブ
『私はこの魔装機で1人で戦う予定でした
でも そんな事すれば、
間違いなく私は死んでたと思います』
だから俺達に感謝していたのか
でも予選を勝ち上がったって事は
それなりに強い魔装機なんだろ?
辺境の地に
魔装機を作れる魔装機学者がいたなんてな
まるでビット見たいだな
マナブは言った
お爺ちゃんはこの魔装機を作りこの世を去ったと
だからこの魔装機はお爺ちゃんの形見なんだと
ネル
『この魔装機の名前って、なんて名なの?』
マナブ
『ベシュトレーベンってお名前です、
お爺ちゃんが最後に作った魔装機
最高傑作の魔装機だと言っていました』
最高傑作の魔装機か....
言っては悪いが
この魔装機は見るからに普通だ
本戦に出場する
キサラギのジャンヌダルクや
アランのガンドリア、リオンのドラグーンには
相手にもならないだろうな
俺はマナブに
本戦で当たったらよろしくと言って握手をした
◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
〈63-9 対戦表決定〉
予選試合が終わり
予選を勝ち進んだ者達とシード枠の者達が集まった
予選を勝ち残ったのは
ダイヤモンド隊の隊長キサラギ
ガーネット隊の副隊長ダン
ロイヤルフラッシュのジョーカー
ロイヤルフラッシュのハート
魔装機乗りのマナブの5名、
シード枠はリオンとアラン
そして俺の3人だ
本戦で戦う俺達を
大会進行を進めていたロニーが集め
今からクジを引いて
書かれている番号順で大会表を作ると説明した
番号は1番から8番
1番のクジを引いた者が
2番のクジを引いた者と対戦
3番なら4番と
5番なら6番
7番なら8番
1番から4番の対戦表で
勝ち残った者が準決勝で対戦
決勝戦は最後に残った2名で対戦するらしい
そして大会のルールで
空を飛ぶのを禁止としているそうだ
ネル
『え?なんで?』
ロニー
『マナリリアンやドラグーンや
ガンドリアは空を飛べるからね、
普通の魔装機は浮遊する技は持ってない
飛ばれるとフェアでは無いからね』
なるほど そう言う事か
なら相手がリオンやアランの
空を飛べる魔装機が相手の時は
同じ浮遊できる魔装機だから
空中戦をしても良いのかと尋ねると、
あまり空の上で戦われると
解説や観に来てくれてるお客様が
見れないかも知れないから控えて欲しいと
ロニーは言っていた
ネル
『だけど相手がリオンやアランなら
本気で戦ってみたい、
イヤ!!、本気で戦はないと失礼って物だ!!』
ロニー
『あまり会場を壊さないでくれよ...』
ロニーは薄ら笑いでそう言った
アズサが四角い箱を持って来て
順番にクジを引いてと言った
ネル
『じゃあ俺が1番最初がいい!!』
ロニー
『ネル君やる気満々だね、それじゃあどうぞ』
俺は力強く箱の中に手を入れると
ボールのような物が
箱の中に入っている感触が手に伝わる
俺はボールを1つ取り出すと
ボールには7番と番号が書かれていた
アズサ
『ネルが7番ね』
ネル
『ラッキーセブンって訳か』
アズサ
『馬鹿な事言ってないで そこどいてくれる?』
次にクジを引くのは
ガーネット隊の副隊長ダンだった
キサラギ隊長とは嫌だなとダンは言っていると
アズサは「最初からそんなのでどうすんのよ」
っと呆れていた
ダンが引いた番号は5番だった
次にリオンがクジを引く事になり
リオンは前に出る
俺はリオンに言った
ネル
『リオンとは準決勝か決勝で戦いたいから
良い番号引いてくれよ!!』
リオン
『あはは....努力します』
リオンが引いた番号は1番
1回戦からリオンの試合が観れるのか
凄く楽しみだな!!
次にアランがクジを引く事に
俺はアランにも同じような事を言う
ネル
『リオンと最初に戦うなよ!!
俺は2人と対戦したいんだからな!!』
アラン
『うるさい奴だ』
アランはスッとクジを引く
書かれていた番号は・・・・・・8番
8番って事は・・・・
4回戦は
俺とアランの対戦が決まってしまった
ネル
『いきなりアランと対戦か....』
アラン
『どうした?怖気付いたのか?』
怖気付いたかだと?、そんな事あるか!!
俺はアランに言ってやった
寧ろ初戦から戦えるなんてラッキーだと
そうして
魔装機大会の大戦表は決まった
1回戦 第1試合は
リオンのドラグーンmk-2
と
ハートのエセンタルハート
リオンの相手は
ロイヤルフラッシュのハートって人か
ハートはリオンを抱きしめ
対戦よろしくねーっと言っていた、
長身の彼女の体がリオンを包み
リオンは凄く恥ずかしそうにしていた
2回戦 第2試合は
キサラギのジャンヌダルク
と
マナブのベシュトレーベン
マナブって子はキサラギと戦うのか
運が悪いなマナブ、
キサラギはローズストーン国最強の機士だ、
俺のマナリリアンも
キサラギのジャンヌダルクには苦戦したな
キサラギ
『よろしく』
キサラギはマナブに握手を求めると
マナブの顔付きは変わっていた
マナブ
『お爺ちゃんを悲しませた
ローズストーン国の人達なんかに
私とベシュトレーベンは負けません』
キサラギの握手を応じず
マナブは何処かに行った
マナブの奴どうしたんだ?
緊張でもしてるのか?
3回戦 第3試合は
ダンのソーブレイド
と
ジョーカーのサンティエルジョーカー
ジョーカーはダンとの試合を楽しみにしてたのか
全力で挑むよっとダンに言っていた
ダン
『ポオカさんとは何度も戦ったからね、
強くなった君の力を楽しみにしてるよ』
ジョーカー
『ああ、楽しみにしていてくれ』
そして
4回戦 第4試合
俺のマナリリアン
と
アランのガンドリアVX
いきなりアランと戦う事になったが
凄く楽しみだぜ!!
アランかリオンには
決勝戦で戦いたかったのだが
最初から全力で戦える相手がくるなんてな
ネル
『ぜってぇ負けねぇからな!!』
アラン
『口だけでは無いって事を楽しみにしてるぞネル』
こうして
俺達の激闘が始まる事になった
試合は明日から
俺はワクワクとドキドキで
その日は眠れそうにないと思っていた
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対戦表
第1試合
リオンVSハート
第2試合
キサラギVSマナブ
第3試合
ダンVSジョーカー
第4試合
ネルVSアラン




