2章 ローズストーン前編 10話-私達の想い そして旅立ちへ
〈10-1 私に出来ること その1〉
エレノアは悩んでいた
街の人達の手助けをしたい気持ちはあるが
魔装機にも乗れず力も無い私に何が出来るんだと
機士の方々に相談したが
エレノア様は居てくださるだけで皆が幸せなんです
っとつまらない返答が返ってきて
エレノアは不服だった
違う 私は目に見える幸せを皆に与えたい
あの人なら
あの人ならば私の悩みを聞いてくださるのでは?
そう考えたエレノアはある人の所に向かった
▶︎学園 ネルの部屋
ネルは自分の部屋でボーッとしていた
最近は街の復旧作業で忙しく
久々の休みだったのだ
平和だな〜、そう考えていた時である
部屋の扉がバンと開き
「助けてください」っとエレノアは言いながら
ネルにしがみついて来た
ネル
『エレノア様!?どうしたんですか?』
エレノア
『助けてくださいネルさん、
どうしても貴方に助けて欲しい事があるのです』
ネル
『俺に出来る事があるならなんでもするよ?』
そう言うと
エレノアはゆっくりと立ち上がった
「言いましたねネルさん?」
っと言ってエレノアはネルを見る
嫌な予感をネルは感じていた、ハメラレタ?
エレノアは自分が街の人達に何かをしてあげたいが
何も出来ない事を不満に思っていた事を伝えた
「エレノア様が居てくれるだけで街の人達は」
っとネルは言いかけた途中で
「居てくれるだけで街の人達は良いっと
言うありきたりでつまらない答えは禁止です」
っとエレノアはネルに伝えた
今言おうとした言葉を封じられ
どうするかネルは悩んだ
ネルは1つ何かを閃いた、
だがそれは余りにも変では無いかとも思ったが
それしか今俺に考え導く答えを持ってないと考える
ネル
『エレノア姫って歌は上手なんですか?』
エレノア
『歌ですか?』
ネルは街の人達に歌を届けたらどうかっと言った
ネルのアドバイスに
エレノアは良いアイディアだと思いますっと
顔をウキウキさせた
だが
街の人達には元気になって欲しいが、
私の歌う歌は少し悲しげで
今の状況に相応しく無いっとネルに教えた
それならっとネルは、
自分のいた世界のTVアイドルのような、
元気で明るい歌を教えて見た
エレノア
『可愛いドレスを着て、ステージに煙を撒き
色の付いたライトを光らせ大きなスピーカーで
歌い踊るのですか?』
エレノアは少し考えた
素晴らしいアイディアだと思ったが、
可愛いドレスはあるが
大きなスピーカーや演出の煙
色付きのライトなどは持って無かった。
レインオラクルの機会にそう言う物が
あるとは聞いた事ありますっとエレノアは言う
2人はうーんと頭を悩ませた
・・が、1人持ってそうな人物がいた事を思い出した
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〈10-2 私に出来ること その2〉
ネルとエレノアは
エレノアの兄である、パウエルの部屋に来ていた
白い煙を出す機械、色付きの照明ライト
大型のスピーカーを持ってないか聞いてみた
パウエルは無表情で答える
パウエル
『持ってるに決まってるだろ』
ネル
『やっぱりね、持ってな・・・え!!あるの!?』
持ってないと思っていたネルは
持っていると言うパウエルの言葉に驚く
どうしてそんなに驚くっとパウエルは言ったが
ネルはそれを貸して欲しいっと伝えた
妹のエレノアが街の人達を元気付けたい事を言い。
パウエルは遊んでいたゲームをやめ、
エレノアを見て言う
パウエル
『何故僕が妹の為に
大事なオモチャを貸さないと行けない?』
兄の言葉を聞きエレノアは落ち込んだ
ネルは怒る、
「何故妹にそんな言い方をするんだ!?」
ネルの言い分にパウエルは答える
パウエル
『何故だって?決まってるだろ、
そいつが悪魔の子で
僕のお母様を殺した元凶だからだ!!
貴様さえいなければ
お母様は今も生きていたんだ!!
お前が死ねば良かったんだ、この悪魔の子!!』
兄の言葉に
エレノアは今にも泣き出しそうだったが
ネルはパウエルの元に歩いていき
パウエルの顔を手でビンタをした
大きな音がなりパウエルの頬は赤くなる
パウエルはネルを睨みつける
この国の王子である自分に
平手で叩く奴がある事に腹が立ち
パウエルは怒りながら
ネルに自分が誰なのかを教えてやろうと思った
パウエル
『僕が誰だかわかってるのか!!』
ネル
『わかってるよ!!お前はエレノアの兄貴だ!!
