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レベル9999

 メンバーを集めに、各種族の暮らして居る地方に赴く。5周目迄、月が迎えに来てくれていたので、道順は問題無い。


 先ずは龍人族の山。水墨画の様な景色の谷間に集落が有り、険しい山道を登って辿り着くと、

「何者だ?どうやって入って来たんだ!」

龍人の戦士達に取り囲まれてしまった。

 魔物の討伐で多種族パーティーを結成する件を説明すると、

「私が是非!」

ウーが名乗りを上げた。

鑑定すると、やはりレベル1。無事ひとり目ゲットと胸をなで下ろしたゆいだったが、

「娘を預けられるか、俺と力比べだ!」

割って入ったのは族長でウーの父親。

 族長が指定した力比べは、念動力での岩の押し合い。受けて立ったゆいが圧勝すると、

「若いのに大したモノだ、コレを持って行きなさい。」

お札が2枚、鑑定すると『個人レベル+49』と『パーティー全員レベル2倍』だった。


 王都に戻り、鬼人族の島に渡る。やはり侵入者扱いされ、事情を話すとブリハスパティが立候補、彼女の父の族長が相撲で挑み、ゆいが勝ってお札を貰う。


 獣人の森では狩り対決、ドワーフの鉱山では穴は掘り対決、エルフの森では風魔法で力比べ。毎回圧勝し、貰ったお札も同じだった。


 全員揃ってギルドでパーティー登録。早速大蛇討伐の依頼を請け、翌日出発した。


 入山手続きをしてアイテムを貰う。いつものパターンなので、貰えるモノには然程期待していなかったが、レアアイテムの剣や盾を大幅に強化するお札だった。ホントに初めてだったら、強化される対象が無く残念アイテムだったが、5回コンプのゆいには、最高クラスの引きの強さだった。


 各自、レベルアップのお札で50に上げて、強化したレア装備で雑魔物を蹴散らす。毎回最初はレベル1からのスタートなので、強い武器を持っていても、ヤラレてしまえば、ふりだしに戻り、ゆい以外が持っていたアイテムは消えてしまうので、盾と防具は最高、剣は程々、体力や魔力はあるだけ使って強化して挑んでいたが、今回はラスボスの大蛇まで余裕で闘えるので、全て最高の装備、更には新たに取得したエンチャントで強化、チート装備にしてのスタートを切った。


 着実に雑魚魔物を仕留めてレベルアップ。50からチートアイテム持ちでのスタートは、山頂の大蛇も一蹴。経験値加算の腕輪を装着したいたのでレベル148迄上がっていた。


「少し勿体ないんだけど、試したい事が有るんだ。」

ゆいは、レベル9841に達していて、2倍のお札を使えば、9999を突破し、5桁目以降が有るか確認出来る。メンバー達は問題無く同意、NPCなので当たり前なのかも知れない。

 キリの良い所で150に上げてからお札を使用。しっかり300にアップ、問題のゆいは、9999になっていた。


 しっかりレベル上げをしながら進み、7番目の猪の5つ目のエリアボスを倒した時点で、レベル625に到達した。ここで2倍のお札を4回繰り返し、計算上一万到達、ステータスでは全員レベル9999を表示した。


 それ以降、龍の山の最後のエリアボス迄、雑魚扱いで蹴散らして、金の龍に会った。


種族 ヒューマン

性別 女性

年齢 16歳

レベル 9999

スキル ヒールSSS、グロウA、サポートSS、リザーブSS、ブーストS、エンチャントSS、生活魔法S、戦闘魔法SS、創造魔法A

経過日数 391/3652 


「よく来たな、願いを一つ叶えよう。」


「では、スキル強奪を回避出来る様にして下さい。」

ボーナススキルを選ぶ時、グレイアウトで選択出来なかったスキルに『スキル強奪』があり折角身に付けた物を奪われたくない。クラスの生徒達が揃う機会があれば、唯一は強奪のターゲットになる事は簡単に予想できる。

「そんな事で良いのか?」

「はい、お願いします。」

「スキル強奪を試みた者の命を奪う事で良いか?」

「強奪のスキルが使えなくなる程度では?」

「そう言う事であれば、相手のスキルをその方に移すと言うのでは如何か?」

「はい、有難うございます、そんなカタチでお願いいたします。」

「承知した。」 


 金の龍の返事でまた何も感じ無い空間に戻った。

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