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魔装機マナリリアン  作者: ロア
    魔王復活編 3章
32/120

3章 ローズストーン後編 26話-この空の景色

〈26-1 立ち止まれない〉


 ローズストーン国は1日にして

 多くの市民や機士が亡くなった

 さっきまで会った日常は

 レインオラクルの襲撃で、一瞬で消えた


 ネルは変わり果てたタケルを連れ帰り

 グレートホールから魔物の大群がやってくる事を

 皆に伝えた

 ローズストーン国の機士団の総隊長アズマが死に

 誰が指揮を取るか皆不安になっていた

 そんな状況を見たトパーズ隊の隊長ロニーは

 真っ先に立ち上がり機士達に言う



ロニー

『こうして嘆いていても仕方ない!!

 グレートホールから

 魔物の大群が押し寄せてくるのなら、

 直ぐに対策をしないといけない!!』



 ロニーの言葉に

 機士や整備士達も立ち上がり 皆団結した


 整備士のリーダー

 ビドルはアズマの死を悲しんだが

 ロニーの言う通りだと感じ整備士達に言う



ビドル

『ほら!!

 私達は女帝機や壊れた魔装機を修理するんだよ!!

 勿論、ディナガード国の魔装機も直してあげな!』



 整備士達はやる気を出し

 直ぐに自分達に出来る事をやり始める



▶︎医療室


 大怪我をしたガーネット隊のダンは

 医療室のベッドの上で目を覚ます


 左目に違和感があり

 左目が失明した事にダンは直ぐに気づく

 私達は負けたんだな、そうポツリと言った


 ダンの隣には

 ガーネット隊の隊長、アズサが立っていた

 アズサはダンに伝える



アズサ

『ゼルとバインは亡くなったわ、

 総隊長のアズマも...私を庇って死んだ』


ダン

『そう...ですか...』


アズサ

『グレートホールから

 魔物の大群が押し寄せてくるらしいわ、

 貴方はここで休んでてね

 私達が魔物を追い払うから』


ダン

『...アズサ隊長』


アズサ

『...なに?』


ダン

『アズマ総隊長は、

 貴方の事を毎日心配していました

 私達ガーネット隊の兵達に

 妹をよろしく頼むっと、いつも言っていました』


アズサ

『...そう』



 アズサは病室を出て

 姉の事を思い出し少し泣いていた


 機士団をまとめ

 しっかりした姉の姿を思い出し

 アズサは涙を拭き 前を向く

 立ち止まってはいられない

 そう心で言い

 アズサは前を向いて歩く



▶︎ローズストーン国 火葬場


 ダイヤモンド隊の副隊長タナミアは

 無表情でユナハの亡骸を火葬した


 友達のサキとアマツキは

 ユナハの死に悲しんでいた


 ただ1人

 タナミアは違った、タナミアの顔は

 何も考えていないよう、心がここにない

 その様な表情で、ただじっとユナハを見ていた


 そんな副隊長を見て

 アマツキは泣きながら声を荒げ

 タナミアに掴み掛かる



アマツキ

『アンタは!人の心とかは無いのか!

 部下が死んでも!涙の1つも流せねぇのかよ!!』


サキ

『よしてよアマツキ、

 そんな事言ったって、ユナハは..ユナハは..、

 戻って来ないんだよ!!』



 サキはアマツキを止め 泣き崩れる


 タナミアは何も考えず

 その場を後にする

 今ここにいても、

 サキとアマツキに悪いと思ったのだ


 タナミアはダイヤモンド隊の魔装機倉庫に行き

 落ちていた刃物のような

 鋭い何かの破片を見つけ手に取った


 タナミアの脳裡に

 ビダールやモネやユナハの顔が浮かぶ


 私の行いで、3人もの犠牲者が出た

 私も罪を償はなければならない そう考え

 破片を自分の喉に突き立てる



タナミア

『ビダール、モネ、ユナハ

 すまなかった、私も直ぐにそちらに行く

 そこで私を罰してくれ』



 タナミアが自殺をしようとした時

 それを目撃した人物は

 破片を取り上げタナミアにビンタをする


 タナミアはその人物が誰か見る

 そこに居たのは

 トパーズ隊の副隊長リニアだった


 リニアは怪我をしていた

 左腕は包帯を巻いていた


 タナミアはリニアに怒る



タナミア

『何をする!!』


リニア

『貴方こそ何をしてるんですか!!

