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ダンジョンもの  作者: 豚肉100g
27/36

第27話

「コアちゃん。ダンジョン集会の雰囲気とか規則とか分かる?」

「そうですね。私も言ったこと無いのでよくわかりませんが、サブコアはわかりますか?」

「おいらも一度しか行ってないし、随分前だからどうなんだろうな?」


行くのは決定していてもどんな状況かとか、規則とか少しでも分かれば準備も進むのだが。


「あーそーれだが、細かい規則とかは忘れて良いな。なんせ急なことだったからな?普通のダンジョンなら数ヶ月前から準備するものだしな?」


ブランク様がお茶を飲みながら教えてくれた。やはり準備が必要なのか。


「申し訳ございませんブランク様。通常どの様な準備をするものか、教えてもらえますか?服装や持っていかなければいけないもの等、私どもはまるで知らないものでして、時間が無いのはわかりますが、あまりにも失礼な状態で神様達の前に出るわけにも行きませんので」

「おーたーしかにそうだな?そもそもダンジョンも神々も種族も形も違うからな。礼儀も何も細かすぎてなんともだな?ダンジョンが舐められないようにある程度見栄を張るな?それと持参品のたぐいは必要ないな?ただダンジョンの見栄もあるから持ってくる奴はいるな?

強そうな従者を連れているものも居るな。二人までだがな?」


なるほど。舐められないようにある程度の正装が必須で、見栄えの良い手土産が有るとなお良く、従者は連れて行っても良いけど二人までか。


「ありがとうございます取り急ぎ準備いたします」

「わーるーいな?急で悪いな。少しは待たせても仕方ないな」

「コアちゃん。急ぎで皆の礼装を作れる?エネルギーは使って構わないから。私は黒ダブルのフォーマルスーツで、コアちゃんはなにかドレスを」

「それでしたらいつか使うかもと、マスターと私用の礼装がありますので、弁天さん用意してください」

「サブコアは色を合わせたリボンを巻くか?」

「悪いがおいらはいけないぞ。基本はダンジョンコアとマスターが集まる場だから。それに行きたくないし」


サブコアは以前のダンジョンの事が、まだ尾を引いているのかな?


「わかった。じゃあ悪いけど留守番をしていてくれ。弁天さんはメイド服が礼装とも言えるけどどうする?」

「そうですね。一応新しいのに着替えて来ます。所で私は何人ついていきますか?存在としては一人ですから全員で向かっても?」

「いや。手の内はなるべく見せたくないし、そうだ、二人もなるべく似ない様に変装してもらえる?」

「わかりました。髪の色とモブキャップそれとリボンの色を変えます」


みんなと話をしながら準備を進めていく。私用に用意されていたのは黒のタキシードだった。お腹が・・・と思いつつ着替える。

弁天さんは白バージョンと黒バージョンに分かれるようだ。色違いも用意しているなんて準備が良いな。

コアちゃんは青い薄い生地を何枚も重ねたようなイブニングドレスを着てきた。


「コアちゃんそのドレスよく似合ってるよ。弁天さんも準備が良いね。今日だけ黒い弁天さんはノワール白い弁天さんはブランとしよう」


後は見栄えの良い手土産だが、ダンジョンが舐められないための物?


「そうだ。コアちゃん何か見栄えの良い物はない?珍しいものとか有ると良いんだけど?」

「それでしたらそのうち使うかもと、デスウルフの毛皮をいくつかストックしています」

「その中で一番キレイそうなのを持っていこう。魔獣の森の特産品みたいなものだし、うちはこんなのと戦えますってアピールにもなるし、丁度いいかも知れないね」


弁天さんがどこからか台車に乗せて、こんもりとした毛皮の山を持ってきた。体長3m位のデスウルフの毛皮だから、結構な量になっているね。


「取り敢えずこんなものかな?後は臨機応変に対応するしか無いね。お待たせいたしましたブランク様」

「うーんーん。では早速だけど移動するかな?あっちに着いたら直ぐに神々の前に移動してもらうかな?細かい所は横について一緒に行くからな。その時その時に指示するからな」


ブランク様はぐにぐにと動きながら説明してくれる。細かい作法もそばで教えてくれるなら心強い。後で御礼の品を渡すようにしよう。


そんな事を考えつつ、コアルームに有る会場への扉をくぐった。


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