3章 ローズストーン後編 21話-ローズストーン国の秘密
〈21-1 無効試合〉
▶︎イモータリティの控室
ネル達は
勝利したココに感謝していた
ネル
『ありがとうございますココさん』
ゼラウド
『流石はクイーン級の隊長、見事な試合だったな』
ノノカ
『私の代わりに戦ってくれて
本当にありがとうございます』
ハルタン
『お前強いんだな!?私よりチッコイのに』
ショコラ
『今度からあのような
勝手な行動はしないでくださいね隊長?』
どうもどうもっと言いながら
ココは無表情で手を振った
すると
イモータリティの控室の扉がバンと開き
ダイヤモンド隊のユナハが入ってくる
ユナハの表情は険しい顔になっていた
ユナハ
『今の試合は無効よ無効!!』
ユナハがそう叫ぶと
喜んでいたネル達は静まり返る
それもそうだっとも一瞬考えてしまう
ユナハ
『ココ隊長はローズストーンの機士、アンタ達の
仲間じゃ無いでしょ!そんなの認められるか!!』
怒り狂うユナハの後ろから
トパーズ隊の隊長 ロニーがやって来た
ロニーはユナハに言う
ロニー
『ユナハちゃん、君の意見はもっともだ
しかし
文句を言う相手を間違ってるんじゃ無いかな?
試合見届け人の私がルールを変えた
文句を言うなら私じゃ無いかな?』
ユナハ
『ロニー隊長!!』
ロニー
『ルールを変え 私自らココ君と戦い負けた
キサラギもその事には何も言ってこなかったが?』
ぐぬぬっと
歯を噛み締めるユナハ
ロニーはユナハの方を抱き
ネル達に言い 何処かに去る
ロニー
『とにかく、君達イモータリティの勝ちだ
素直に今日の出来事を喜んでくれよ?
あ!あとね
私とココ君の試合で
コロシアムはボロボロになったので、
1日のインターバルを挟むよ
それまで体を休めていてくれたまえ』
ロニーが去るとネルは少しホッとした
レイナはそんな事よりも
ネルにさっきの事について問い詰める
レイナ
『それで、ココさんと結婚とかどうとか言ってたけど
アレはどう言う事よ?』
ショコラ
『そうですよ隊長!!
あんな皆んなの前で堂々と!!
どう言う事ですか!!』
シャロ
『どう言う事よネル?アンタいつの間に
その子とそんな関係になってたのよ?』
ハルタン
『ネルも結婚か?私とデルクと一緒だな!』
リオン、ノノカ、ハヤト
『おめでとうございます』
ココはネルにベッタリくっつき ピースする
ネルは弁解するように叫ぶ
ネル
『ココさんが勝手にそう言っただけです!!
俺は何も知らなーーーい!!』
▶︎ディナガード国 エレノアの部屋
エレノア
『クシュン』
ナラ
『どうしましたかエレノア様?風邪ですか?』
エレノア
『少し冷えただけです
は〜、早くネルさんに会いたいな
いつ帰って来るのでしょう?』
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〈21-2 レイナとハヤトの修行〉
▶︎ローズストーン国 修行場
ネル達はインターバル時間を
各々自由に過ごしていた
レイナとハヤトは、次の試合に向け
2人で修行をしていた
ロニーは2人に
ローズストーン国の修行場を紹介し
そこで2人はロードナイトに乗りトレーニングする
数時間後
レイナとハヤトは魔装機から降り
少し休憩をしていた
レイナ
『ありがとうハヤト、私の修行に付き合って貰って』
ハヤト
『こちらこそありがとうございます
レイナ先輩に稽古をつけて貰い嬉しいです』
レイナ
『何言ってんのよ、操縦技術もマナ量的にも
ハヤトの方が上じゃない?』
休憩をしていたレイナ達を
ノノカは発見し 声を掛ける
ノノカ
『もうお昼ですよ
ご飯でも食べに行きませんか?』
レイナ
『もう少しだけしたら行くから
ノノカは先食べててもいいよ?』
レイナは少し焦っていた
自分の相手はあのユナハと言う機士
ナイト級の彼女には
普通のやり方では勝てない
レイナは少しでもトレーニングをし
強くならなければいけなかった
ノノカは持ってきた冷えた飲み物を2人に渡し聞く
ノノカ
『そう言えばココ隊長さんは?
