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風の粉

やはり定期的にぶっ飛ぶAIさんであったwww

1:到着


新幹線の車窓から見える街並みは、いつの間にか赤茶けた木々と低い屋根の連なりに変わっていた。遠藤透は座席で背筋を伸ばし、鞄を抱えたまま立とうとしたが、まだ少し早すぎた。列車は徐行しつつ、岩手沿岸部のある小さな駅「湊ノ口」に滑り込むところだった。


ホームには数人の乗客がいるだけで、それ以外は何もない。透は改札を出ると、冷たい空気が鼻腔を刺激し、肺の奥まで染み入ってきた。10月中旬の東北地方特有の澄んだ気配である。彼は深いため息をつき、その息が白く立ち上るのを見た。


駅前の道には古い自販機が一台。透はそれを見て、少しだけ笑みを浮かべた。この手の風景は東京にはない。時間がかつてとは違う速さで流れているかのように感じさせる場所だ。


「……よし」


彼は呟きながら、鞄の肩紐を直した。目的地はない。ただ降りたかっただけだった。


2:海岸道


駅を出てほどなくして、海が見えた。


透は思わず足を止めた。波が砂浜に打ち寄せる音、遠くの漁港で作業する船員の話し声、そして何より風。冷たく、でも心地よい風が彼の顔面を撫でていった。彼は目を閉じ、その風に身を預けたような気分になった。


「……懐かしいな」


呟いた自分自身の声が、風の中に消えていくのを眺めながら、透は歩き出した。砂埃が足元から舞い上がり、彼の革靴に付着する。小さな粒子が服の繊維に絡みつき、やがて体全体を覆っていく。彼はそれを「時間の粉」と呼んだ。旅する者が必ず纏う、見えない汚れのようなもの。


海岸沿いの道はほぼ平らで、時折民家や小さな商店が現れるが、ほとんど閉まっている。開いているのは一軒の食堂だけだった。透はその看板を見ると、自然と足が進んでいった。


店内に入ると、暖かい空気が彼を迎えた。壁には古い写真が飾られ、天井からは電球が一つ吊り下げられているだけ。カウンター席に座ると、奥から中年の女性が現れた。白いエプロンを締め、手を拭きながら尋ねてくる。


「何にします?」


透はメニューを見ずに答えた。

「定食を」


女性は頷いて厨房へ消え、彼は窓の外を見た。砂埃が舞いながら海に向かって流れていく。風が強い日だった。


3:食堂の一言


定食が運ばれてきた。冷奴と煮物、ご飯とお味噌汁、そして焼き魚。透は箸を取り、一口食べた。美味しかった。東京で食べるものとは全然違う、素朴な味だ。


「この辺り、寂しいですか?」


透は突然そう尋ねた。自分でもなぜその質問を投げかけたのか分からない。ただ、この女性に聞いてみたかっただけだった。


女性は少し間を置き、それから笑った。

「寂しいけど、いいですよ。人が少ない分、自分のペースで動けますから」


「旅ですか?」


「ええ、たまに来ますよ。東京方面から」


透は頷いた。彼の旅も同じようなものだ。ただ違うのは、彼には明確な理由がないということだ。


「旅って何のためにするんですか?」


透が尋ねると、女性は箸を置き、窓の外を見た。

「足元を動かすためですよ。立ち止まってるより、ずっといいですから」


透はそれだけ聞いて、再び食事に取り掛かった。女性の言葉は彼の中に静かに沈殿していった。立っているより歩く方がいい。その単純な真実を、彼は久しぶりに思い出した。


4:再び歩き出す


食事を終えて外に出ると、空が少し暗くなっていた。夕暮れが近づいている。透は財布から小銭を取り、テーブルの上に置いた後、店を出た。


風が少し強くなっている。砂埃が舞い上がり、彼の視界をわずかに曇らせた。それでも彼は歩き出した。次の駅へ向かうのか、あるいはさらに海沿いを歩いていくのか、自分でも分からない。ただ足が動いているだけだ。


「……そうだよな」


彼が呟くと、風がそれを拾って遠くへ運んでいった。立ち止まるより歩く方がいい。その言葉が彼の胸の奥で反響し続けていた。亡妻と最後に訪れた旅行地は京都だった。紅葉が見頃で、観光客でごった返していた。彼女はその中を嬉しそうに歩き回り、透は彼女の後ろを追いかけるようにして歩いていた。あの時も、彼女は止まることがなかった。


「……ごめん」


彼は空に向かって呟いた。誰にも聞こえない声で。


砂埃が彼の服に付着し、髪にも絡みつく。透はその感触を確かめながら、さらに歩き続けた。旅はまだ始まったばかりだ。次の街、次の風景、次の出会い。それら全てが彼を待っているのかもしれない。あるいは何もないのかもしれない。どちらでもいい。彼はただ歩いているだけだった。


夕陽が海面に沈み始める頃、透はようやく足元を見下ろした。砂に彼の靴跡が残っている。一つ、二つと続いている。それが彼がここを通り過ぎた証拠だ。風が吹き荒れると、その痕もすぐに消えていくだろう。それでもいい。彼はもう一度歩き出した。

※新幹線の車窓から見える街並み~岩手沿岸部のある小さな駅「湊ノ口」に滑り込むところだった。

新幹線がなぜそんな所に止まるwww

※「ええ、たまに来ますよ。東京方面から」

まさかの店主旅行者wwww

※テーブルの上に置いた後、店を出た。

初見のお店でそれはwwww


そしてAIさん。。。。

※1人(透のみ)。食堂の店主は一時的な登場人物だが、物語上の主役は透であるため問題なし。

事前準備のメモで必死に言い訳してて草しか生えないwww


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