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女神と筏人

初投稿をしますnicoといいます!よろしくお願いします!初日なので5話まで投稿させていただきます!お付き合い宜しくお願いします!

youtubeでゲーム実況をおこなっております!

https://www.youtube.com/@nico_channel_

女神クララベル様はこちらのマスコットキャラクターの見た目を使ったという設定にしています。

挿絵(By みてみん)

AIは日本語としておかしくないか、誤字脱字がないかの校正作業で使用しております。



Raft VRM MODが無ければRaftはプレイしていませんでした。

Raftをプレイしていなければこの作品は思いつきませんでした。


この作品はyoshipさんのMODが無ければ生まれませんでした。本当にありがとう!

https://x.com/yoship1639



 ゴボボボボ……



 苦しい……


 肺が焼ける。


 もう息がもたない……





 僕は死んだ。


 海で溺れて。




 船が大時化(おおしけ)で大破した。


 みんな海に放り出され、大波にのまれて溺れ死んだのだ。




 僕の名前はエイル、18歳。


 小さな村で暮らしていたんだけど誘拐され、奴隷船で運ばれている途中で大時化に巻き込まれ船は大破。


 奴隷商人・誘拐実行犯もろとも全員あの世へ旅立った。



 溺れた僕は海中で目の前が真っ暗になった。


 あぁ、死ぬってこういう感じなんだ……







 どれぐらいの時間が経ったのだろう。


 突然目の前に光が現れ、頭の中にこう告げた。




==【ジョブ『 筏人(いかだびと)』を授けます】




 筏人?聞いたことないんですけど? 何なんですか?


 てかジョブってなに? そもそも誰の声?




 それと同時に見たことのない建物、乗り物、道具が頭に浮かんだ。


 これらの名前を僕は――



 僕……



 いや違う。


 おれにはもう一つの記憶がある。



 ビル、車、スマートフォン。



――アナタ中々面白そうなことを考えてますね~♪ 私の世界も面白くしてください~♪



 おれには記憶がある。この世界での生活。




 そしてもう一つの世界の記憶。




 趣味としてゲームのライブ実況プレイをしている、50歳を超えたおっさん。


 娘は三人、一番上は結婚したばかり、一番下は成人前だ。




 よく物語にある異世界転生ってやつだろうけど、おれは死んだのか?


 死んだ記憶がないのだが!?


 てか子供たちは!?


 家族は!?




――そんなにアセらなくても大丈夫ですよ~? アナタはあちらの世界でもちゃんと今まで通り生活しています~♪



――今もゲームしながら~、なんとかNPCのパンツ覗けないものかとカメラアングル弄られていますね~♪


――娘さんがこの姿をみたらと思うと哀れに思えてきます~♪



 プライバシーどこいった?


 つうかほなら、おれはだれやねん?



――アナタもまたアナタ。私がアナタの魂をコピーしてこちらに連れてきたのです~♪


 コピペ!? 人を!? 世界を渡って!?


 もしかしてアナタは神かなにかですか?




――そうですね、ワタシの名前はクララベル。この世界を作った女神です~♪


 そう告げると光はヒトの形へと変わっていった。




 ドチャクソ美人やん。


 おっとり癒し系な少し垂れ下がった長い睫毛の大きな目に、オレンジ色の髪、母性あふれるデカいパイオツとお尻太もも。


 クッソ好みだわ♪



 てかコレって、おれがゲーム実況チャンネルのために作ったオリキャラじゃね!?



――私はアナタ達とは違う存在ですので~、あなた方にも見えるように姿形の参考にさせてもらいました~♪


 うーんこの丸パクリ感……



――アナタがこのキャラにいろんな衣装作ってたり~、人には見せられないような下品な下着バージョンも存在することはすでに調査済みです~♪


 !?!?!? 人の心とかないんか? プライバシーは?



――まあ女神ですし~♪


 せやった人じゃないんやったわ


 てか頭の中で思ったこと垂れ流し!?



――アナタいま溺れている最中ですから喋れないし仕方ないですぅ~♪


 あ、やっぱり溺れているのは夢ではなくリアルなんですね。


 てかこのままドザエモンってヤツにジョブチェンジしちゃう感じ?



――現実世界の時間は止まってますので、話が終わったら即海面までダッシュですよ~♪ 運動会で張り切るお父さんみたいにコケないでくださいね~♪



――海面に出たらまず筏人のスキル「C-Raft(ク ラフト)」を使って筏を作ってください~♪


――追加で説明していきますのでとりあえず身の安全を確保してください~♪


 あー、ほなクララベル様は当分チュートリアル的な感じで一緒にいてくれるんかな?