たった1人の妹に、死ねなんて絶対に言うな!!
頑張ろうと街の人を楽しませようと
エレノアは努力してる、
お前も王族の子なら街の人達と向き合ってみろ!!』
ネルの強い言葉にパウエルは少しだけ戸惑った
そんな事を言ってくれる者など自分にはいなかった
パウエルは少しだけ嬉しかった
が、そんな表情を一切見せず
パウエルは2人に言った
パウエル
『くだらん、使いたいなら勝手に使え!!
ただし俺は一切手伝わないからな!!』
エレノアは、自分のために
ここまでしてくれたネルの優しさに泣いていた。
そんな事を知らず、
エレノアの顔を見ずにネルは道具を探し始めた
ネル
『エレノアさんも一緒に探してよー』
涙を拭き
「はい」っとエレノアは返事をした
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〈10-3 私に出来ること その3〉
街の掲示板に市民達は集まっていた
ある1つの張り紙を見て賑わっていた
その紙には
エレノア様のライブ開催しますっと書かれていた
街の人達は言った
ライブってなんだ?、
エレノア姫が歌ってくれるんだって
え〜マジで?、絶対俺見に行くわ
そして
ライブ当日の夜
街の広い広場に
ステージを立て 周りにはテーブルと机を置き
食事も出来るようにしていた
ネル
『ありがとうございますマスター、
食事の協力までしてもらって』
ネルは手伝ってくれたマスターに礼を言う
「いえいえ、私もディナガードの人達を
笑顔にしたいと言うエレノア様の
手助けをしたかっただけです」
マスターはそうネルに言った
会場の照明が消え、
ステージに白い煙がモクモク出てきて
ピンクの可愛らしい衣装を来たエレノアが現れた。
エレノアがマイクを握ると
カラフルな照明ライトが周りを照らし
エレノアはステージの上で歌い始めた
聞き馴染みのない明るくて元気な歌を聞き
街の人達は笑顔になっていた
オシコ
『いやー凄い歌ですねネルさん』
会場に、飲み物を片手に持った
オシコ・アインシュテルがネルにそう言った
「オシコさん!?」
ネルはこの人がここにいる事に驚いた
オシコは歌と踊りに感激して言う
オシコ
『ネルさん!!
コレはビックビジネスの予感を感じます!!
エレノア姫のグッズや歌を録音した物を
売りましょう!!確実に利益になりますよ!!』
オシコはノリノリでネルに言うが
ネルはあまり乗り気では無かった
ライブは大成功に終わった
その日の夜、
伝説の一夜と市民達から呼ばれたのであった。
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〈10-4 ナラの決意〉
ナラとサラサはディナガードに帰還し、
デルクにユリの事を伝えた。
裏切り者は死に、機士団の仲間がまた1人死んだ。
ナラは隊長の立場と、仲間の死に動揺し苦悩し、
自分がどうすれば良いのかわからなくなっていた。
セリア隊長ならこんな事態でも
皆を導く手本になってくれたはず
私には荷が重すぎる 私は、私は
ナラは気がつくとセリアの病室の前に立っていた
隊長の職務を任せてくれたセリア隊長に
今の自分を見せても
セリア隊長を悲しませるだけなのでは?
私はセリア隊長に会っていいのでしょうか?
その事が脳裏によぎり
病室のドアを開ける事が出来なかった
ナラはドアノブに手をつける事なく、
病室から離れようとした時、
セリアの病室から
ドカカ!!っと大きな物音が鳴った。
すぐさま 病室のドアを開き
「大丈夫ですか隊長!!」っと
ナラは声を荒げ心配した
病室に入って目に入ったのは、
ベッドから落ちたセリア隊長、
その近くにはリンゴも落ちていた。
ナラはセリア隊長をベッドに戻し
リンゴを切って手渡した。
セリア
『すまないなナラ、リンゴも自分で取れないのだよ』
セリアは笑いながら言った
「そうですか、
今後は医療班の人を呼んでくださいね」
っとナラは少しだけ怒った
何か暗そうにしていたナラを見てセリアは聞いた
セリア
『どうしたんだ?
何か悩み事でもあるんじゃないか?』
少しだけナラは黙り 言う
ナラ
『隊長には嘘はつけませんね』
自分が隊長失格ではないか、
ちゃんと皆を導けていないのではないか、
ユリの事を伝え自分の事もセリアに伝えた。
ナラは自分の不甲斐無さの余り、涙を流していた。
ナラ
『私はどうしたら良いのでしょうか?
