4章 激闘レインオラクル 34話-命の価値
〈34-1 他種族の戦い〉
▶︎ローズストーン領 森
ローズストーン国からだいぶ離れた
森の上空でガンドリアとドラグーンは止まる
ここなら誰の邪魔も入らないだろうと
アランは思った
リオンはアランに回線を繋げて
ネルさんがどこにいるのか聞く
リオン
『ネルさんは何処にいるんですか?
無事なんですか?』
シャロ
『そうよ!!答えなさいよ!!』
リオンとシャロは大声でアランに言った
耳障りだとアランは少し感じ
めんどくさそうに答える
アラン
『知るかよそんな事』
シャロ
『は!?アンタが攫ったんでしょうが!?』
アラン
『それよりお前ら 2人乗っているのか?』
シャロ
『そうよ、私はフェアリーのシャロよ!』
リオン
『僕はエルフ族のリオンです
貴方は魔族のアランさんでしたよね?』
フェアリー、エルフ族
その名前を聞いて アランは少し笑う
アラン
『何故他種族の連中が 人間の手助けをしてんだよ』
シャロ
『助けられたから助けてんのよ、それが悪いの?』
リオン
『そうです、種族の違いで争うなんて昔の事です
僕達は手を取り合って 助け合うべきなんです!』
助け合う?助けられたから助ける?
アランはバカバカしいと思った
人間同士でも争いが絶えない
そんな上辺だけの感情で
争いなんて終わるはずがないだろっと
アランは心の中で思った
まあ頼まれた任務だ
ドラグーンとコイツらを殺して
とっとと国に帰還する事にした
ガンドリアは
ドラグーンに攻撃した
シャロ
『キャッ!!いきなり攻撃するな!!』
アラン
『どちらが強い種族かどちらが生き残るに相応しいか
ここでハッキリさせようじゃねーか!!』
リオン
『この人は!!』
ドラグーンは剣と盾を構え
ガンドリアの攻撃を防ぐ
守っているだけじゃ勝てないと感じ
ドラグーンは剣先から魔弾を放つ
アラン
『遅い!!』
ガンドリアは魔弾を避けると
その魔弾は方向を変え
ガンドリアに追尾して直撃した
アラン
『なに!?追尾の魔弾だと!?』
ドラグーンは魔弾をいくつも放つ
ガンドリアは距離を取り
魔装壁で魔弾を防ぎ
刀を取り出し 電撃を放つ
ドラグーンは盾でガードすると
アマテラスの盾は電撃を吸収して
ガンドリアに跳ね返す
ガンドリアは危機一髪の所で電撃を回避して
アランは思った
コイツ、前と戦った時より強くなっている
まさか
パイロットの性能が上がったのか?
アラン
『楽しませてくれるぜお前ら!!』
リオン
『武器を捨ててください!!
僕は戦いたくないんです!!』
ガンドリアはミサイルを放ち
ドラグーンはミサイルを全て魔弾で撃ち落とすと
目の前までガンドリアがやって来ていて
刀で攻撃してきた
ドラグーンはスサノオの剣で攻撃を防ぎ
ガンドリアとドラグーンは鍔迫り合う
アラン
『戦いが嫌いな奴がこんな強いかよ!!』
リオン
『争いを無くすための戦いを僕はしているんです!』
アラン
『それはこっちも同じだ!!』
シャロ
『どの口が言うのよ!!』
ガンドリアは鍔迫り合いに負け
ドラグーンの攻撃を受ける
ガンドリアは少し吹き飛び
アランはコイツらの実力を認める
アラン
『やるな、
お前らネルとマナリリアンより強いじゃねーか』
シャロ
『当然よ、私が乗っているんだから』
アランは出し惜しみせず
戦ってやろうと考え
ガンドリアの隠された力を見せてやる事にした
アラン
『見せてやるよ、ネルにも見せなかった俺の本気を』
リオン
『まだ力を隠していたのか!?』
アラン
『魔力解放!!』
そう言うと
ガンドリアは禍々しい
蒼光のオーラを機体から放出させる
リオンとシャロは嫌な予感を感じていた
だが
オーラはおさまり、ガンドリアは地上に落ちていく
リオンとシャロは何があったんだと思い
ドラグーンも地上に降りた
アラン
『なんだ!?パワーが上がらねぇ!!』
リオン
『大丈夫ですか!?』
心配するリオンに アランは少し怒りを感じる
そうしていると
森の奥から
仮面が乗るワンオブザワールドが現れた
仮面
『当然だ、その機体の魔力は
もう既にレインオラクルが
回収し終わっているのだからな』
アラン
『テメェは!!』
アランは仮面が何故ここにいるのか
そして
初めて喋った声を聞いた事に驚く
アラン
『どう言う事だ仮面!!
