1章 マナリリアン 外伝
1-A ナインクルセニア
4-B ネネカ・ビュッフェ
5-C ビダール・クルセニア
6-D サラサ
0-E ナラ・シェッツバルグ
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〈1-A ナイン・クルセニア〉
私は博士の魔装機に負けた
しかも年はも行かぬ少女に負けてしまった
ナインはレインオラクルに帰還し
何故ディアスカスが負傷しているのかを
上層部に報告した
報告を終え通路を渡っていると
待ってたかのように通路の端に3人の女がいた
女の名は
長女 ブリタン・ベルナンデス ナイト級
次女 アモタン・ベルナンデス ビショップ級
三女 ハルタン・ベルナンデス ビショップ級
ベルナンデス三姉妹と呼ばれている
アモタンとハルタンは
クスクスと笑いながらナインを見下す
ブリタンがナインを見て話しだす
ブリタン
『武器も持たずに出撃したかと思いきや、
返り討ちにあって帰って来たんだって?
しかも魔装壁まで使ったらしいじゃないかい』
次女達は更にクスクスと笑う
ナラ
『博士を迎えに行くだけの事に
武器は必要ないと判断した
それに私は卑怯な不意打ちにあい』
ナインの話しを遮り、ブリタンが話す
ブリタン
『だってもヘチマも無いんだよ
アンタが最新技術の魔装壁まで使った事実は
変わらないんだからね』
ナインは下唇を噛みこらえた
ブリタン
『アンタが
No.(ナンバー)の資格を持つ事に疑問を抱くね
4の数字は取り消した方がいいんじゃないかい?』
ブリタンはナインの制服の胸の辺りに書かれている
4と数字を人差し指で強く押し込む
ブリタン
『まぁ安心しな、馬鹿の尻拭いは
私達がやってやるさね、行くよアモハル‼︎』
ナインを突き飛ばしブリタンは歩いて行く
雑魚、面汚し
っと毒を吐き次女達は長女の後を追いかける
ナインの唇から血が少し流れていた
ナインは誓う
次こそは
博士を連れ帰りあの少女にリベンジして勝つと
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〈4-B ネネカ・ビュッフェ〉
私の名前はネネカ・ビュッフェ20歳
機士団のナイト級です
任務を終え
ディルゴ火山からセリア隊長と一緒に
帰還している最中です
ネネカ
『隊長っ疲れました〜』
セリア
『ネネカは機士なのに体力が無いな
ちゃんと毎日の訓練や
体力作りを励んでいるんだろうな?』
ネネカ
『隊長が早すぎるんですよ』
セリア
『ナラなら私のスピードに
汗ひとつ見せずついて来れるぞ』
ネネカ
『ナラさんが化け物なだけです』
セリア
『・・・・・ナラなら私のスピードにだな』
ネネカ
『?』
セリア
『ナラなら……ふふふ』
ネネカ
『全然面白くないですよ隊長』
そうこうしている内に
私と隊長はディナガードに帰還しました
上層部に任務での出来事を報告し
色んな資料や何かわからない紙を渡され
任務を終え帰還したのに仕事を沢山させられました
私はヘトヘトの体で
最重要任務のビダールさんの監視の為
ビダールさんの居る部屋に向かいました
部屋の前で立ち止まり
深い溜め息をしました
嫌だなぁって感じで
すると部屋から
ビダールさんの大きな声が聞こえました
ビダール
『おせーよネネカ!!
