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¶ 1.偵察者 3 ~ 広場 ~


セロフィート

「〈 もの 〉がおそかってこともないですし」


マオ

ほんか??

 ほんだいじょうなんだろうな??

 〈 もの 〉ってさ、こうせいなんだろ?

 ひるよりもかっぱつうごくんじゃないのか?」


セロフィート

「そういう〈 もの 〉もます。

 たとこうせいであったとしても、ワタシにちかこうなどこうはしないです。

 〈 もの 〉はほんのうにはちゅうじつです」


マオ

ほんのう??

 セロがうならしんじるけどさ……」


セロフィート

「コートにはけのこうもありますし、ちかいててもはんけいメートルきょるでしょう。

 ワタシからはぐれてまいになってもだいじょうです」


マオ

「そゆことうのめろよ!

 ほんまいになったらわらえないだろ!」


セロフィート

「はいはい」


マオ

「………………。

 それにしても〈 もの 〉をけないよな。

 〈 もの 〉がはずだってのに、シ〜〜〜ンとしててさ。

 ぎゃくだよ……」


セロフィート

いきころし、はいし、ものかげかべかくしてこちよううかがっているのでしょう」


マオ

「そうなのか??」


セロフィート

「ワタシにはれですけど…」


マオ

「セロは〈 もの 〉がかくれてるのかかるのか?」


セロフィート

まるかりです。

 はいしているつもりでも、にじさっまでせないようです」


マオ

さっ?!

 それって……、あばよくばオレたちっちゃおうぜ──ってことかよ??

 オレたちはさ、まねかねざるきゃく……ってことか?」


セロフィート

とうぜんです。

 ほうしんにゅうしゃであり、てき──しくはエサにんしきされているはずです。

 になるならひそめているのかおしえますけど?」


マオ

「………………。

 ちなみにだけど、どんなほうほうあぶなんだよ?」


セロフィート

「『 あぶす 』なんて……。

 そんなおもしろそうなことおもきますね。

 ははぁ…。

 さてはきみ(マオ)──」


マオ

「なっなんだよ?!」


セロフィート

「いえ、なにも。

 ふふふ。

 ってみただけです♪

 だ15まえですし、じゅうぶんあかるいです。

 2っきりのさんたのしみましょう」


 そううとセロフィートは、とうぜんけんであるかのようにマオのひだりてのひらぶんみぎてのひらかさねた。


 セロフィートからえば『 ともだちつなぎ 』なのだが、けんいっぱんてきには『 かいつなぎ 』やら『 こいびとつなぎ 』とばれている。


 セロフィートから『 ともだちつなぎ 』をされたマオのかおれたてのトマトのようまっている。


セロフィート

「マオ──。

 きみはワタシと『 ともだちつなぎ 』をするたびかおあからめます?」


マオ

「──ぅぐ……。

 そ…それは……(////)」


セロフィート

「もしかして、つなぐのはきらいです?」


マオ

「──ち、ちがう!

 それちがうよっ!!

 だんちがうんだからな!!」


セロフィート

「ははぁ…。

 そうです??

 ならばです?」


マオ

「〜〜〜〜(////)

 うれしいからだよ!!

 オレはしいとかおあかくなるときがあるの!!

 だから──、わらうな〜〜〜〜!!!!」


セロフィート

「すみません…。

 おもしろくて(////)

 なかなか、ほっこりするゆうでしたから、つい♪」


マオ

「ちっともおもしろくないよ!!」


セロフィート

「はいはい」


マオ

「もうっ!

 セロはなんでもんでもぐにおもしろがるんだもんな。

 此方こっちたまんないよ!」


セロフィート

おもしろこときですし。

 マオだってまらないことよりもおもしろことほうきでしょう?」


マオ

「そりゃ…まぁな〜〜。

 きだけど…」


セロフィート

「ふふふ。

 いっしょですね♪」


マオ

「……う、うん(////)

 ま、まぁ…たいはんひとてはまるとおもうけどな!」


セロフィート

「おや?

 かくしとはわいいです」


マオ

ちがうよっ!!」


 あいのないざつだんをしながら、30ぷんほどサクサクとあるつづけたマオとセロフィートだったが、きゅうにセロフィートがあしめ、あゆみをめた。


マオ

「セロ?

 どうしたんだ?」


セロフィート

「そろそろ15になります。

 きゅうけいしましょう」


マオ

「え゛?!

 (はいきょ)でかよ??

 いくあかるくても、だし、だよ…」


セロフィート

「マオのこわがりさん。

 りん無花果いちじくのタルティーヌをってました。

 ティータイムにしましょう」


マオ

「………………。

 じゃ…じゃあ、1ばんたりのところで──。

 じゃないとだからな!!」


セロフィート

「はいはい。

 マオ、此方こっちです」


マオ

「うん(////)」


 セロフィートにぱらられながら、マオは大人おとなしくいてく。


──*──*──*── 広場らしき場所


セロフィート

「──マオ、はどうです?

 なら、らしもくて、たりもりょうこうです」


 セロフィートがマオをあんないしたしょは、かつては《 こうえん 》だったのだろうか。


 ひろびろとしており、まわりにはかべければ、くさえていない。


 マオてきにはぜっこうしょだった。


マオ

「うん!

 ならあんしんだよ!」


セロフィート

かったです。

 じゅんをします。

 っててください」


マオ

「うん。

 セロにまかせるよ」

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