こんな私に機士団の隊長なんて・・・』
ナラの涙を見る事なく、
セリアは背を向け窓を見ながら話した。
セリア
『少し前にフタナの病室に行ったんだよ、
機士としてしっかりしろ!っと言ってやる為にな、
だが簡単に追い返されてしまったよ、
実の妹を失ったんだ無理も無い、
家族を失う悲しみは
自分で解決するしか無いのだと思う
機士団の皆、私の家族だと思っているよ、
家族を失う悲しみはいつもツライ
私も強い人間では無いのだ』
ナラが顔を上げると セリアの横顔から
一粒の涙が零れるのをナラは見た
皆強い人間だけでは無い
心の弱さは隊長だって同じなんだっと感じた
ナラはセリアに深くお辞儀し 無言で部屋を出た
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〈10-5 サラサの家族〉
レベッカは怒っていた
ユリの一件以来、サラサは仕事もせず、
部屋で閉じこもっていた事に対し。
サラサの部屋を大きな音でノックするが、
返事は返ってこなかった。
騒ぎを聞きつけ、
隣の部屋のレイナが部屋を飛び出してきた。
レイナ
『レベッカさん!?どうしたんですか?』
返事も返ってこない事に対しレベッカは更に怒る
レベッカ
『サラサさん!!このドアを開けないのなら、
わたくしにも考えがありましてよ!!』
レベッカはドアを壊す威力の魔法を使い、
ドアを破壊して部屋に入った。
「どう言うつもりですかサラサさん!!
ここ最近仕事もせず部屋で閉じこもって
貴方はそれでもナイト級の機士ですか!!」
そうレベッカはサラサに怒る
サラサはベッドで横になっていたが
レベッカが部屋に入って来た事がわかると
ベッドから起き 立ち上がった
ちゃんと食事をして無かったのだろうか?
サラサの顔は酷くやつれ
目の焦点も何処を見ているのかわからなかった
サラサはボソボソとした声でレベッカに言った
サラサ
『私に何か用レベッカ?』
「大有りですわ!」っとレベッカはサラサに怒るが
レイナは怒っているレベッカを押さえて
落ち着かせようと思って言う
レイナ
『レベッカさん落ち着いてください、
サラサさんだって大変だったんですから』
レベッカ
『大変?大変なのはこの国もでしょうが!!』
今にも噛みつきそうなレベッカを見てサラサは言う
サラサ
『なら決闘しようよ、
アンタが勝ったら言う事を聞く
私が勝ったらもうほっといて』
やめてくださいっと
レイナは2人を止めようとしたが、
サラサの目は真剣な眼差しをしていた、
レベッカもその目を見て言う。
レベッカ
『わかりましたわ』
サラサとレベッカは
いつも何かを競い高め合ってきた
今日もそれの延長線に過ぎない
しかし今回は違った
2人の目は
どちらかが死ぬまで争い合う目をしていた
レイナは大変な事になったと思っていた
▶︎魔装機訓練所
2人は訓練所に向かい、
訓練用の魔装機に乗り込んだ。
生徒や機士の皆が集まり
サラサとレベッカの試合を見守っていた
サラサはレベッカに言う
サラサ
『ルール無用
先に降参させた方の勝ち、それでいい?』
レベッカ
『良いですわ』
今のサラサなら、
レベッカを怪我させかねないと皆は思ったが、
2人の邪魔なんて出来るはずがなかった。
先にサラサの魔装機が攻撃を仕掛け、
レベッカもそれに応戦した
ナイト級同士の戦い 余りにも凄い戦いに
生徒も機士も実力差に驚かされた
2人の戦いは
半日以上を費やした
数時間が経ちその時は突如訪れた
レベッカは体制を崩した隙に
コックピット目掛けサラサは攻撃した
危ない!!っ皆そう思い
直ぐに止めに入ろうと走る
サラサの死んでいた目は正気に戻る
レベッカが乗るコックピットに
訓練用の魔装機の剣が突き刺さっていた
私が...私がやったの?
フタマの死に顔や、
ユリの最後のせつなそうな顔が、
走馬灯のように思い出した。
サラサは無意識に大量の涙を流していた
涙でマナが枯れ、
魔装機のモニターや照明が消えた、
真っ暗な魔装機の中でサラサは叫んだ。
サラサ
『うあああああ』
フタマもユリも
レベッカも私が殺してしまった
私が
皆んな私の友達で、 家族で
家族を殺したんだ
暗い魔装機の中1人で泣くサラサ
もう全てが分からなくなっていった
・・・で・・・いるんですの!!