帰って来たんならサッサと入ってこい』
私はビックリして
直ぐに部屋に入りました
何故私が帰って来たのが分かったのか
気になったのでビダールさんに聞いてみました
ビダール
『んな事、私レベルになるとわかんだよ』
意味がよく分かりませんでしたが
私はフラフラしながら床に座りました
それに気付いたビダールさんが
私に話しかけてくれました
ビダール
『あ?どうしたんだよ?』
ネネカ
『すいませんビダールさん
私、機士団の仕事で
昨日から寝ていないんです、だからその』
ビダール
『眠たいってのかよ?・・・たくよー、
今から遊び相手になって貰うつもりだったんだが、
遊び相手がそんな顔じゃこっちまでつまんねーよ。
・・・さっさと寝ろよ、
ただし起きたらタップリ遊び相手になって貰うから
覚悟しとけよネネカ』
ネネカ
『ビダールさん………ありがとうございます』
ビダール
『うっせー、さっさと寝ろよグズが』
私はビダールさんに言われ
ソファーで少し休む事になりました
疲れていたのか
少し横になっただけで直ぐに眠りに付きました
昔の そう、昔のを夢を見てました
▶︎4年前 学園
私は学園の生徒の中で落ちこぼれでした
友達もいない貴族なのにマナ量も低い、
魔女である事が奇跡でした
入学から半年が経ちました
私は借りた本を図書室に返しに行った時
窓の外から先生と誰かが大声で喧嘩しているのを
見てしまいました
先生
『また貴方は訓練用の魔装機を壊したのですか
コレで何機目だと思ってるのですか』
ビダール
『ウッセー、それに私は悪くねーよ
ちょっとマナを入れただけでブッ壊れやがって
壊したく無いなら
もっと丈夫な機体を用意しろってんだ』
その時は
私は彼女が最近転校して来た
クイーン級の子って事しか知りませんでした
数日後
私は人が少ない時間帯に
食堂でご飯を食べるのが日課でした
その日は
私がいつもいる橋の席に
噂の転校生が居たんです
私はどうしようか悩みました
けど、
彼女は誰も頼まないスープ麺を食べていました
パスタやスパゲッティは人気メニューでしたが
ローズストーンで流行っている料理 スープ麺は
太めの麺が出汁のある汁に浸かっている料理
その料理は
生徒の誰も頼まない不人気メニューでしたが
私はこの料理が大好きでいつも食べていました
そんなメニューを初めて食べている彼女を見て
私は勇気を出して声をかけて見ました
ネネカ
『そそ、それって スープ麺ですよね?
美味しいですよね、私も好きで良く食べるんです』
私の声に反応した彼女は
私の顔を少し見て、無視して食べ始めました
ネネカ
『あの〜』
ビダール
『んだよ、やらねーよ
・・・お前も私に説教するつもりか』
ネネカ
『い、いや私は
・・・私は生徒の中でも落ちこぼれだし
クラスのみんなからも馬鹿にされてますし
教師からも何の期待もされてません、
貴方は優秀な生徒って聞いてます、
貴方からすれば私なんて』
彼女は私の顔をマジマジ見て 言ってくれました
ビダール
『気にいらねーな』
ネネカ
『え?』
ビダール
『気にいらねーっつってんだ
落ちこぼれ?馬鹿にされてる?んな事知らねーよ
お前見たいなアホは
努力もせず口だけの馬鹿なんだよ』
ネネカ
『そっそんな事言わなくても』
ビダール
『決めたぜ、オモシレーからお前を鍛えて
クラスの奴らも教師も見返してやろうぜ、
丁度暇潰しを探していたんだ』
ネネカ
『え?あのその』
ビダール
『ビダール・クルセニアだ、お前は?』
ネネカ
『ネネカ・ビュッフェです』
ビダール
『ネネカ、
明日からビシバシ鍛えてやるよ覚悟しておけよ』
ネネカ
『ふえーん』
私はビダールさんのおかげでナイト級までなれ
機士団にも入る事が出来ました
ビダールさんは私の
私の初めての友達です
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〈5-C ビダール・クルセニア〉
私はローズストーンに産まれた
この国は変だ
誰もが力を保持し
皆がその力だけを見ている
実力こそが正義
私はクルセニア家の産まれだ
家の名だけで私は見られ
私の中身など見向きもされなかった
名家の人間ならコレが出来て当たり前
やって当たり前 成績は成し遂げて当たり前
私は嫌だった
敷かれたレールをただ歩くだけの生活も
それをしているだけの奴も
全てが嫌で
私はディナガード国に逃げて来た
この国は楽だった
実力だけを見る連中だらけじゃない
私を見てくれていた
そんな中だった
私に初めて近づいて来たのはネネカだった
彼女は学園でも落ちこぼれ
才能が自分では無いとほざいてた
私にはわかった
この女に秘められたマナを
体の奥で眠っているだけの魔力を
私は思った
コイツは使えると
私はネネカを育て
私のペットの様に扱ってやった
私の邪魔をする奴を排除させる為に
コイツを利用しようと思った
▶︎ビダールの部屋
ネネカ
『ビダールさん聞いてますか?