何故テメェが!?、説明しろ!!』
そう言うと
ワンオブザワールドは
ガンドリアのコックピットに剣を突き刺す
アランは何が起こったのか分からなかったが
腹部から大量の血が溢れている事だけは分かった
アラン
『なんだよコレ?』
そう言って ガンドリアは地面に倒れ
アランは死んだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈34-2 仮面の正体〉
▶︎ローズストーン領 森の中
リオンとシャロの目の前で
敵の魔装機ワンオブザワールドは
味方のガンドリアに剣を突き刺し倒した
何が起こったのか2人は分からなかった
すると
ワンオブザワールドのコックピットが開き
仮面を付けたレインオラクルの機士が現れた
その機士は自分の仮面を外す
すると
耳の長い女の顔が現れた
それを見たリオンとシャロは驚く
この人は、女のエルフ族だ っと
仮面はドラグーンのパイロットに言った
エルフ族の女
『ドラグーンのパイロット
お前達に話しがある、降りて来てくれないか』
リオンとシャロは顔を見合わせ
ドラグーンから降りる事にした
リオンはドラグーンから降りると
真っ先にガンドリアのコックピットに向かい
アランの死体を引きずりだし
見開いていた目を閉じ 横に寝かしつけた
それを見たエルフの女は言った
エルフの女
『優しいんだな リオンは』
リオン
『どうして僕の名前を?』
エルフの女は目を閉じ
少し何かを考えると 2人に自己紹介をした
セリカ
『私はレインオラクル国の機士
ナンバーズのNo.1 セリカ•ノア•テリスティン
リオン、お前の姉だ』
【セリカ•ノア•テリスティン】
ナンバーズ No.1の機士
魔装機 ワンオブザワールド
レインオラクル国最強の機士
最強のマナ量を持ち 魔装機の操縦技術も凄腕
リオンはビックリした
自分の姉?
何故このエルフ族の女性はそう言ったのか
わからなかった
シャロは聞いた
「どう言う事か説明しなさいよ!」っと
セリカはフェアリー族のシャロを見て
その後リオンの顔を見て話し始めた
10年以上前、
私はレインオラクルの辺境の地で産まれた
母はエルフ族だったが
父は何処の誰かもわからない男だ
エルフ族は長寿で
私を産んだ時は100歳を超えていた。
だが今この世界で他種族が働ける場所が無かった
生きるためには金がいる、金を稼げなかった母は
自分の体を売りその金で生活をしていた
だから父は誰かもわからなかった
それから30年 母は第二子を産んだ
その子がリオン、お前だ
だが、第二子を産んで数ヶ月後
レインオラクルの王は母の存在を知り
母はレインオラクル国の機士に連行された
私は幼いお前を抱き、ローズストーン領に逃げた
そして、山の中で1人暮らしている老婆に
お前を託し、
私はレインオラクル国の人達に復讐に向かった。
私は魔法を使い暴れ沢山の人達を殺した
それでも、私は機士達に捕まり
レインオラクル国の地下深くの牢獄に入れられた
その時は私は自分の死を覚悟した
ヤレるだけの事はやった、もうコレで満足だ
そう思っていたら、牢の扉が開き
ある男が私を釈放してくれた そいつは私に言った
「この世界の人間全てに復讐しないか?」っと
その男はレインオラクル国の大臣
ドルズと言う男だった
その男は私達他種族の味方だとも言った
私はドルズと手を組みレインオラクル国の王を殺し
魔王復活の計画を立てた
リオンとシャロはセリカの話しを聞き
「魔王復活?」っとリオンは言った
セリカ
『そうだ、この世界に魔王を復活させ
全ての人間を滅ぼす、それが私達の目的だ』
リオン
『じゃあ何故!?
