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3話 全弾一斉掃射

俺は何者かに頭を撃ち抜かれた。目の前が真っ暗になり……どうしてここにいるのか、何故襲われて殺されたのか、何一つ分からないまま俺は死んでいった。俺は何もしていないのに、周りがいつも無関係に絡んでくる。


全く興味もない相手から突然、揶揄いをかけてこられたり、難癖をつけて嫌なことも押し付けられることが他人より多く感じる。


一人ブツブツ考える。

 でも、個人で被害者面した所で客観的に見れば、自分に原因があるのかも知れない。何となくとか、顔がムカつくとかを理由に嫌がらせをされたとして、どう対処するか?は、自分の判断な訳だ。頭で整理出来たとして、行動に移すのは難しい。けれども、少しでも自分を信じて前を進まなきゃいけない。進みたいが、俺はもう…………


 その瞬間、眠ってた意識が目を覚ます。

ふと、目を開くと何やら何処かの建物に俺は立っている。


「生きているのか……?あんな出来事があったのに」


不思議そうに自分の身体を見渡したが、傷一つない。無傷だ。まさか、夢オチなんて冗談はない。撃ち抜かれた記憶がしっかり残っている。一体どういうことなんだ。

ソエダは死への克服に疑問を抱きながらも現状整理すべく、ポケットに手を忍ばせた。すると、スマートフォンがあるではないか。やはり、死んでいない。奇跡的に助かったとしても、無傷はあまりにも非現実的過ぎる。まぁ、ここが何処かもわからんけども。

 訳も分からないことを考えても拉致があかないので、周辺を調べることにした。

白線がひかれていて、数字の1.2.3と書かれていて金網もある駐車場のようだ。だが、車は一切とまっていない。

駐車場の出口に出ようとすると、緑色のキャップ帽子を被っている男性がこちらに歩いて来る。


ソエダは声をかけた。


「すみません。ここは何処なんです……」

その時、ふとソエダは感じた。もしかして、また襲われるのかと……

 顔をよく見ると保護ゴーグルをつけている。絶対に怪しい。逃げるか!!

と勘づいた時にはもう遅し


『ひゃひゃひゃ!俺のmove(サブマシンガン)が火がつくぜ!』


ジャジャジャジ

ソエダの胴体に何発物の弾が命中。ソエダはその場に倒れた。

「折角、生き繋いだ命を無駄にして何をしてるんだ俺は。」

悔いながら静かに意識を失った。


そして、意識を失った間もなく意識が蘇り、先程の駐車場の風景が目に入る。


「死に戻り…………?」

非現実的な現象にソエダは順応し始めた。間違いなく必

死に喰らった銃弾の跡形もなく、同じ場所に立って意識がある。理由はわからんが行動しよう。

と思った矢先に、先程のミドリキャップマンが


「うわ!!まだ生きてた!ゾンビかよーー!!」

パルルルルルルルルルルルルルルル

パチュ パチュ キーーン


骨が軋む音とともに、ソエダは倒れた。恐らく頭に当たった…………そして、意識を失った。


そして、意識を取り戻す。目を開けるとミドリキャップマンが立っている。咄嗟に反応してソエダは走りだす!!

が、また撃たれソエダは倒れる。


「キメェー!なんだよ、これ倒しても湧いてくるぞ!キルし放題のリスポーン野郎か!おい!みんな集まってこーい!」


と微かに聞こえて意識を失った時には、何事もなかったように、また同じ場所に俺は立っている。


「オラオラオラオラ!稼ぐぞーー!」

パルルルルルルルルルルルルルルル

「ちょっ、やめ、、」


バタッ、ソエダはその場で倒れて意識を失い。取り戻す。


ハッ、すかさずスマートフォンを取り出そうとするが、

パルルルルルルルルルルルルルルル


「よっしゃー!キルゲット!」

また、違う男が仲間を呼んだようだ。


「こいつ無限湧きするから、気をつけろ!それで、ランク上げしようぜ!」


「マジかよー!やべぇーな。」

ソエダは意識を取り戻す。

パルルルルルルルルルルルルルルル


「やめてよーーーーー」


ソエダは女の子みたいな口調で命乞いをするが、気がつけば、5人集団でひたすら、ソエダ狩りをされる。



「手を止めるな!!弾が無くなるまで打ち続けろ!」

「これマジ楽しいんですけど笑 ウケるわー」

『おい!人のはグハッ』

「何回も湧いて来るな。なんかのイベントか?」


イベントじゃねーーーわ!何度も殺されて頭がおかしくなりそうだ。最初の間は、善良な心を持ったソエダだったが集団による悪質な行為に対して、殺意が芽生えた。だが、俺は死なない。死んでるが死ねない。死に戻りでもないようだ。意識が取り戻した時には撃ち抜かれていて、こちらでは、何も出来ないようだ。


こいつら…………人なのか…………餓鬼ども……


ソエダは永遠に殺される中、その者達に誓いを立てた。

「邪気に暴れ回る餓鬼ども、これからお前らのことを

  邪気に暴れ回る餓鬼(ゴブリンキッズ)と呼ぶ。お前らは俺の一生をかけて、全滅させるからなぁ。一人残らずだ」

一方的に蹂躙されながらも、その者達に憎悪を向けた。


「やれるものならやってみろー。俺のワゴンR(サブマシンガン)つえぇぇぇなぁマジで。」


パルルルルルルルルルルルルルルル

「いやー、わかってない。時代はやっぱフルオートのPRIUS(アサルトライフル)ですよっとっと。」


じゃじゃじゃじゃじゃじゃ


もうだめ、壊れるーーー、誰か止めて弾が枯れる前に俺の精神が壊れる。

強烈な弾丸にソエダが精神崩壊。

助かる術もなかったがあることが起きた。


『誰か止めてーーーーー。』


ドゴーーーーーーーーーン


出来事は一瞬だった。

空から降ってきた。そうチャイナ服の女性が空から降ってきてミドリキャップマンの頭を座るかのように踏みつけ、地面に叩きつけた。ミドリキャップは即死だ。

チャイナ服の女性は無傷でキョトンと座り込んでいる。

周りの仲間たちも、何が起きたのかキョトンとしている。


その中の一人ソエダだけは、チャイナのセクシーさと好機に対して

「美しい……」


動き出すタイミングが出来たのであった。

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