表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴン・ドクター  作者: 西谷東
アルメニアへ
63/74

逃避

「コアトリクエ校長が、講堂で刺された」


グランの執務室に呼ばれた、セノーテとアズール。


その言葉に、戦慄する。



「そんな……校長先生の容態は」


「今は、病院の集中治療室に運ばれている」


エーテルが体から漏れているため治療が難航している、とグランは言った。


セノーテに抱えられている黒猫アズールは


「なぜ、一人で講堂に……」


「ロス殿の話では、手紙を受け取ったそうだ」


そして、講堂に落ちていた血の付いたナイフと


「これが、残されていた」


グランが机に置いたのは、羽飾り。


「アズール、これは……」


「ああ……」


ククルが身につけていたものだ、と二人は動揺する。


「な、何かの間違いですわよね?」


「あいつ、部屋には?」


(昨日から様子は変だった……)



グランは首を横に振ると


「今朝から、姿はない」


クロノスを持って去った可能性が高い、とグランは続ける。


「私も、彼が犯人だとは思っていない。だが、真実を確かめる必要はある」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