レイナさん、ココ隊長さんに
修行を手伝ってもらうって
今朝言ってませんでしたか?』
レイナ
『あぁ、あの子ね』
レイナは呆れた顔でノノカに教えた
今朝の出来事である
レイナはアメジスト隊の隊長ココに
一緒に修行をして欲しいと頼んだ
しかしココは
「え〜めんどくさい」っと無表情で言う
レイナは思った
この態度マルにそっくりだと
今朝の出来事をノノカに教えると
ノノカはアハハっと苦笑いをする
2人はディナガードで待つ
マルの事を少し思い出した
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〈21-3 ローズストーン国の秘密〉
▶︎ローズストーン国 ネル達が泊まる宿屋
ネル、シャロ、リオン、ゼラウドの4人は
暇だったので
この国のボードゲームで遊んでいた
シャロはオモチャの金貨を持ち
ニシシと笑いながらネルに言う
シャロ
『7マス移動だから、ここね
ネルの部隊は全滅して私の国に財宝を渡す
やった、また私の勝ちね!!』
ネルはシブシブ手持ちの財宝をシャロに渡す
このボードゲームは
異世界版人生ゲームのような感じだった
リオンは降参しシャロに言う
リオン
『シャロさん強いですね、
またシャロさんの圧勝ですよ』
シャロ
『当然よ!!私は勝利の女神なんだから!!』
ネル
『勝利の女神じゃなくてフェアリーでしょ』
ネルがそう言うと
シャロは負け惜しみ〜っと煽ってくる
ネルはこの小さなフェアリーにムカついた
ゼラウドは腹が減ったのか
皆に食事に行かないか提案する
ネルとリオンは賛成するが
遊び足りなかったシャロはワガママを言う
シャロ
『は?まだコレからでしょ勝負は!!』
ネル
『もうお昼だよ?ご飯食べようよ』
シャロ
『全く、ネルは臆病者なんだから』
ネルは更にムカついた
リオンはまあまあっとネルに言った
ネル達がそうしていると
宿に誰かがやって来た
ロニー
『やあやあディナガードの皆さん!
元気にしてるかな?』
そう言って来たのは
トパーズ隊の隊長ロニーだった
リオンは何故ロニーさんがココに居るのか聞く
ロニーは周りを確認して
まあいいかと思い 4人に言った
ロニー
『私はネル君だけに用事が合ったんだけど
まっ君達にも見てもらおうか』
見てもらう?
ネルとゼラウドは顔を見合わせ
ロニーにどう言う事か聞く
「何も言わずに付いて来なよ」
っとロニーは何処かに歩いて行く
ネル、リオン、ゼラウドは
言われるがままロニーについて行く
「ちょっと!!
まだ勝負は終わってないんだから!!」
そう言いながら、シャロもネルに付いていく
しばらく歩くと
街の奥の薄暗い路地に付く
ネル達はなんだか不安になる
更にロニーは奥に歩いて行く
ボロ臭い小屋に付くとロニーは扉を開け中に入る
ネル達もその小屋に入ると
ロニーは扉を閉めた
ゼラウドは内心ヒヤヒヤした
さっきの試合の腹いせに
俺達を殺すつもりなのかとも考えた
ロニーは小屋の中の本棚を動かすと
地下に続く階段が現れた
「皆にはナイショだよ?」
っとロニーは口に指を当て言う
ネル達は階段を降りた
すると
そこには地下の街が広がっていた!
ローズストーンの地下深くに
大きな街が存在していた事に、4人は驚く
ゼラウド
『なんだよコレ!?』
ゼラウドは口を開けて驚く
地下の街には
女性や子供だけでなく男性までもが暮らしていた
男性が居ないと言われていた
ローズストーン国の地下に
男も存在し暮らしていた
地下の街の人達は ロニーに挨拶をする
「ロニーさんこんにちは」
「今日も来てくれたんですね」
「ロニー姉ちゃん、一緒に遊ぼ!!」
ロニーは忙しいのでまた今度ねっと子供に言い
ネル達に言う
ロニー
『どうだい? 何か変わった点に気がつくかい?』
ゼラウド
『変わったって
ローズストーン国には男性がいないんだろ!?
