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異世界配信スローライフ ~原価10円のポップコーンでボロ儲け! 現代ガジェットで悪徳商人を論破します~  作者: マロン64


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第六十七話 火山のダンジョン 終盤

 三階のセーフエリアで交代の見張りを立てつつ、一晩を過ごした。

「いよいよ四階層だな」

「確か火を纏った爬虫類と岩系の魔物が出るんだよな」

「そうだぜ。クリムゾンゴーレムみたいにユウキさんの雷魔法が効かないやつじゃないと良いけどなあ」


 ガルドさん、俺、グラウルさんの順番に喋る。

 さあ、火山のダンジョン四階層だ。


 階段を降っていくと、岩山の階層になっていた。

 三階層は冷えた火山の洞窟だったが見晴らしは前より良い。

 ごつごつとした岩山を登っていくダンジョンだな。


 石が多く、歩きづらい。

 前より体力を使うがレベルアップしているおかげで付いていけている。

「居た。ファイアーリザード」

「あれがファイアーリザード……」


 火を纏った爬虫類とご対面だ。

 二メートル半のトカゲの様な大きな爬虫類だが、鱗が燃えている。

 アリアと餓狼の五人が前に出る。


「ギャアアス!」

 ファイアーリザードが咆哮する。

 クリムゾンゴーレム程ではないが多少圧がある。


「行きますわ!」

『おう!』


 アリアが秘剣ボルカニックを抜刀し、ファイアーリザードの足を斬りつける。

 ブシャアアア!

 鱗から血と火が噴き出す。


 ファイアーリザードは怒りの表情でアリアさんに目を向ける。


 ファイアーリザードは口から火を吐いてアリアを攻撃する。

「アリアさん、俺様が受ける!」

 ドンっと大盾を置き、ファイアーリザードの火のブレスを防御するグラウルさん。

 ザンさんが暗器を投げて、ファイアーリザードの左目を貫く。


 シズナさんが弓を引き絞り、大きく溜めて、胴体に矢を放った。

「ギャアアア!」

 ファイアーリザードを吹き飛ばし、胴体に深々と刺さる矢。

 あんな攻撃ができたのか⁉


 鱗から上がっている火の勢いが弱まった。

「断ち切る!」

 ガルドさんが二刀を素振りするように何回も振る。


 ファイアーリザードの体に何回もの斬撃が刻み込まれていく。


「ユウキ様、シズナさんとガルドさんが使ったのは闘気技ですわ」

「エメリアが使っている闘気を纏った衝撃波みたいなものか?」

「そうですわ!」


 なるほど。闘気技か。俺も使ってみたいけど多分無理だな。

「ギャアアアス……」


 ファイアーリザードは力尽きて倒れる。

 四階層も形無しだぜ。


 ファイアーリザードをアイテムボックスに収納し、解体もして、先に進む。

 フレイムゴーレムやロックゴーレムが出てきたが、エメリアの敵ではない。

 フレイムゴーレムはミレアの水魔法で冷やして、俺の魔力ソナーで核を見つけてエメリアが砕くだけ。


 フレイムゴーレムからは金鉱石が取れた。

 ロックゴーレム君もといガチャからは鉄鉱石。


 他にも火を纏った馬のような魔物も出てきた。

 名前はヴォルケーノ・ホース。かっこいい名前だがアリアの剣技と餓狼の五人からすると敵ではない。

 俺も初手にチェインライトニングを撃っているので戦闘には参加している。


 四階層は戦いづらい岩山という所が厄介だが苦戦しているのは俺だけのようだ。

 そんなこんなでほぼ一日かけて四階層を攻略した。


「ここではピッケルを持ち込んで鉱石を取りに来る者もいるんだぜ」

 火山のダンジョンには鉄鉱石の鉱脈や銀鉱石の鉱脈もあった。


 またセーフエリアで料理を作る。

 今日は昨日凝ったものを作ったので簡単なキャベツのポトフと白パンとシチランオークの鉄板焼きにした。


「ユウキさんと一緒にいると舌が肥えるから困るな」

 ガルドさんが冗談めかして言ってくる。

「本当だにゃ。白パンなんて冒険中は食べられないにゃ」

「シチランオークは本当に美味しいです」


 簡単な料理だが、アリアやエメリア、カレイナや餓狼の五人は美味しそうに食べてくれる。


 キャベツのポトフは調味料を加えて、鍋で煮込むだけだし、白パンはママゾンで買った奴だ。シチランオークは実質タダだしな。

「次の五階層はボス部屋だけだからそこの前のセーフエリアで休もう」

 

 俺たちはボス部屋の前のセーフエリアでキャンプ道具を設営し、見張りを立てて、交代で休みを取る。

 他の冒険者のパーティーが何かしてこないようにするためだな。


「冒険者とはいえ、人間が一番怖いんだぜ」

 一緒に見張りをしていたグラウルさんがそう言っていた。


 翌朝、簡単な食事をとり、ボス部屋の順番待ちをする。

「ここのボスはサラマンダーという大きな亜竜だな」

「こいつは火を纏っていて、ファイアーリザードを二倍くらい大きくしたやつだ」


 ダンジョンを攻略するとランダムでスキルを得ることができる。

 レベルも上がるし良い事尽くめだな。


 だが俺たちの前に入った冒険者パーティーが長い間入っているのに帰ってこない。

「おかしいな。あいつらはCランクくらいの装備をしたパーティーだった。そいつらが帰ってこないのは……」

「まさかレアボスですの⁉」


 ガルドさんの呟きにエメリアが反応する。

「かもしれないな。ここのレアボスは確か、レッドドラゴンだ」

「レッドドラゴンは正真正銘の龍にゃ。サラマンダーとは格が違うんだにゃ……」

「そんな、餓狼でも龍種は戦ったことがない」


 ガルドさん、ミレアさん、シズナさんが口々に話す。

 俺は自分の中の金色の魔力が滾るのを感じていた。

 龍種と言うのに反応してる?


 ボス部屋が扉が開いた。誰も帰ってこないのに開いたという事は……。

「全滅だな」

 グラウルさんがぼそりと呟く。


 沈黙が場を支配する。


 だが俺は不思議と負ける気がしなかった。

 何故かはわからないが……。


「行こう。勝ったら餓狼もドラゴンスレイヤーだぜ」

 俺はあえて楽しげに言う。

 下を向いていた餓狼はハッとする。


「ユウキさんは冒険者でも飛び切りの規格外だぜ」

「しょうがないにゃ」

「私たちもいますよ」

「勝つ」

「わたくし達はキングヒドラ戦を経験していますわ」


 確かにな。なんか行ける気がする。

 しかも金色の魔力に飲まれていない。


 最悪、アイテムボックスに収納して吸収すればいい。

 そう思うと安心できた。


「勝つぞ」

 俺の一言は不思議と場に響いた。



小説をいつも読んで頂きありがとうございます。面白かった、また読みたいという方は高評価やブックマークをお願いします。作者の励みになります\( 'ω')/


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