¶ 1.偵察者 3 ~ 広場 ~
セロフィート
「〈 魔物 〉が襲い掛かって来る事もないですし」
マオ
「本当か??
本当に大丈夫なんだろうな??
〈 魔物 〉ってさ、夜行性なんだろ?
昼間よりも活発に動くんじゃないのか?」
セロフィート
「そういう〈 魔物 〉も居ます。
例え夜行性であったとしても、ワタシに近付こう等、愚行はしないです。
〈 魔物 〉は本能には忠実です」
マオ
「本能??
セロが言うなら信じるけどさ……」
セロフィート
「コートには魔除けの効果もありますし、近付いて来ても半径3mは距離を取るでしょう。
ワタシからはぐれて迷子になっても大丈夫です」
マオ
「そゆこと言うの止めろよ!
本当に迷子になったら笑えないだろ!」
セロフィート
「はいはい」
マオ
「………………。
其にしても〈 魔物 〉を見掛けないよな。
〈 魔物 〉が居る筈だってのに、シ〜〜〜ンとしててさ。
逆に不気味だよ……」
セロフィート
「息を殺し、気配を消し、物影や壁に身を隠して此方の様子を窺っているのでしょう」
マオ
「そうなのか??」
セロフィート
「ワタシには駄駄漏れですけど…」
マオ
「セロは〈 魔物 〉が何処に隠れてるのか分かるのか?」
セロフィート
「丸分かりです。
上手く気配を消しているつもりでも、滲み出る殺気迄は上手く消せない様です」
マオ
「殺気?!
其って……、あばよくばオレ達を殺っちゃおうぜ──って事かよ??
オレ達はさ、招かねざる客……って事か?」
セロフィート
「当然です。
不法侵入者であり、敵──若しくは餌と認識されている筈です。
気になるなら何処に身を潜めているのか教えますけど?」
マオ
「………………。
因みにだけど、どんな方法で炙り出す気なんだよ?」
セロフィート
「『 炙り出す 』なんて……。
そんな面白そうな事を良く思い付きますね。
ははぁ…。
さては君──」
マオ
「なっ何だよ?!」
セロフィート
「いえ、何も。
ふふふ。
言ってみただけです♪
未だ15時前ですし、十分に明るいです。
2人っきりの散歩を楽しみましょう」
そう言うとセロフィートは、当然の権利であるかの様にマオの左の掌へ自分の右の掌を重ねた。
セロフィートから言えば『 友達繋ぎ 』なのだが、世間一般的には『 貝繋ぎ 』やら『 恋人繋ぎ 』と呼ばれている。
セロフィートから『 友達繋ぎ 』をされたマオの顔は熟れたてのトマトの様に真っ赤に染まっている。
セロフィート
「マオ──。
何故君はワタシと『 友達繋ぎ 』をする度に顔を赤らめます?」
マオ
「──ぅぐ……。
そ…其は……(////)」
セロフィート
「もしかして、手を繋ぐのは嫌いです?」
マオ
「──ち、違う!
其は違うよっ!!
断固、違うんだからな!!」
セロフィート
「ははぁ…。
そうです??
ならば何故です?」
マオ
「〜〜〜〜(////)
嬉しいからだよ!!
オレは嬉しいと顔が赤くなる時があるの!!
だから──、笑うな〜〜〜〜!!!!」
セロフィート
「すみません…。
面白くて(////)
なかなか、ほっこりする理由でしたから、つい♪」
マオ
「ちっとも面白くないよ!!」
セロフィート
「はいはい」
マオ
「もうっ!
セロは何でも彼んでも直ぐに面白がるんだもんな。
此方は堪んないよ!」
セロフィート
「面白い事、好きですし。
マオだって詰まらない事よりも面白い事の方が好きでしょう?」
マオ
「そりゃ…まぁな〜〜。
好きだけど…」
セロフィート
「ふふふ。
一緒ですね♪」
マオ
「……う、うん(////)
ま、まぁ…大半の人が当てはまると思うけどな!」
セロフィート
「おや?
照れ隠しとは可愛いです」
マオ
「違うよっ!!」
他愛のない雑談をしながら、30分程サクサクと歩き続けたマオとセロフィートだったが、急にセロフィートが足を止め、歩みを止めた。
マオ
「セロ?
どうしたんだ?」
セロフィート
「そろそろ15時になります。
休憩しましょう」
マオ
「え゛?!
此処でかよ??
幾
セロフィート
「マオの怖
焼
ティータイムにしましょう」
マオ
「………………。
じゃ…じゃあ、1番
じゃないと嫌
セロフィート
「はいはい。
マオ、此方
マオ
「うん(////)」
セロフィートに手
──*──*──*── 広場らしき場所
セロフィート
「──マオ、此
此
セロフィートがマオを案
広
マオ的
マオ
「うん!
此
セロフィート
「良
準
待
マオ
「うん。
セロに任