他種族のアランさんまで殺したんですか!?』
シャロ
『そうよ?そんな計画を立ててるのなら
魔族のアランを殺す必要がないでしょ?』
セリカは死んだアランの顔を見て言った
セリカ
『コイツの妹が、魔王復活の鍵となるらしい
詳しい事は分からんが、私はそう聞いた
妹をそんな事に使われるとアランが知れば
必ずコイツは私達の敵になる だからこうした』
セリカは立ち上がり
優しい顔でリオンとシャロを見た
シャロは少し警戒していると
セリカは2人に言ってきた
セリカ
『リオン、シャロ
君達も私達と一緒に人間達に復讐をしよう
滅ぼされた私達他種族の怨み、私達の手で晴らそう
さぁ、一緒に』
セリカはリオンに手を差し伸べる
シャロは不安そうな顔でリオンの顔を見ていた
もしこの女性がリオンの姉なら
リオンはもしかするとっと思っていた
リオンは下を向き 差し伸べられた手を掴まず
喋り始める
リオン
『一緒ですよ、貴方もレインオラクルの王と』
セリカ
『なに?』
リオン
『復讐に囚われて、
目の前の美しい景色も見えていない
復讐は新たな復讐の種を巻くだけ、
そんな事をやっていても 何も変わらないのに』
リオンは下を向きながらそう言った
セリカは差し出した手を握りしめ
怒りを感じさせながら弟に言う
セリカ
『母が殺され!!怨みも感じてないのかお前は!!』
リオン
『母を殺したレインオラクルの王も貴方も!!
同じなんですよ!!力で全てを解決しようと!!』
シャロ
『そうよ!人間にだって優しい人はいる!
そんな事もアンタは分かんないって訳!?』
セリカはゆっくりと
ワンオブザワールドの近まで歩き
「お前を人間に預けたのが私の最大の失敗だったよ」
っと小声で言った
すると
ローズストーン国の方角から
ローズストーンの機士
トパーズ隊の部隊 ロニーと数人の機士の人達が
魔装機に乗ってやって来た
それを見たセリカの顔つきが変わり
怒りを感じさせる口調で言う
セリカ
『人間...』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈34-3 その名で呼ぶな!〉
▶︎ローズストーン領 森の中
リオン達の場所に
ロニーの魔装機 クレオパトラと
3機のソーダストがやって来た
駆けつけて来たロニーは
リオンとシャロ、そして敵の魔装機を見て言った
ロニー
『大丈夫かいリオン君とシャロ君?』
トパーズ隊の機士
『隊長!アレは?』
セリカは怒りを感じさせながら
ワンオブザワールドに乗る
リオンは危ないと思い 大声で皆に言った
リオン
『皆さん!逃げてください!!』
そう叫ぶ頃にはもう遅く
ワンオブザワールドの遠隔操作の武器
ソードビットは3機のソーダストを倒し
ロニーのクレオパトラにも攻撃する
ロニーはなんとか回避したが
ワンオブザワールドは回避したクレオパトラに
剣を取り出し攻撃していた
ロニー
『しまった!!』
クレオパトラは地面に倒れる
リオンとシャロは
急いでドラグーンに乗り込み起動させる
ワンオブザワールドは
ゆっくりとクレオパトラに近づき
クレオパトラのコックピットに剣を突き立てる
すると ドラグーンと回線が繋がり
リオンは言ってきた
リオン
『止めてください!!』
セリカ
『人間が死ぬのは嫌かリオン?』
シャロ
『アンタおかしいわよ!』
リオン
『僕は誰も死んで欲しくないんですよ!!』
そう言う弟のリオン
セリカは今にも殺せそうなクレオパトラを見て
リオンに言った
セリカ
『ならお前達はこれ以上私達の邪魔をするな!