今度の伝説のオムライスが
もうすぐ来るんですよ!!』
ビダール
『・・・伝説のオムライスかー』
ネネカ
『食べたく無いんですか?』
ビダール
『食べてぇに決まってるだろ、
今年こそ絶対食べてやる』
ネネカ
『その意気ですよビダールさん!!』
俺はネネカに聞いた
ビダール
『おめぇはどうなんだ?』
ネネカ
『え?』
ビダール
『食いたいか食いたく無いかだよ!!』
ネネカ
『私はビダールさんが食べれるなら・・・』
ビダール
『気持ち悪い奴だな・・・俺様が手に入れたら
お前にもひと口やるよ、
感想が言える奴がいねぇとつまんねえからな』
ネネカ
『はい!!』
ネネカの嬉しそうな表情を見た私は
何故だか苦しかったのかも知れない
コイツは私のペットだ
ペットになんの感情もある訳ない
でも
私も何故だか嬉しかったんだ
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〈6-D サラサ〉
ネルとレイナの試合を見た私は
食堂の美味しい料理を食べながら
昔の事を思い出していた
▶︎6年前のディナガード国 機士学園
サラサ15歳
私は貴族でもなく
魔女である事が奇跡と呼ばれるぐらいの人間だった
私は訓練し勉強し
努力をひたすらした 機士になる為に
フタナ
『サラサは頑張るねー、そんなに頑張らなくても』
そう私に話しかけて来たのは
フタナ・チュンバース 私と同じクラスメイト
フタマ
『もうお姉ちゃん、
サラサちゃんの邪魔しないの!!』
彼女は
フタマ・チュンバース フタナの双子の妹
私が訓練所に向かうと 双子も何故かついて来た
サラサ
『なに?』
フタナ
『いやー今日は一緒に練習しようかなってさ?』
フタマ
『そうだよサラサちゃん、
私達も練習に付き合わして?』
サラサ
『頼んでない』
私は2人を振り切り訓練所に向かった
訓練所に付くと
訓練用の魔装機が先に使われていた
後からやって来た双子も
それを見て私に話しかけて来た
フタナ
『ありゃりゃ、先に使われてたね』
訓練用の魔装機は
私達に気づくと
降りて来て私達に話しかけて来た
レベッカ
『どうしたんですの?貴方達?』
彼女は レベッカ・アスフォルテ
その時は私は彼女の事を何も知らなかった
レベッカは私の顔を見て言って来た
レベッカ
『あら貴方?昨日もその前の日も
ココで練習していた子ですよね?
ポーンの貴方が毎日練習しているから
私達迷惑しているん出してよ?』
ポーン
階級を待たない魔女を馬鹿にする言葉
私はその言葉に怒りを覚えた
フタマがレベッカに口を出す
フタマ
『レベッカさん、いくら貴方が名家の貴族だからって
言っていい事悪い事ぐらいあるでしょ!?』
レベッカ
『事実でしょうが、彼女はポーンで毎日練習して・』
私はレベッカが言い終わる前に 口を開いた
サラサ
『だったら勝負してよ、
私が勝ったら練習場を使わして』
騒ぎを聞きつけた
機士団隊長のセリアがやって来た
セリア
『どうしたんだ君達?』
双子は何が合ったのか隊長に説明した
隊長は私とレベッカを見て言った
セリア
『そうか、なら私が立会人になろう』
私は返事をした
レベッカはシブシブ返事をしていた
私が戦う事になりフタナが言ってきた
フタナ
『やめときなってサラサ!!
レベッカはナイト級の持ち主で
生徒の中でも最強なんだよ!!』
フタマ
『そうだよサラサちゃん、今からでも遅くないから
今日のところは誤った方が』
サラサ
『私は何も悪くない
謝るなら向こうの方でしょ』
私は2人を振り切り訓練用の魔装機に乗り込んだ
セリアは2人にルールを説明し出した
セリア
『ルールは簡単
胴体のセンサーを先に攻撃し、
赤く点滅させた方の勝ち
武器は剣のみ、いいな?』
魔装機の回線が繋がり レベッカは言って来た
レベッカ
『宜しくお願いしますわ、えーとポーンの方』
サラサ
『サラサよ』
レベッカ
『サラサさん、私はレベッカ・アスフォルテですわ
正々堂々勝負しましょう』
試合が始まり
私は剣を構え突撃した
30分ぐらいが経った
私は手も足も出せず
マナも尽きかけて立つのもやっとだった
私は振り絞って攻撃をしたが
レベッカは簡単に回避し
私の魔装機は少し攻撃されただけで倒れてしまった
必死に私は立ちあがろうとしたが
もうマナが尽きて 立ち上がる事すらできない
そんな私を見て
レベッカはセリアに言った
レベッカ
『もう勝負は付きましたわ!!
セリア隊長!もう辞めさせてください!!