 今ローズストーン国は危機的状況でしょ!!』


タナミア

『お前には関係ない!!

 私を死なさせてくれ!!』


リニア

『戦えず苦しむ人達も居るのに!!

 貴方はそんな人達を置いて、

 死のうと考えるんですか!!

 キサラギさんが聞けば、悲しみますよ!!』


タナミア

『隊長は関係ない!!』


リニア

『貴方の様な副隊長がいて

 トパーズ隊の副隊長として恥ずかしいですよ』


タナミア

『なんだと!!』



 タナミアは怪我人のリニアを押し倒す

 リニアも抵抗をして

 2人は揉み合いになった


 その現場を

 アメジスト隊の副隊長ショコラが発見し

 2人を止めた



$***********************



〈26-2 女王の頼み〉


 デルク達は

 ゼラウドの死に悲しんだ


 レイナはデルクの遺品を集め

 ローズストーン国の広場

 亡くなった方々の埋葬をしている場所に置いた


 シャロはその場を見ると

 リオンとハルタンがいない事に気づき皆に聞く

 リオンの事は知らないが

 ハルタンは宿のベットの中から出なくなったと言う

 シャロはハルタンを叱りに行こうとしたら

 レイナはシャロを捕まえ言う



レイナ

『辞めときなさい、ハルタンもツライのよ』



 シャロはうつむく


 デルク達がそうしていると

 キサラギがやって来て デルク達に言う



キサラギ

『女王陛下がお呼びです、来てくれるかしら?』



▶︎ローズストーン国 城内


 女王の下に

 ダイヤモンド隊の隊長キサラギがやって来て

 タケルの死やアズマの死

 グレートホールから大量の魔物が現れる事を伝えた


 女王はショックを受け酷く悲しんだ


 女王はキサラギに言った

 ディナガード国から来た者達をここに呼んで欲しい

 その言葉に、キサラギは頭を深く下げ

 デルク達が居る場所に向かった


 一時間後

 デルク達は女王の間に通され

 失礼の内容に、デルク達は女王に挨拶をした


 女王はデルクに言った



アテナ

『貴方がディナガード国の大臣なのですか?』


デルク

『はい、そうです』


アテナ

『ではディナガード国の代表としてお願いします

 私達ローズストーン国を

 魔物の大群から守って欲しい

 私達に出来る事はありませんが、

 どうかお願いできないだろうか?』


デルク

『私達は同盟を結びに来ただけです、

 ローズストーン国の危機ならば

 ディナガード国に取っても危機的状況

 私達はローズストーン国の為に戦う意向です』



 女王は「ありがとう」っとデルクに言った

 その直後

 1人の機士が慌ててやってくる


 機士はデルク達と女王に言った



ローズストーンの機士

『大変です!!

 グレートホールから大量の魔物の軍勢が!!』



 その報告にデルク達は驚く



▶︎管制塔


 ロニーは慌てて管制塔にやってくる

 管制塔にいたオペレーターはロニーに言った



オペレーター

『グレートホールから魔物の大群!!

 数は無数、10万以上だと思われます

 ジャイアントオークやアースゴーレム

 クレーターデーモンまでいます!!』


ロニー

『もうやって来たのか!!早すぎるな』



 別のオペレーターは

 ロニーに新しい情報を伝える



オペレーター

『報告です!!

 グレートホールから超大型の魔物が出現!!

