表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

私は運が悪い

新作です、更新できる時に更新していきます。よろしくお願いいたします。

 私『シルビア・ガーネッド』は、生まれてから不運な事が多すぎる。


 石に躓き転ぶのは日常茶飯時で食事中に喉を詰まらせる、散歩していたら野良犬に追いかけられる、花壇に近づいたら蜂に刺される、池に近づくと落ちる・・・・・・。


 僅か6年で、生死の境を何回さ迷ったかわからない。


 金髪で可愛い部類に入るであろう顔や体には擦り傷切り傷包帯は当たり前、酷い時には手や足にギブスして、松葉づえをつきながら暮らしていた。


 最初は心配していた両親や兄もすっかり慣れてしまい、家族の中では『ドジッ子』認定されている、不本意だ。


 そんな日々を迎えていたある日、私の元にお城から手紙が来た。


 なんと、第一王子の婚約者候補に選ばれたらしい。


 両親は凄く喜んでいたが兄は不安そうな顔をしていた。


 兄曰く、第一王子は性格に難ありだそうだ。


 私もその話を聞いてちょっと不安になったけど、お城からの命令は絶体なので行くしかない。


 私はこの日の為に新調されたドレスを着てお城へ向かう事になった。


 普段、豪華なドレスを着ていない私はぎこちない動きになる。


「シルビア、気を付けろよ。階段で転ぶなよ。」


「私だって好きで転ぶわけではありません!」


 兄の『ハンセル・ガーネッド』の発言に返事しながら私は階段を降りました。


 が


 「きゃあっ!!」


 ドレスの裾を踏んでしまった私はそのままよろけて・・・・・・


「きゃあああぁぁぁぁっっっっ!!!!」


 ゴロゴロゴロゴロという音と共に階段を転がり落ちてしまいました。


 周りの騒ぐ声を聞こえながら、私は『あぁ、やっぱり着なれないドレスなんて着るんじゃなかった』と思いながら私は意識を手放しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