魔装機を捨て、何処か遠くに行くのなら
今日のところはコイツを助けてやる』
シャロ
『卑怯よ!!』
セリカ
『どうするリオン!!』
リオンの目の前に
優しくしてくれたロニーが
今にも実の姉に殺されそうになっていた
リオンは涙を流しながら セリカに言った
リオン
『貴方は...本当に僕の姉さんなんですか..』
リオンの声を聞いて セリカは何かを感じ取る
セリカ
『泣いているのかリオン?』
リオン
『..答えてください.』
セリカ
『そうだ!私達は、残された最後の家族だ』
リオンは涙を拭き 自分の気持ちを伝える
リオン
『セリカ姉さん』
その言葉に セリカの心は弟のリオンに掴まれる
リオン
『姉さんもローズストーンの人達と会ってほしい!
この国の人達は皆さん優しくて楽しい人達なんです
美味しい料理だって沢山あるし
僕は色んな人達に救われたんです!!
僕の姉さんなら、見て欲しいんです!!』
シャロ
『そうよ!!』
ワンオブザワールドは
クレオパトラに剣を突き立てるのをやめ
ゆっくりとドラグーンに近づく
リオンは思った
分かってくれたんだっと
だが 違った
ワンオブザワールドはドラグーンを蹴り飛ばし
セリカは言った
セリカ
『生ぬるい!!もう2度と私を姉と呼ぶな!!』
リオン
『セリカ姉さん!!』
セリカは嬉しかった
弟のリオンに姉と呼ばれた事が
だが 人間の肩を持つリオンを
それ以上に許せなかった
リオン
『どうして分かってくれないんの姉さん!!』
セリカ
『まだ言うのか!!』
シャロ
『リオン!!くるよ!!』
ワンオブザワールドは戦闘体制に入る
リオン
『止めてセリカ姉さん!
姉弟で殺し合うなんておかしい!!』
姉と言われるたびに
自分の心が揺らいでしまうセリカ
セリカはドラグーンに武器を向け言う
セリカ
『お前達を倒して
無理矢理にでもレインオラクル国に連れて帰る』
リオン
『姉さん...』
セリカ
『私を姉と呼びたいのなら!
私の言う通りにしろ!!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈34-4 エルフ族とフェアリー〉
▶︎ローズストーン領 森の中
リオンの姉セリカはワンオブザワールドに乗り
弟のリオンとシャロが乗るドラグーンに
蹴りで攻撃した
人間達の言いなりになっているリオンを見て
腹が立ったのだ
ドラグーンは立ち上がり
ワンオブザワールドを見る
シャロ
『リオン!戦うしかないよ!』
リオン
『でも僕は...姉さんに分かって欲しいんだ!!』
リオンはこの世界に
悪い人間だけじゃない事を
姉のセリカに教えたかった
セリカ
『この世界はいつも弱肉強食
力ある者が正義で弱者は悪なんだ!
お前が正しいと言うのなら、私を倒して見せろ!』
リオン
『どうして姉さんはそこまで!!』
セリカ
『私をその名で呼ぶな!!』
ワンオブザワールドはソードビットで攻撃する
ドラグーンはスサノオの剣とアマテラスの盾を使い
ソードビットの攻撃を防ぎながら
ソードビットを破壊しようと攻撃する
しかし
ソードビットの動きは早く
小さなソレを撃ち落とす事が出来なかった
シャロ
『右!!左からも!!』
リオン
『早すぎて目で捉えられない!』
ソードビットに気を取られてる隙に
ワンオブザワールドは剣を構え
ドラグーンに攻撃する
それを察知したシャロはリオンに教える
ドラグーンは危機一髪の所で
ワンオブザワールドの攻撃を避けた
セリカはリオンの強さを認める
セリカ
『流石は私の弟だ、ならば』
ワンオブザワールドにソードビットは戻っていき
戻ったソードビットはアンテナのように広がった
リオンは直ぐに
姉がアレを使ってくる事を理解した
セリカ
『フォトンショックウェーブ!!』
ワンオブザワールドから
魔装機の動きを止める妨害電波が
目には見えないが飛ぶ
ドラグーンはフォトンショックウェーブを受け
機能が停止して、地面に倒れた
セリカ
『コレが私が使う最強の技だ』
ワンオブザワールドは
倒れているドラグーンのところまで 歩く
セリカは コレで弟のリオンは諦め
私の言う通りにしてくれると思った
ワンオブザワールドはドラグーンの前に立つと
スピーカーを使い、リオンとシャロに言った
セリカ
『分かっただろ、お前達じゃ私には勝てない
諦めて私の言う通りにしろ!!