ココには女も男もいる、どうなってんだ』
リオン
『ゼラウドさん、居るどころか
この人達はこの場所で暮らしている見たいです
何故地下なんかで生活を?』
ゼラウドとリオンは混乱する
ネルも何なのか分からずにいると
シャロは地下の人達を見て 言った
シャロ
『違う、ココに居る人は人じゃない』
ネル
『え!?どう言う事だよシャロ!?』
シャロの言葉にネルは反応する
ロニーはシャロを見て 少し笑みを浮かべ
答え合わせをする
ロニー
『シャロ君の言う通りだよ、
この場所に住む人間は普通の人間じゃない
悪魔の子と呼ばれる人達だよ』
ネル達はビックリする
悪魔の子、マナを持たぬ異端児
ゼラウドはロニーの冗談だと思った
ゼラウド
『冗談だろ、悪魔の子って
だってコイツら、普通に生きているじゃ無いか!!
子供や大人もいる、
悪魔の子は魔物化するはずだろ?
なぜ普通に生きて生活出来てんだよ!!』
ロニー
『そりゃ生きて生活出来るさ
私達と同じ人間だからね』
リオンはまさかと思いロニーに聞く
リオン
『まさかこの人達は
ネルさんと同じ特別な力を持っている?』
ロニー
『ネル君見たく、ここの人達に特別な力は無いよ
特別な力が無いからこそ、
マナを持たないのかも知れないね?』
リオン
『じゃあどうして?』
ロニー
『簡単だよ、魔物の魔力から守ってるのさ
地下に閉じ込め 魔物化する闇の魔力を
体に取り入れないようにしているだけさ』
そんな事が可能なのか?っとゼラウドは驚く
ネル達が混乱している中
ロニーは何処かに歩いて行く
とにかく
ネル達もロニーに付いていく
付いた場所は
大量の墓石がある場所だった
ゼラウドはそれが何なのか分からなかったが
ネルはロニーに言う
ネル
『墓地、死んだ人をこの場所に埋めているんですね』
ロニー
『よく分かったね?
そうだよ、ここは死んだ人達が行きつく家
別れを惜しむ場所だよ』
ロニーは何処からか花を出し 墓に置く
ロニー
『私達ローズストーン国の人間は
悪魔の子だからと言って
殺される赤子を見たくなかった、
現女王がそうしたんだよ
だから女王はこの場所を作った』
シンミリとするネル達
ロニーはネルの顔を見て言う
ロニー
『ネル、君の力が解明すれば
この世界から悲しむ人間がいなくなるかも知れない
だからこそ私達に協力して欲しい
君がこの国に残り、君の神秘の力を解明したい!』
ロニーの真剣な言葉に
ネルはどうするのか悩み 悩んだ結果
ネル
『俺もローズストーン国の人達には協力したい
けど、ディナガードの人達も助けたい
レインオラクルが襲撃して来るかも知れないなら
俺はディナガード国を守りたい...
勿論!ローズストーン国の人達も守るよ!!』
ネルはディナガード国を守って欲しいっと言った
エレノアの言葉を思い出していた
ネルの言葉に
ロニーはフッと笑う
ロニー
『今日の事は忘れてくれ、
明日も試合があるんだ、頑張ってくれよネル君』
ロニーはそう言いながら
何処かに行った
ゼラウドとリオンは
自分達が何も出来ない事を少し悔やむ
シャロは墓地を見ながらネルに言う
シャロ
『マナリリアンが王都に近づいて強くなったのって
もしかして
ここに埋められた人達の力を吸ったから?』
死んだ人間は時間が経つとマナを失う
マナを持たぬ人間の力を
マナリリアンが吸えるハズが無いとネルは思ったが
もしシャロの言った通り
マナを吸収するのでは無く
人の魂を吸っていたとしたら?