サラサは聞き覚えのある声に反応し
コックピットを開けた
そこには
学園の生徒達や機士団の皆んな
そして
腕を押さえて血を流していたレベッカがいた
レベッカ
『わたくしの負けですわね、
貴方いつからそんなに強くなったんですのよ』
レベッカはそう言うと、
サラサは急いで魔装機から飛び降り
泣きながらレベッカに抱きついた。
レベッカ
『ちょっと!?』
サラサ
『よかった、よかった、
私レベッカが死んだんじゃ無いかって、
私が殺したんじゃ無いかって、
私は1人だと思った、
みんないなくなっちゃうし
レベッカだって!!』
泣き崩れるサラサに レベッカは優しく言う
レベッカ
『いなくなんて成りませんわ
だって私達皆家族じゃありませんか』
レベッカも涙を流し サラサを強く抱きしめた
2人の戦いは終わり
剣を突き刺した訓練用魔装機と
剣を突き刺された訓練用魔装機と
学園の生徒達 機士団の人達
そして 強く抱き合う2人の機士がいた
生徒も機士も
サラサとレベッカを見て 皆泣いていた
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〈10-6 機士の称号〉
ネルはデルクに呼ばれ
バエル王のいる玉座の間に向かっていた
玉座の間には 王の椅子に座ったバエル王に
エレノア姫や司令のデルク
機士団隊長のナラさんまでいた
ネルがやってくると
エレノアはネルの名前を大声で呼び抱きついて来た
ネルが照れくさそうにしていると
何処からか危険な視線を感じる、
視線の主は
今にも人を殺しそうなバエル王の顔が目についた、
バエル王はネルに向かって言う
「いつから私の娘とそんなに仲良くなったんだい?」
その言い方は殺気に満ちていた。
ネルは直ぐにエレノアから離れ、
「僕達はそんな関係では無いです誤解です」っと
バエルに説明する、
説明を終えるとバエル王はいつもの表情に戻ったが
何処となくまだ怒ってるようにも見えた。
デルクは咳をしてネルに言った
デルク
『学生のネル、君に機士の称号を与える』
機士の称号?どう言う事ですかっと聞くと、
「ネル殿も機士団の仲間になったって事ですよ」
っとナラが教えてくれた
自分が機士団に入って良いのか
ネルはわからなかったが
デルクは言った
「今までのディナガード国に
貢献した事を考えると貰えて当然だ」と
おめでとうございますネルさん、
最年少で男の機士はディナガード初の栄誉ですよ、
そう言ってエレノアはまたネルに抱きついた
ライブの日以来、
エレノアとの距離感が近くなったと感じたネルだが、
王の悍ましい圧力も感じ
直ぐさまエレノアを引き剥がす。
デルク
『早速だが機士のネルに任務を言い渡す』
デルクは唐突に言い始めた
デルク
『私のローズストーン国までの
護衛役としてついて来て欲しい』
護衛ですか?
ネルはデルクに質問するように言った
何故ローズストーンに行くのか
何故護衛役をネルに頼んだのか、デルクは説明した
今のディナガード国は
戦力が先の戦いでかなり削られている、
もし今レインオラクルが攻めて来たら
直ぐにこの国は崩壊する、
戦力のナイト級の ナラ、サラサ、レベッカを
今この国から離れさせる訳にはいかない、
ローズストーン国に出向く理由は、
平和条約と共闘関係を結び、
レインオラクルの襲撃から
守り守られる関係にしたい、
前の三ヵ国会議では話し合いにすらならなかったが
私自らローズストーン国に出向き、
意思表示を示すっとデルクは語った。
ローズストーン領には危険な魔物が多く、
魔装機に乗れる者の護衛が必須、
ネルの他にも
機士の何人かに護衛を頼んでいるらしい。
デルクの護衛として、
ネルはローズストーンに向かう事を決めた。
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〈10-7 新型機〉
ローズストーンに向かう事になったネルは
デルクに呼ばれライルの研究所に来ていた
研究所に付くと
ノノカにレイナ 学園の生徒のハヤトまで来ていた
何故3人がここに居るのか、ネルはデルクに聞く
デルク
『ここに居るメンバーが
ローズストーンに向かう護衛役だ』
ノノカにレイナは機士であるので
ローズストーンに向かうメンバーなのは分かったが
何故、生徒のハヤトまでっと付け加え質問した
ハヤトは学園で1番強いビショップ級の生徒、
模擬試合の成績は無敗、
今のディナガードには戦える戦力を
1人でも欲しかったデルクは
