第二話 自宅でゴロゴロはさせてくれないようだ
考えましょうか
私は一瞬で元の世界、つまりは転生前の私の世界に居た。
それも自宅の目の前に、これはどういう事かしら?
考えてみましょう。
最後に聞こえた声……
『この世界の干渉はこのくらいにしてもらおう』
だったかしら? つまりは私の行動が目に余ったという事ね?
つまりはやりすぎたという事、イキリ散らしすぎたかしら?
でもそれは他の転生者も同じ事ではないかしら?
その世界に無い知識で開拓したりするし。
面白いわね、今のこの私を――
いえ、思い上がるのは良くないわ、仮説を立てましょう。
そうね例えば……今回は異世界をテーマパークで仮説を立てましょう。
異世界転生や転移を強制入場としましょう。
その後の行動はその人によるだろうけども……
そうね……インフォメーションでパンフレットを貰って各エリアへって感じかしら?
異世界で神から説明されて能力を与えられるんだから。
その仮説で行くと別の大陸が別のエリアだとしましょう。
私は最後に船に乗っていて情報収集をしていたわ。
確か行き先は配信活動系の大陸だったわね。
そして元居た大陸はよくある異世界転生や転移の大陸だったわね。
最初の大陸はよくある異世界転生や転移だったわね。
創作物でよくあるような展開だったわ、特に考察する必要はないわね。
で、問題は次の大陸よね、配信活動系の大陸。
上陸する前に戻されたから……考察の域は抜けないけど。
ハッキリ言って世界感が違うわね、文化の違いと言えば聞こえはいいけども……
配信活動系の異世界転生って、魔法か科学かは知らないけれど、映像を送れる技術があるという事。
その技術が別の大陸に渡っていないというのは……無理があるわね。
絶対に別大陸に技術は何かしらの方法で渡るはず。
つまりはテーマパークで言うと私は別エリアに行こうとしたら、強制退去させられたという事かしら。
この私を超える存在ともなると、その世界の絶対的な存在、テーマパークで行ったらオーナーとか社長かしら?
それならエリアマネージャーでは私を強制退去出来なかったのかしら?
まあ一つのエリアを荒らしまくったから、強制退去は仕方ないさね。
やはり一番気になるのは配信活動系の大陸ね、実際に見てないから何とも言えないけど。
あの世界、おそらくは一つの世界で多数の設定があるのかしら? まさにテーマパークという例えが合ってるわね。
そしてその世界で産まれた種族ならば、その世界に疑問は持たないでしょう。
子供の頃に納豆が大好きな人が成長して腐ってる豆だと知っても、嫌いになるかしら?
ちょっとわかりずらい例えだったかしら、一言で言えば小さい頃から見ていたモノはほぼ疑わないという事。
まあ色々と考えたけども、結局は考察、事実ではないわ。
ふむ……もし、また同じ様な異世界に転移したら見てみましょうか、慎重にね。
それに心残りも多少あるわね、私を召喚したあの島国の人達とか。
ま、世界から追い出されたという事はもう会えないでしょうね。
考えはそれくらいにしておきましょう、今回の私の異世界の評価は……
中途半端だった、ね。
私の本来の目的は異世界転生や転移をしている奴らをボコボコにするはずだったのに……
例えるなら、ステーキ屋に行って肉じゃなくサイドメニューでお腹いっぱいって感じね。
つまりはメインを堪能していない、まあたまにはいいでしょう、毎日毎日同じメニューだと飽きるでしょ。
自分で決めた事とは言え、行き当たりばったりも良くなかったわね。
ならば次は異世界転生や転移のボコボコを絶対的にしましょう。
他は本当に必要ならばという事で。
さて、次の方針も決まったし、保護したお姫様に挨拶でもしましょうか。
ヨワタリン・ゼッタイン・ワタールアだったかな、名前。
ここに戻って来たと同時に私がまた異世界転移させられて、さっき居た世界に行ったんだよ。
姫さんの世話は私の分身にさせてるから、まあ普通に生活は出来て居るだろうさね。
って待て待て。
私の足元に突然の魔法陣が現れた、はぁ、自分の家でゴロゴロされるのも許されないのか?
「次の世界ではメインを楽しむさね」
私はその言葉を残してまた別世界へと召喚されるのだった。
私は家で寝れるのかしら