ハッチを開け、降参するんだ!!』
姉のセリカがそう言うが
ドラグーンのハッチは開かず
降りて来る様子が無かった
セリカはフォトンショックウェーブの影響で
ハッチが開かないのかと考えた
セリカは手をかそうと ワンオブザワールドで
ドラグーンに触れようとしたその時!
動くはずがないドラグーンが動きだし
ワンオブザワールドの動力炉目掛け剣で攻撃した
セリカは驚き ドラグーンから離れた
セリカ
『お前!!』
シャロ
『ふふん、作成成功ね』
リオン
『シャロさんの言う通り
まさかこんな手に引っかかってくれるなんて』
ローズストーン国にいるノノカとリースは
フォトンショックウェーブの対応策を考え
全ての魔装機に
フォトンショックウェーブの影響を受けない
工夫を取り入れていた
ドラグーンはフォトンショックウェーブの
影響を受けたフリをして セリカを騙していた
ワンオブザワールドの動力炉を破壊して
もう戦えないだろうと思ったリオンは
姉のセリカに言う
リオン
『もうやめてください!
僕達が戦う意味なんて無いんですよ!』
セリカ
『リオン..お前ぇ!』
ワンオブザワールドから凶々しいオーラが出る
人を呪い 必ずこの世界から
根絶やしにさせてやると感じさせるようなオーラが
シャロは怯えながら言う
「凄い怖のオーラ、こんなの初めて見る」
リオンはおかしいと思った
動力炉の魔石を破壊したはずなのに
何故ワンオブザワールドが動いているんだ?
リオン
『どうして動けるんだ!あの魔装機の魔石はもう!』
セリカ
『私の全てのマナを使い、
魔石なしで魔装機を動かしているんだ!!』
シャロ
『なんなのアイツ!!無敵なの!!』
セリカは全ての力を使い
ソードビットを動かし ドラグーンに攻撃した
ドラグーンは必死にソードビットを回避するが
1つのソードビットがドラグーンに張り付く
リオンはしまったと感じた
ソードビットは
ドラグーンのコックピットの中に何かをしてきた
リオンはなんとも無かったが
フェアリーのシャロは急に苦しみ始めた
シャロ
『ァァァ、息が苦しい、心臓が締め付けられてる』
リオン
『シャロ!!姉さん!!何をしたんだ!!』
セリカ
『エルフ族には効果がない 毒を送ったんだ
もう時期そのフェアリーは死ぬ』
リオン
『やめて姉さん!!』
セリカ
『もう遅い!!』
ドラグーンは剣を構え
マナを剣に集め 光の剣を作り出す
リオンは考えた
直ぐにワンオブザワールドに乗る
実の姉を倒さないとシャロの命がっと
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈34-5 イノチノダイカ〉
▶︎ローズストーン領 森の中
ドラグーンは剣にマナを集め 光の剣を作る
苦しむシャロを見て リオンは決心する
ドラグーンはワンオブザワールド目掛け 突進する
光の剣を構え
姉が乗るコックピット目掛け攻撃する
リオン
『セリカ姉さん!!』
セリカの目には
弟が乗るドラグーンの攻撃する光景が映る
「それでいいんだ、私を怨み、世界を怨めリオン」
そうセリカは言っていた
だが
リオンはコックピットを外し 攻撃していた
ワンオブザワールドは倒れ
リオンは直ぐに苦しむシャロを抱き
ドラグーンから降りた
さっきまで苦しんでいたシャロは
グッタリとし、今にも死にそうになっていた
リオンは焦りながら
ワンオブザワールドのハッチを開け
姉のセリカに聞く
リオン
『セリカ姉さん!!