 全長200m級の魔物です!!』


ロニー

『なんだって!!』



 ロニーは双眼鏡を覗き魔物を確認する

 そこには

 無数の目が繋がった

 大きな目玉のような魔物が浮かんでいた



ロニー

『なんだアレわ!?』



 ロニーは見たこともない魔物に恐怖し驚く

 魔物の情報をオペレーター達に調べさせたが

 該当する魔物は見つからなかった


 名前の無いその魔物を

 呼称して、マザーブレインと呼んだ


 オペレーターは異変に気づきロニーに言う



オペレーター

『マザーブレインから高出力の魔力反応!!』



 ロニーは危険を察知し

 皆に伏せろ!っと言い放つ


 マザーブレインの目玉から大きなレーザーが放たれ

 ローズストーン国に直撃、

 民家や木は燃え

 ローズストーン国は炎の海になった



$$**********************



〈26-3 魔物化〉


▶︎高級宿屋


 宿のベッドに潜り

 落ち込んでいたハルタン

 いきなり地面が大きく揺れ爆発音が響き渡る


 ハルタンは飛び起きデルク達を呼んだ

 しかし

 部屋の外や宿の外を探しても

 デルク達は何処にも居なかった


 ハルタンは思った

 私は置いて行かれたのでは無いか

 私がアモ姉にそうしたよう 見捨てられたと


 塞ぎ込みハルタンが泣いていると

 遠くからレイナとノノカとハヤトが

 ハルタンの名を叫びながら駆けつけて来た


 ハルタンはそれに気づき

 レイナに泣きながら抱きつく



ハルタン

『レイナー!!ノノカー!!ハヤトー!!』


レイナ

『大丈夫ハルタン!!