彼女は立つのがやっと!もう限界です!』
セリアはレベッカに冷静に答える
セリア
『まだ勝負は付いていないが?』
レベッカ
『ですが彼女わ!』
セリア
『限界・・だろうね
だけど諦めてはいないようだが?』
レベッカ
『どう言う・・・!?』
レベッカは
少しよそ見をしている間に
サラサの魔装機がすぐそこまで来ていた
しまった!っとレベッカが思った時には
既に遅かった
サラサの剣は
レベッカの魔装機の胴体に攻撃をしていた
魔装機のセンサーが赤く点滅し
レベッカは負けた
私は勝った
マナが尽きた私は
よろよろの足でコックピットから出た
私を見て
フタマは駆けつけて来て肩を貸してくれた
フタナは私を見て言った
フタナ
『凄いよサラサ、ちょっと喜べないかもだけど
勝ちは勝ちだもんね』
フタマ
『そうだよ、サラサちゃんは凄く頑張ったよ』
そんな私を見て
レベッカは近づいて来て喋りかけてきた
レベッカ
『おめでとうございますサラサさん、
わたくしの負けですわ
まさかポーンの貴方がここまで頑張るなんて』
その言葉に
私はカチンと来て言ってやった
サラサ
『ポーンポーンって
そりゃ私は階級持ちじゃ無いけど、
アンタに馬鹿にされるのは腹が立つ』
レベッカはポカンとした顔で私に言った
レベッカ
『馬鹿になどしてませんわ!
学園のビショップ級より下の方をポーンっと呼ぶと
知り合いから聞きましたのよ』
レベッカは
悪気がある訳じゃ無かったんだと
私はその時気づいた
そんな
レベッカを見て ポツリと言った
サラサ
『アンタ馬鹿じゃないの・・・』
レベッカ
『な!!馬鹿とは何ですか馬鹿とは!!
良いですわ、次勝負する時は負けませんわよ』
その日以来
私とレベッカはライバル関係になり
お互い競い合っていた
競う相手がいたから
私は強くなった
▶︎現代のディナガード国 学園の食堂
私が思い出に耽っているとユリが喋りかけてきた
ユリ
『どうしたのサラサ?』
サラサ
『ちょっとね・・・私が素直に慣れたのは
アイツやユリのおかげなんだなって』
私の言葉を聞いたユリは
何故か寂しそうに答えた
ユリ
『素直に・・・か』
サラサ
『どうしたのユリ?』
ユリ
『それよりネル君に挨拶しなくていいの?
向こうにいるらしいよ』
私はユリに手を引っ張られ
ネルの元に向かった
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〈0-E ナラ・シェッツバルグ〉
私はナラ
ナラ・シェッツバルグ18歳
私は最年少で機士団のメンバーに仲間入りした
学園最強の機士再来そう呼ばれた
機士になった初日
私は副隊長のミリアルド・シュナイドさんに呼ばれ
バンカーに向かった
バンカーに到着すると
ミリアルド副隊長と見た事ない魔装機がいた
副隊長は私に気がつき話を掛けて来ました
ミリアルド
『おはよう、
機士団初日の朝、元気かなナラちゃん?』
私は副隊長に敬礼し
大きな声で挨拶をしました
そんな私を見て
副隊長は「硬くしなくて大丈夫だから」
っと言ってくれましたが
最年少の私は
機士団として真面目にやらなければ成りません
っと副隊長に伝えました
呆れた顔で私を見た副隊長は
私の顔を触り言いました
ミリアルド
『美しい顔が台無しだよ、今は任務じゃ無いんだ、
気を抜けるところは抜かないと直ぐバテちゃうよ?』
そんな事をしている内に
隊長のセリアさんが 私達の元にやって来ました
私がいじられていると思った隊長は
副隊長に言いました
セリア
『後輩をいじめるなミリアルド、
ナラはお前と違いしっかり者なんだ』
ミリアルド
『セリアも硬いねぇ、
そんなんじゃ生徒達からも機士団の子達からも
距離を取られるよ?
