【第一章完結】⑰清掃員交換される
第一章完結!
もはやルーティンになりつつある朝、めぐみと出勤する。
職員用通用口に行くと一条さんが丁度出社したタイミングと重なった。
「おはようございます一条さん」
「おはよう、真壁君、飯村さん」
自分が原因だけに、切り込んでよいのか躊躇する。
顔色が少し悪いしね。
「おはようございます、レンちゃんとどうなりました?」
こっちは躊躇しているのに切り込むって勇者?勇者めぐみ!?
「ああ、先に帰ったことはすまないね、あのあと楽しめたかい?」
「主役不在ですし、注文したの届いたらすぐに帰りましたよ」
「そうなんだね⋯⋯あの後は彼女の親御さんに連絡して、色々あって婚約してきた。」
「おめでとうございます!」
「顔色悪いですけど、まさか自分の子じゃないと思ってませんよね?」
「彼女は初めてだったし、微塵も疑ってない。彼女の家は由緒正しい家柄で、うちの本家とも関係が深かったようで親戚になると大喜びで宴会になってね⋯⋯」
「レンちゃんをちゃんと愛しているならいいのあ。
遅れましたけど婚約おめでとうございます!」
わずかな時間一度だけ会っただけなのに、心からレンを心配している、僕の彼女素敵すぎない?
そこで一条さんと別れて、僕達は各々の職場に向うため別れた。
普通に仕事をしていた。
システムも今日は、大人しいきがする。
『【怪物の姿で驚かせろ!】報酬¥20000 アイテム【謎の金庫】 YES NO』
そう思うと来るんだよね、クエストが!
それも、報酬の高いおバカ系。
すぐさまYESを選びたいが職場でやると、それ目当ての奴が集まるから場所は慎重に選ぶので保留する。
仕事中、めぐみから連絡が
『仕事が少し早く終わるから家で、料理して待っているね♡』
それなら桃浜と主浜の間の本主浜でやるしかないなと思った。
仕事を終えると本主浜駅で降りて表通りから1つ外れた場所で気配を消し、化物の姿になる。
人が来たら気配操作のボリュームスイッチをイジり出現させたりさせる。
ここならカメラは無いから、大騒ぎにはならないだろう。
新たな都市伝説にはなるかも知れないが(笑)
何人か脅かしてもpaypayの音がせずスキルを解いて、駅のトイレの個室に入る。
トイレでアプリ確認することが多いからね。
アプリを開くとpaypayの音がして意識を失う。
気が付くと真っ暗な空間で僕を見下ろしていた。
「目覚めたか?」
「僕じゃない僕?誰?」
「冷たいね、短くも濃厚な時間を過ごしていたのによ、いつもは賢いのに寝起きだからか?」
「⋯システム?」
「正解!流石はオレが見込んだ男だ!」
「どうして今、現れた!?」
「濃厚な時間も終わりだからな、楽しませて貰ったし最後に話でもとな」
「最後?」
「自分の姿を見てみろ」
目の前の僕は、どこからともなく鏡を出して僕に見せた。
先程クエストの為に化けた怪物の姿だった。
解除しようにも変化は起きない。
「何の代償もなく大きな力を使えるはずないだろ(笑)
一応、アプリを開いたら規約とかには書いておいたんだぞ、確認しなかったオマエが悪いwww」
「あのタイミングなら読むわけがない、田中達を見失う!」
「そんなのは知らん【カップルを喧嘩させろ!】とクエスト出したがあの2人とは言っていない。」
「狡猾だな!鬼か悪魔か!」
「鬼の様な脳筋と一緒にしてくれるな、オレは悪魔だよ」
「悪魔⋯何の為にこんな事を!」
「永遠に近い命と力はあるが自由には、使えない、だから【自由な人間】になりたかった。」
「何で僕を選んだ!」
「病院に潜伏していた時、たまたま見つけたのさ。
オレの魂の入る【器】としては申し分なかったが【欲】が薄かったから好機を狙っていたのさ」
「めぐみを人間世界をどうするつもりだ!」
「オマエと言う器をえてもスキルが使える人間でしかないのに、世界をどうすることはできんよ
めぐみは安心しろ【オマエ】として愛してやるよ
オマエは悪魔になりシステムは使えるがスキルも何もなく苦労するとは思うが、まぁ頑張れ(笑)」
僕では無い僕が段々と薄くなる。
「最後に天使に見つかるなよ(笑)」
そして完全に消えた。
「チクショー!!!」
黒い空間に声が響いた。
★
オレは新しい感覚を楽しみながら、めぐみの部屋の前にたどり着く。
チャイムを押し扉が開くと
「いらっしゃいシン!」
「ただいまめぐみ」
第一章 完
お読みいただきありがとうございます。
更新遅れてすいませんm(__)m
この作品は中国ショートドラマのシステムを現代日本を舞台にアレンジした作品になります。
この手の作品はシステムと言う誰が何のため作り与えたかが全く分からなかったので【悪魔】が渡したことにしました。
最初からこのオチを決めていたので何とか書き上げられて良かったです(笑)
5話までは本家を意識して書きましたが後は自分流を突き通しました。
第二章は書くつもりはあるんですけど少し時間をください
最後まで読んでくれてありがとうございます
感想や評価を頂けると第二章が早まるかもしれません