 魔物の大群が押し寄せて来てる、

 ここは大変だから、貴方はお城の方に逃げてて?』



 レイナはそう言うが、ハルタンは涙を拭き

「私も戦う!」っと言った



▶︎ローズストーン国 バンカー


 整備士達は急ピッチで女帝機や

 デルク達の魔装機を修理した


 ダイヤモンド隊のキサラギ

 トパーズ隊のロニー

 ガーネット隊のアズサ

 アメジスト隊のココは

 女帝機に乗り込み、出撃した


 レイナ、ハヤト、ハルタンも

 ロードナイトとバスタードに乗り

 ローズストーン国の機士達と一緒に出撃する



 怪我をしたリニアと

 タナミアは皆を見送った



▶︎数分前


 魔物の出現を聞き

 タナミアは無理矢理ソーダストに乗せられ

 出撃させられそうになっていた


 タナミアは操縦席に乗ると

 ビダールやモネやユナハの顔が浮かび

 その場で吐いた


 整備士達はタナミアが乗る指揮官用ソーダストが

 動かない事に少し疑問を浮かべていると

 隊長のキサラギがタナミアの側に近寄り

 タナミアに言った



キサラギ

『大丈夫タナミア!!』


タナミア

『隊長..私は...私は...』


キサラギ

『貴方は待っていて、

 今の貴方は酷く疲れてる、

 そんな仲間に無理をさせられない』



 キサラギにそう言われ

 タナミアは出撃メンバーから外された

 タナミアは

 出撃するキサラギ隊長を見送る



▶︎第三魔装機倉庫


 ネルのマナリリアンとドラグーンは動かなくなり

 出撃する事ができなかった


 ネルは必死にマナリリアンを動かそうと足掻く



ネル

『なんでだよ!!どうして動かないんだよ!!』



 マナリリアンはガンドリアの攻撃を受け

 完全に機能が停止していた

 ドラグーンもまた同じ状況だった


 どうする事もできず、イラだつネルを見たシャロは

 その場を離れ

 何処に行ったか分からなくなった

 リオンを探しに行く



▶︎ローズストーン国の外


 機士達は魔物の大群を倒していた


 ロニーの乗るクレオパトラは

 ジャイアントオークやアースゴーレムを倒していた

 管制塔から通信が来る



オペレーター

『大変ですロニー隊長!!』


ロニー

『今度はなんだい!?』


オペレーター

『マザーブレインの攻撃で

 ローズストーン国に大穴が空き

 地下の住人達が魔物化し始めています!!』


ロニー

『なんだって!!』



 地下のマナを持たない住人は

 濃い魔力を吸収し魔物化の兆候が始まり

 数人は理性を失い人々を襲い始めた


 ロニーは噛みこらえながら

 魔物化した人達を倒すよう、皆に言った



$$$**********************



〈26-4 マザーブレイン〉


 トパーズ隊の機士達は

 魔物化をした人達を魔装機で攻撃する


 苦しむその表情を見て

 機士達は気分が悪くなる

 さっきまで生きていた人間を殺しているのだ

 まるで地獄絵図のような光景が機士達の目に映る


 外で戦っている

 ガーネット隊、アメジスト隊、ダイヤモンド隊

 レイナ達の部隊は

 襲いくる魔物の軍勢を倒す



ハルタン

『数が多すぎるよレイナ!!』


レイナ

『ジャイアントオークやアースゴーレムならまだしも

 クレーターデーモンまで相手にできない!!』


アズサ

『クソ!こんな所で負けられない』



 魔物の軍勢は

 倒しても倒しても

 次から次にグレートホールから現れる



ココ

『やっぱり親玉を倒さないと駄目かぁー』


キサラギ

『あの奥で鎮座してる目玉を倒せって事?』


ロニー

『だが!!この数をを相手にしている今

 マザーブレインまで辿り着く事は不可能だ!!』



 ココが乗るマリーアントワネットは飛び上がり

 マザーブレインにシャスポーガンを撃つ


 しかし

 マザーブレインの周辺に謎のバリアがあり

 銃の攻撃は無効化された



ココ

『駄目、遠距離からの攻撃は効果無し』


ロニー

『なら接近戦で奴を倒さなければならないのか...

 しかし

 どうやってこの数の魔物達を相手に近づけば?』



 ロニーが頭を悩ませていると

 街で魔物化した人達を倒していた部隊から

 通信がくる



トパーズ隊の機士

『大変です隊長!!

 魔物化した人達がいきなり光始め!

 周辺にいたマナを持たない人達も光、

 皆その場に倒れました!!』


ロニー

『どう言う事だ!?』


トパーズ隊の機士

『分かりません!!

 しかし、皆緑色の光に包まれ、

 その光が何処かに飛んでいくようにも見えます!』



▶︎魔装機第三倉庫


 ネルのマナリリアンはいきなり輝き出し

 近くにあったドラグーンも一緒に輝く


 光が収まると

 マナリリアンとドラグーンは完全に治り

 マナリリアンは起動し始めた



ネル

『なんだ!? 急に動き始めた!?』



 ネルはマナリリアンが動く事が分かると

 直ぐに倉庫からマナリリアンを出し

 マナ解放をして、

 空を飛びローズストーン国の外に向かった



ネル

『マナ解放は時間制限がある!!

 それまでにコイツらを倒せるのか?』



 ネルのマナリリアンがやって来て機士達は驚く



アズサ

『マナリリアン!?』


ロニー

『治ったのか!?』


ハルタン

『遅いぞ馬鹿ネルゥー』


ハヤト

『ネルさん!!』



 マナリリアンは魔物の軍勢に

 魔竜の群れを一掃した時に使った

 マルチロックブラストを使った


 しかし

 あの時よりも更に魔物の数が多く

 いくら攻撃しようが数が減らなかった



ネル

『数が多すぎる!!』


ロニー

『ネル君!聞こえるか?』


ネル

『ロニーさん?』


ロニー

『向こうに見えるマザーブレインを倒さなければ

 いくらでも魔物達が湧いて出て来ている!

 こちらの魔物達は私達に任せてくれ

 ネル君はマザーブレインを!!』


ネル

『分かった!!』



 マナリリアンはマザーブレインまで

 空中から近づこうとした

 しかし

 マザーブレインは無数のレーザーを

 空中にいたマナリリアンに撃つ


 マナリリアンはレーザーを必死に回避する



ネル

『ダメだ!!