そうだ、偶には雑務なんてやらずに
酒場で食事でもして来たらどうだい?』
セリア
『お前じゃあるまいし、
仕事中に逃げ出して遊びに行ったり私はしない』
セリア隊長は
機士団の中で1番まともで
仕事も完璧にこなす 私の憧れでした
副隊長は少し変だったり
生徒や機士の人達とも気さくに話す方でした
セリアは見慣れない魔装機を見て
ミリアルドに尋ねる
その魔装機はなんだ?っと
新型の魔装機
名前はトライデント
テイムライトの倍以上の性能があると
ミリアルドは答えた
セリアはトライデントを触ってみた
ミリアルドはセリアに言う
ミリアルド
『まだ1機しか無いんだ、壊すなよ?』
セリアは触るのをやめミリアルドに言った
セリア
『そう言えば、
最近近くの町で不審な人物を見たと情報が入った、
他の団員にも伝えたが皆忙しくてな
ミリアルド
君がその町周辺の調査をしてくれないか?』
副隊長はやれやれとしながら
私の肩を引き寄せて言う
ナラも一緒に調査に行こうっと
私は隊長の顔を見た
隊長はヤレヤレとしながら私達に言った
セリア
『全く、ナラは今日機士になったばかりなんだぞ』
ミリアルド
『だからさ、
私が機士団の仕事ぶりを見せてあげようって訳よ』
隊長は
私を見て すまないが頼めるか?っと言って来た
私は隊長に敬礼をし
やらせてくださいっと声を出した
ミリアルド副隊長は新型機のトライデントに乗り
私はテイムライトに乗った
私達は近くの町に行き
村人達から何か知らないか調査をしました
調査を終え
私達は不審な人物がいると言う
山奥の小屋に向かいました
小屋の前に魔装機を止め
私達は小屋の扉の前に行きました
副隊長はノックもせずに
扉を開けました
私は副隊長に
失礼ですよっと言いましたが
副隊長は何も言わず入っていきました
失礼しますっと私は言って中に入りました
小屋の中には何も無く
生活用品だけが無造作に散らばっていました
留守みたいですね
っと私は副隊長に言うと
副隊長は部屋の中を探索し始めました
私は
部屋を荒らしている副隊長を止めようとしましたが
副隊長がベッドを動かすと
そこには、地下に降りる階段が現れました
コレわ!っと私は驚きましたが
ミリアルド副隊長は何も言わず
スタスタと階段を降りていきました
私も後に続いておりました
地下には
大量の本と、謎の実験所らしき雰囲気でした
奥の部屋の扉を開くと
赤く書かれた魔法陣と、
ローブを被った人物が倒れていました
その人物からは大量の血が
魔法陣の真ん中に続くよう流れていました
副隊長は異変に気付き
直ぐにここから出ようと言いました
どうしたのか私はわかりませんでしたが
数秒後、小屋が揺れ始め
魔法陣から大きな手が出てきました
私達は直ぐに地上に出て
魔装機に乗り込みました
大きな何かが小屋を破壊しながら出てきて
そいつは私達の前に現れました
ミリアルド
『クレーターデーモンっか、魔界の魔物だ』
副隊長はそう言いました
私は魔界の魔物が何故ここに!?っと思いましたが
副隊長は答えてくれました
魔王を神と崇めていた人達が存在し
その者達の仕業に違いないっと
クレーターデーモンは
私達に何かを話してました
クレーターデーモン
『キンキ リ シ ハメツ チジョウ ヒト』
私は何を言ってるのか理解出来ませんでしたが
奴の言葉に意味は無い、
適当な言葉を喋ってるだけだ
っと副隊長は言いました
クレーターデーモンは
私達に火の魔法を使って来ました
私と副隊長はそれを避け
武器を取り出し直ぐに応戦しました
ですが
クレーターデーモンは余りにも強く
私の攻撃を回避し、私の魔装機の後ろに回り込み
魔装機を掴むと 空高く浮上しました
やばいと感じた副隊長は
魔装機から降り
重力系の魔法を使い
クレーターデーモンを地上に落としました
私もその衝撃で
クレーターデーモンから逃れる事が出来ました
クレーターデーモンは
ミリアルド副隊長を掴み、握り潰そうとしました
副隊長は私に言いました
ミリアルド
『今だナラ!!攻撃をしろ』
私はクレーターデーモンに
クラスターラピットを撃った
クレーターデーモンは地面に倒れ
そのまま、魔法陣が現れ
引き込まれるように消えました
私は直ぐに副隊長の元に向かいました
副隊長の体は酷く
クレーターデーモンの攻撃で
骨は砕かれ 肺を潰されていました
私は涙など見せた事がありません出したが
気がつくと副隊長の顔に
ポツポツと私の涙が溢れていました
副隊長は目を開き
私に最後の言葉をかけてくださいました
ミリアルド
『君は強い、私よりも
だから君には託したい、
セリアも機士団もディナガード国も
約束してくれるか?』
私はその言葉に答えられませんでした
私が何も言わない間に
ミリアルド副隊長は目を閉じ
眠るように息を引き取りました
その後
私は副隊長をディナガード国に連れて帰り
皆に伝えました
副隊長の体は燃やされ
灰になり、木の下に撒かれました
セリア隊長は何も言わず
ただ見つめていました
その日以来
セリア隊長は昔と変わり
どことなく、ミリアルド副隊長に似て来ました