ハヤトも機士団の仲間に入れていたのだ
ネルは最年少機士の称号は自分だけだと思ってたが
その思いは崩れ去った
ライル博士がやって来て皆に言う
「魔装機乗りはネル君にレイナさん
そしてハヤト君にも頑張ってもらうよ」っと
「ノノカさんはどうするんですか?」
っとネルは質問する
ライル
『ノノカ君には僕の代わりとして
魔装機の整備役をお願いしてるよ
僕は一緒には行けないからね』
そしてライル博士は ニマリとして言う
「ネル君にはマナリリアンに乗ってもらうとして
レイナさんとハヤト君にはコレに乗ってもらう」
そう言ってライルは窓のカーテンを開いた
そこには
赤白カラーの見た事無い魔装機が2機あった
見た事無い魔装機にネルは興奮し
興奮しながら「コレわなんですか?」っと聞くと
眼鏡を光らせながらノノカが言う
この魔装機の名前はロードナイト、
ディナガード国の新しい魔装機です、
ビショップ級程度のマナ量で動かす事ができますし
質力はなんとテイムライト以上、
武器はマシンガンラピットっと言う新しい銃、
ラピットを連射して使える新武器です、
もちろん新しくなったソードも搭載されてます、
コックピットには後部座席もあり
2人まで乗れるようになってます、
怪我人や戦えない人を乗せて戦えますよ。
ノノカの早口な説明に
ハヤトは頭がこんがらがった
「とにかく、私でも戦える新しい
魔装機って事でしょ?」っとレイナは言い捨てる
ライルは更に見せたい者があるっと言った
ネルはまだ何かあるんですか?
っとテンションを上げる
ライル
『ネル君、ディナガードの
イメージカラーは何かわかるかな?』
ネル
『え?えっと赤ですよね?』
ライル
『そう!!タレントもテイムライトも
赤色をベースに作ってる』
ネル
『でもトライデントは青白カラーですよ?』
ライル
『アレは例外としよう』
ライルはネルをバンカーに案内しながら話し合った
バンカーに付くと
マナリリアンに黒いシートが被されていた
デルクはそのシートを取ると
なんと!
シルバーだったマナリリアンが赤く塗られていた
「どうだいネル君!!ディナガードの
イメージカラーと同じ色にしたよ!!」
そうライルは言った
ネルが喜ぶであろうと思っていたが
ネルはショックで手を床に付いていた
「どうしたんだいネル君!?」
ライルは何が悪かったのか分からなかった
ネルは思った、
コレじゃ、ライバルカラーだよ
主役機は白じゃないとダメだ
その日
色が赤になったマナリリアンを見て
ネルは男泣きをしたが
数分でコレも悪くないなっと感じ元気になった
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〈10-8 いざローズストーンへ〉
生徒達はネルとハヤトに別れの挨拶をした
学園の人達と別れを告げ
正門に止めているマナリリアンの場所に向かった
門の前には 馬車と機士団のメンバー、
そして知らない髭を生やした胡散臭い男がいた。
デルクはネルが来るのを見て
「紹介する、ローズストーン行きの
案内をしてもらう旅商人のゼラウドだ」
っと紹介をした
ゼラウドはネルに頭を下げ言う
ゼラウド
『初めまして、俺は流離の旅商人ゼラウド
ディナガードの出身だが、
レインオラクルにもローズストーンにも
取引で何回も行った事があるんだぜ?
ローズストーンまでの道中宜しく頼むぜ』
ゼラウドは親指を突き立てた
自信げにそう言う男を見てネルは少し不安になった
お見送りに来ていたサラサは言った
「頑張ってねネル、
まぁアンタなら大丈夫だと思うけど」
レベッカもレイナ達に言う
「レイナさんノノカさん、それにハヤトさんも、
ローズストーンでは何が起きるか分かりません、
気をつけるんですのよ。」
レイナ達はレベッカに敬礼をした
レベッカの腕に
包帯が巻かれていた事が気になったネルは
その怪我をどうしたのか聞くと
サラサとレベッカは
目を逸らせ、「色々とね」っと話を逸らした
「行くぞ!」っとデルクは皆に言う
デルクとノノカは馬車に乗り
ゼラウドは馬車の前に座り手綱を握り馬を走らせた
レイナとハヤトはロードナイトに乗り込み
ネルはマナリリアンに乗り込んだ
機士団の人達は
別れの挨拶をしながら手を振っていた
今からローズストーンに向けて旅立つ
ネル達の新しい物語が始まるのであった
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