 攻撃が激しすぎて近づく事すらできない!!』



 マナリリアンは

 マザーブレインに近づく事ができなかった



$$$$*********************



〈26-5 僕に出来る事〉


▶︎誰もいない薄暗い場所


 リオンは塞ぎ込んでいた

 レインオラクルの襲撃

 人達の戦争を見て怯えていた


 魔装機は怖い争いの道具


 いつか皆

 魔装機で死んでしまう そう思っていた



 シャロはリオンを発見し 長い耳を引っ張る



シャロ

『なんでこんな所にいんのよリオン!!

 街の中は危険だからアンタも避難するわよ!!』



 力強く耳を引っ張るが、リオンは無反応だった

 シャロはリオンに聞く どうしたの?っと



リオン

『怖いんですよ、僕は怖いんです

 ゼラウドさんが死んで、タケルさんも死んだ

 もう彼らは笑ったり泣いたり

 楽しい事も悲しい事も

 何一つ出来なくなったんですよ?』


シャロ

『だからネルが戦ってるんでしょ!!

 笑ったり泣いたり楽しい未来を守る為に!!』


リオン

『守る?』



 リオンは

 ゼラウドやタケルが言った事を思い出す



ゼラウド

『別にいいんじゃないか?戦うのが嫌いなら嫌いで』


タケル

『いつか戦う意味を知る時が来るかも知れない

 その時に立ち止まっていては誰も救えない

 君にも僕にも戦う力があるんだ

 僕達がやらなければいけない時があるはず

 だから、僕達は進まなければいけない』



 リオンはゆっくり立ち上がり

「僕も戦う」っと震えた声でシャロに言った

 シャロは優しい顔で頷き

 ネルが居る第三魔装機倉庫にリオンを連れて行く

 しかし

 そこにネルもマナリリアンもいなく

 タケルが乗っていたドラグーンだけが残されていた


 シャロはドラグーンを見て言った



シャロ

『コレ使えるんじゃない?』


リオン

『僕にタケルさんのドラグーンが?』



 シャロとリオンはドラグーンに乗り込む

 リオンは怯える手で操縦レバーを握る

 それを見ていたシャロは

 リオンの手の上に 小さな自分の手を乗せ

 リオンに言った



シャロ

『大丈夫!私が一緒だから!!』


リオン

『ありがとうシャロさん』



 リオンとシャロがドラグーンにマナを送ると

 ドラグーンは起動する


 リオンは心の中で思った

(タケルさん、僕に力を貸して下さい)



$$$$$********************



〈26-6 2人の戦士〉


▶︎ローズストーン国の外


 マナリリアンはマザーブレインにブラストを使う

 しかし、マザーブレインには魔法の攻撃は通用せず

 その場で消滅し掻き消された


 ネルは無数のレーザーを避けながら焦った

 このままではどうする事もできない状況に


 マザーブレインは赤く光始め

 魔物達は赤いオーラに包まれると

 周辺の魔物はより強くなっていった


 隊長クラスの機士達以外は

 強化された魔物に押され始める



ハルタン

『うわ!!さっきより強くなったぞ!!』


レイナ

『クソ!!ここまで来たのに!!』


ハヤト

『ウグッ!、強い!!』



 周りの状況がヤバイと察知したロニーは

 他の隊長達に言う



ロニー

『ココとアズサは他の機士の援護を!!』


アズサ

『目の前の相手で精一杯だっての!!』


ココ

『右に同じ』



 ダイヤモンド隊のキサラギは

 他の機士達の魔物を一掃し味方の逃げる隙を作る



キサラギ

『皆はローズストーン国城壁まで撤退!!

