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襲撃
「これ、捻挫やね」
軽度だけど無理せんようにな、と医務のレナ先生。
「初日から、捻挫か」
「貴様は、バイオリンを弾く以外は無能だな」
ロスとアズールに憐れむような視線を向けられ
「うっせえ、このぐらい平気……うぐっ」
ククルは強気に振る舞うが
「無理はダメやで?」
捻挫した左足を押され、レナに忠告された。
「ううっ、助け……」
「ロス教官、大変です!!」
右腕から血を流した友人を抱え
「近くに、カニスの群れが」
ロスは顔を顰め
「カニスだと……狼系神獣で中級か」
これは、一年生徒の手に余る。
しかも、厄介なことに群れで行動している。
「一度、アカデミーの方に撤退だ」
今回の神獣討伐キャンプは、中止すると宣言した。
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「ロス教官、レイスの奴がまだ見つからない」
男子生徒の話を聞いて
「……」
アズールが、カニスの群れがいる奥の方へ走り出す。
「こら、勝手に……」
ロスの言葉は、アズールに届いていない。
「チッ、そんな熱血キャラだったか」
「あのさ、ムキムキ教官」
「ロス教官だ、小僧」
ククルは不安そうな表情で
「あいつ、止めないと……嫌な感じがする」