ネルは頭の中で そう考えた
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〈21-4 デート〉
▶︎ローズストーン国 城下街
デルクとハルタンは
2人で色んな場所に行き食事をした
大食いのハルタンは
今日1日で、
ローズストーン国の半分ぐらいの店で食事をした
デルクは付き添いで
コーヒーやデザートだけを頼んでいた
デルクは気前がよく
ハルタンが何処に行こうが 食事を奢った
優しいデルクにハルタンは聞く
ハルタン
『なんだか今日は優しいなデルク?』
デルク
『そうだな、
昨日の件でお前が落ち込んでいないかと思ってな
それに
ディナガード国の為に頑張ってくれた例もある』
ハルタン
『私負けちゃったけど、いいのか?』
デルクはハルタンの髪の毛をワシャワシャして
「気にするな」っと言った
ハルタンは満面の笑みを浮かべ
次の店に入りメニューを注文する
ハルタンの机に特大のパンケーキが置かれ
ハルタンは美味しそうにバクバク食べる
その光景をマジマジと見ていたデルクは
ハルタンに聞く
デルク
『よくそれだけ食べて太らないな?』
ハルタン
『ん?普通は太るのか?』
デルク
『普通ならな』
ハルタン
『太った奥さんは嫌いか?』
デルク
『嫌いだ、その時は無理にでも痩せてもらうからな』
ハルタン
『厳しい旦那さんだなデルクは』
2人の空気は
なんだかいい感じになっていた
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〈21-5 本音〉
アメジスト隊の隊長ココは
ネルを探して 街の中をぶらぶら歩いていた
すると
ココを見かけたガーネット隊の隊長アズサは
ココを呼び止め どうしたのか聞く
ココ
『え?ネルを探してるの
一緒にデートしようと思って』
アズサ
『あっそう、引き止めて悪かったわね』
ココが何処かに行こうとした時
アズサは口を開く
アズサ
『昨日の試合、ロニーとの戦い凄かったわよ
私じゃ貴方達に手も足も出せないと思わせる
凄い試合だった、私は弱い隊長よね』
アズサはうつむきココにそう言った
ココは足を止め
いつもの無表情でアズサに言う
ココ
『アズサは弱くなんて無いよ
アズサにはアズサの強みがある
私はそう思ってるから』
それだけを伝え ココは何処かに行く
アズサは少しだけ笑みを浮かべ
「ありがとねココ」っと呟く
▶︎第三魔装機格納庫
その夜
ネル達ディナガード国の魔装機が置いてある場所に
ダイヤモンド隊の副隊長 タナミアがやって来た
タナミアはロードナイトを見て思う
確実に試合に勝つには
この手を使うしか無いと
タナミアがロードナイトに触れようとした時
後ろから誰かがタナミアに声をかける
キサラギ
『夜遅くまで警備ご苦労様ねタナミア』
タナミアはビックリして後ろを振り返る
そこには
隊長のキサラギが立っていた
タナミア
『隊長!!何故ここに!?』
キサラギ
『何故って?居たら駄目なのかしら?』
キサラギはゆっくり近づき
タナミアの肩に手を置き言う
キサラギ
『昔見たいな変な事はしないでね』
その言葉に 冷や汗をタナミアは流した
隊長は昔、私がビダールにやった事を知っている?
そう思い 気が気では無かった
タナミアは焦りながら下を向く
キサラギ
『夜も遅いから、早く寝なさい』
キサラギはそう言った
タナミアはゆっくりと顔を上げ キサラギを見た
キサラギはニッコリと笑い
それ以上タナミアに何も言わなかった
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〈21-6 実験の成功〉
▶︎レインオラクル国 研究室
バリルはオドマン博士に呼ばれ研究室に来ていた
【オドマン•ジーン】
男性 レインオラクルの魔装機学者 幹部の1人
オドマンはバリルに言う
オドマン
『おぉー、待っておったぞバリル!!
遂に実験は成功したぞ!!』
バリル
『うるせージジイ、
それよりそいつは何処だよ?』
オドマンはベッドに寝かせている女性に指を差し
バリルはニンマリと笑う
オドマン
『コイツには
イオンが作った新型魔装機に乗って貰う』
バリル
『イオンが?
あのクソ真面目なジジイが作った魔装機って
大丈夫なのかよ?』
オドマン
『量産機の目処も立っている程の
素晴らしい新型機じゃぞ?』
オドマンは不気味に笑う
バリルはオドマンを気持ち悪いと感じる
オドマン
『そう言えば
次の作戦はキラ、ラッキー、クロ
そしてアイツも参加するのであろ?』
バリル
『あぁ、そうだぜ
だから何なんだよ』
オドマン
『ワシの実験が見劣りしちゃうの〜
せっかくナイト級レベルまで
魔女を強化する実験を成功させたのに』
バリル
『大丈夫なんだろうな?
この前見たいに
急に脳みそ飛び出して死なないだろうな?』
オドマン
『今回は大丈夫じゃ!!...たぶん』
その言葉に呆れるバリル
バリルはベッドで寝ている女性を見て独り言を言う
バリル
『楽しみだぜ』
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