 後の魔物は私達に任せて!!』


ハルタン

『ありがとうダイヤモンド隊のおばちゃん!!』


キサラギ

『おば!?』



 キサラギはショックを受けるが

 他の機士達はその場から避難する

 城壁に機士達は集まり

 複数人で連携して一体の魔物を倒し始める


 隊長クラスの4人は

 1人で複数の魔物と戦う


 マザーブレインの輝きは更に強まり

 魔物達は更に強さを増していく


 アズサのエリザベスは魔物に押され始め

 このままではヤバイと感じる


 ネルはマザーブレインの攻撃を避けながら

 味方がヤバイ事に気づく



ネル

『クソ!!どうすればいいんだよ!!』



 マザーブレインのレーザーは更に激しさを増す

 レイナ達や隊長達も思った

 この魔物がコレほどまで強い相手だったとは


 マザーブレインはマナリリアンを攻撃するのをやめ

 ローズストーン国に向けて

 強力なレーザーを放とうとした


 ネルはマズイっと感じ

 マナリリアンを盾にしてレーザーを受け止める



ネル

『やらせるかぁー!!』



 マナリリアンから大きなバリアが出現し

 マザーブレインの攻撃を防ぐ

 その衝撃に耐えられなかったマナリリアンは

 吹き飛び、地面に落ちる


 レイナ達はネルの心配をした


 マナリリアンの目の前に

 クレーターデーモンの群れがやって来て

 一斉にマナリリアンに攻撃をしようとした


 その時


 誰かが乗るドラグーンが現れ

 クレーターデーモンを一掃する


 ロニーはビックリした



ロニー

『ドラグーン!?誰が乗っているんだ!?』



 ドラグーンのパイロットは

 マナリリアンに通信を送った



リオン

『大丈夫ですかネルさん!!』


ネル

『リオン!?なんで君が!?』


シャロ

『私も一緒よ!』


ネル

『シャロまで?』



 マナリリアンとドラグーンの目の前に

 無数の魔物がやって来る


 ネルとリオンは連携して

 魔物達をやっつけた


 ネルはリオンに言った



ネル

『俺1人じゃアイツを倒せない!!

 リオン!手伝ってくれ!!』


リオン

『ハイ!!』



 マナリリアンとドラグーンは空中に浮かび

 マザーブレインに突撃した


 マザーブレインは

 2機に向かって無数のレーザーを放つ

 さっきとは違い

 レーザーの攻撃は2機に向かって撃っている分

 激しさは半分になる


 2機が近づいてくると

 マザーブレインは大きな目玉から

 さっきと同じ強力なレーザーを放とうとする


 ネルはそれを阻止する!!



ネル

『させるかよ!!アイスフォース!!』



 0距離からマナリリアンは

 マザーブレインの目を氷付けにする

 マザーブレインはレーザーが使えなくなった


 ネルは叫ぶ



ネル

『やってやれリオン!!』



 ネルが作ってくれたチャンスで

 ドラグーンはスサノオの剣を両手で掴み

 リオンとシャロはマナを剣に注いだ



リオン&シャロ

『コレでトドメだ!!』



 剣は光の剣になり

 大きな柱のよう、天まで光が伸びていた

 ドラグーンはその剣をマザーブレインに振り下ろす


 マザーブレインは真っ二つに斬られ

 苦しむかのよう目が暴れながら消滅した


 マザーブレインが消滅すると

 周辺にいた魔物は悲鳴をあげ

 マザーブレインと同様に消滅し始めた


 マナリリアンとドラグーンの2機の協力により

 ローズストーン国は魔物の襲撃から守られた


 リオンは空の上からローズストーン領を見る

 この世界には

 まだまだ自分が知らない美しい景色がある

 そう思わせるような

 素晴らしい景色が目の前には広がっていた


 シャロはリオンに言った



シャロ

『コレが貴方が守った世界だよ?』



 リオンは

 素晴らしい景色を見ながら

 唖然とした顔になっていた


 リオンの右目から 一粒の涙が溢れた



3章 ローズストーン後編 完

                   next▶︎27

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