――では321GO~♪


 カウント早ない!?



「ガボボボボボボボ!!」



 必死で上昇した。



 死神が足首を掴もうとしているような気配がして、ホント必死で海面を目指してバタバタと藻掻いた。足がつりそう。



「 ぐはっ!」


「てかよ、クララベル様! 大時化の真っ只中(まっただなか)やんけ!」



 とんでもない大波に巻き込まれながらも、やり方は頭の中に浮かんできた。


 例えば呼吸が自然にできるような……



 スキルとインベントリの使い方が頭の中に浮かんできた。



「C-Raft(ク ラフト)!」


……え? 材料がない!? 筏の土台一つ作るのに板と樽が必要!? 樽は木材四個!? 板は木材二個?



 幸いにも、バラバラに破壊されてしまった帆船の木材が散らばっているので、大波に揉まれながらも触れた素材を片っ端からインベントリに回収していく。そりゃもう必死で!




「ギィィィイ! ャアアアアアア!!!!」




 シャチに跳ね上げられるアザラシよろしく、大波に跳ね飛ばされながらも手に触れたモノを回収していく!



 必死の思いでインベントリに回収した木材を即、C-Raft(ク ラフト)で加工!




「筏土台作成!」


「ちっこ!! タタミ半畳ぐらいやんけ!」




 土台にしがみつきながら木材を回収!!


 なんとか土台を四枚作り、タタミ2畳分ぐらいの大きさになった筏の上は……大時化なのに何となく安全地帯のような安心感があった。



 そういや最初に作った土台一つの大きさに気を取られていたが、よくよく思い出してみるとこの筏は妙な安定感がある。


 土台に足が吸い付くというか、こちらが意図しない限り振り落とされる気が全くしない。



――どうですか~? 少しは落ち着きましたか~♪


「アッハイ、めちゃ安定感ありますねこの筏」



――まぁぶっちゃけ結界みたいなもんですから~


「ま じ で !?」



――でもサメに噛みつかれると土台は破壊されますので~、早々に鉄で補強してくださいね~♪


――木の破片についてるのをいくらか一緒に回収しているでしょ~?


「あーなる。インベントリ内で別にスタックされてましたわ」




――あら、ちょうど時化はおさまってまいりましたね~。幸いにも無人島らしき小島付近まで流されてきたようですよ~♪


 眼前には、住んでいた島とは比べものにならないぐらい小さな島が近づいてきた。




――ではエイルさん、まずこの筏に作業台を設置し、簡易な錨を作るためにあの小島で石とか色々な素材を準備してみましょ~♪



――筏が流されないよう、一度インベントリにしまっておくことを忘れないでくださいね~♪


「流されたら?」



――また作ればいいのですがぁ~、こんな結界じみたこの世の法則を色々捻じ曲げたぁ~、いわゆる神器をほかの人達が手に入れたら大騒ぎになりますぅ~♪



――半世紀生きてきた割には不用心ですねぇ……よほどよい方々に恵まれた人生だったのですね~♪



「サーセン。」


 てかこの女神様、天使の笑顔でナイフ刺してきよるでぇ……




 気を取り直し作業台を設置。狭い筏がさらに狭(せも)うなってしもたわ。



「なになに、簡易な錨を作るには石が必要……」



 無事上陸したおれは言われた通り筏をインベントリに収納。


 石や食べられそうな木の実などをポイポイと収納していく。




――そうそうエイルさん、インベントリには限界がありますので~♪ 早めに収納箱を作ったほうがいいですよ~♪


 ふわふわと浮かびながら付いてくる女神クララベル様は、都度チュートリアル的なアドバイスをしてくれる。



「え、限界あるんすか?」



――アナタのスペックがもう少し高ければ容量も多かったでしょうけど……例えるならゲーミングに対しての事務用みたいな~?


 そんな、人をパソコンみたいに言わんといてもらえます?



――まあまあ、落ち着いてくださいローエンドさん~♪


 もうオブラートにも包まんようになってきたで、この女神様。




 こうしておれは、この世界に意識をコピーされてエイル君の身体に憑依させられた。


 幸いにも、もう一つのおれは元の世界で普通に生活しているらしい。


 一番下の娘はまだ成人前なので、頼りない親といえど生活費とかの心配はしなくて良くなったので、そこは安心した。




 しかし、なぜこの世界に呼ばれたのだろうか? エイル君はどうなったの? ここは何処でどこから来たのか?


 色々と聞きたいことが多いけど、やるべき課題も多そうなのでひとまずは横に置いておき、作業や能力の確認に没頭していった。

エイルはこんなイメージです(AI生成)

挿絵(By みてみん)

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