どうすればシャロは助かるんだ!!教えてよ!!』
ハッチを開け 姉の姿を見ると
マナを全て使い 痩せ細る姉がそこにはいた
セリカも
全ての力を使い果たし 今にも死にそうな
そんな表情を見せていた
リオンは 怯えながら姉の名を呼ぶ
リオン
『セリカ..姉さん..』
セリカ
『もう無理だ そのフェアリーは助からない』
リオンの両目から 大粒の涙が溢れる
薄れゆく意識の中 セリカは言った
セリカ
『泣くなリオン、
お前ならこの世界を変えれるかも知れない
だから...お前...は...』
セリカの目は白くなり
それ以上言葉を喋ることはなかった
リオンはワンオブザワールドから離れ
手のひらで目を閉じているシャロを見た
シャロも もう
そう思って涙を流すリオン
リオンの涙がシャロの顔に落ち
シャロは目を覚ます
リオン
『シャロ!!』
涙を流しながら リオンは叫ぶ
シャロは小さな声で言った
シャロ
『うるさいわねリオン、
アンタの涙しょっぱ過ぎるのよ』
リオン
『シャロ....』
シャロの声は弱々しく 前ほどの元気は無かった
シャロ
『私はもうダメみたいね、
もうリオンともネルとも戦えない見たい』
リオン
『そんな、嫌だよシャロ』
シャロ
『ネルに会ったら、私の分まで怒ってやって
あの子、心はまだまだ弱いままだから』
リオンの涙は 止まる事なくシャロに落ちる
シャロは最後に言った
「皆んなに出会えてよかった」っと
そう言ってシャロも涙を流し 目を閉じた
リオンは座り込み シャロの名前を大声で叫ぶ
すると
シャロは輝きだし 近くに居たアランの死体も輝く
リオンは何が起こっているんだと焦る
シャロが流した涙は【フェアリーの涙】
誰かの命を引き換えに 別の誰かを蘇生させる魔法
フェアリー族だけが使える特別な魔法
フェアリー族は基本涙を流さない
涙を流す時は、死ぬ時だけだった
シャロは消滅し 消え
死んでいたアランは目を覚まし 辺りを見渡す
アランは思い出す 仮面の野郎に殺された事を
近くにいた泣き崩れるリオンを見つけ
アランは声を掛ける
「おいお前!コレはどう言う事だ、説明しろ!」
リオンはアランの顔を見ず
セリカとシャロの事を話す
アランが死んでいた後の出来事を
そして
アランは実の妹アイナの身が危険な事を知った
アラン
『そんな、まさか..』
リオンは涙を拭き アランを睨む
リオン
『貴方はどうするんですか
シャロさんの命を頂いたその体で!』
アラン
『俺がお前らに...』
アランは混乱しながら ガンドリアに乗った
こうしては居られないと思い
リオンが言った事が真実なのか
確かめに戻る事にした
その場に残されたリオンは
ロニーが乗るクレオパトラの元に向かった
ロニーは気を失い 眠っていた
それを見たリオンは 少し安心し
姉のセリカを抱き
ローズストーン国の助けが来るのを待った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈34-6 その男の名は〉
▶︎レインオラクル国 どこかの実験室
ネルは目を覚ます
両手足は手錠され、目の前にはガラスの敷居がある
ネルはこの場所がどこかの実験室なのかと思った
必死に手や足を動かそうが
手錠は外れず、どうする事もできなかった
しばらくすると
ガラスの奥の扉が開き
見知らぬ人物が3人入ってきた
1人の怪しい男は喋り出した
プルネン
『お目覚めですか?』
ネル
『誰だお前は?』
プルネン
『私はプルネン•バステカと言います』
ネル
『プルネン?』
プルネンの横に立っていた女も自己紹介をする
プラクト
『私はプラクト、久しぶりだね』
久しぶり?どう言う事だ?
俺はこの女に会った事がないぞ?
そして
3人目の男は ネルを見てこう言った
ドルズ
『アレから何十年も経つ、
覚えてないのも無理はないか』
ネル
『誰だよアンタ達は!!』
ドルズ
『私か?私はお前と同じ未来から来た男
未来のプルネン•バステカだ』
ネル
『!!』
プラクト
『まさか君も、こちらの世界に
来てるとは思わなかったよ ぺぺ•プーリオ君』
ぺぺ•プーリオ? 未来?
ネルはコイツ達が何を言ってるのか分からなかった
だが
ネルはもの凄く嫌な予感を感じていた
4章 激闘レインオラクル 完
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