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僕には彼女が四人いる それでも本命彼女の幼馴染は怒らない  作者: 猫の集会


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1/5

彼女

 僕には、幼馴染の奈留《なる》という彼女がいる。


 奈留は、まぁ普通におとなしい方の女性だと思う。


 奈留は、基本怒らない温厚な性格だ。


 見た目も清楚系女子という感じだ。


 それとは全く逆の杏《あん》は、気性が荒く、赤い髪をしている。


 その人も僕の彼女だ。


 そして、友樹《ゆうき》はどちらかといえばボーイッシュだ。



 サバサバしていて、決断力もなかなかある。

 スカートは、絶対履かない派だと、いつも言っている。


 そちらも僕の彼女。


 そして、もう一人彼女がいる。


 名前は、沙奈《さな》。


 沙奈と奈留は、なんとなく似ている。


 だから僕は、沙奈と奈留といるときが、一番落ち着くかもしれない。


 なぜそんなに複数の女性とお付き合いしているのかと言われると、それは…とある事情があるからだ。


 でも…四人とも僕は大好きだし、そばにいたい。




 僕は、大学生だ。


 彼女たちも同じ大学生。


 なんなら、大学も一緒だ。



 今日のお昼は、杏と一緒に食べた。


 杏は、大口でサンドイッチをあっという間にペロリだった。


 ノドがかわいたといい、僕のジュースを一気飲みする。


 それでも足りないやと、おかわりのドリンクを買いに行く始末。


 全く杏は、元気だ。



 そんな杏が、僕の部屋に今日は、お泊りしたいと言ってきた。


 なので、僕は快く了解した。


 赤い髪の杏の髪を撫で、僕たちは、一夜を共にした。


 そんな関係だけど、本命の奈留はというと、怒らない。




 杏は、僕とそのまま大学へと向かった。


 その後、三日間杏と過ごした。


 その次の日は、沙奈と過ごした。


 沙奈は、とにかくおとなしい。


 一緒にいることすら忘れるくらい静かだったりするから、一瞬心配になる。


 基本的には、なぜか杏と過ごしたあとに、沙奈と過ごすことが多い。


 これは、もしかしたら杏が元気だから、そのギャップなのかもしれないな。


 沙奈は、料理上手でよく僕に美味しい手料理を作ってくれる。


 美味しいよって僕がいうと、沙奈は、嬉しそうに顔をあからめる。


 そんなかわいい沙奈に、僕の方がキュンとしてしまう。


 そんなかわいい沙奈に、キスをしないわけがない。


 むしろ、しないほうがどうかしているだろう。


 そんな沙奈とは、雰囲気も何もかもが違う友樹は、料理が苦手で、基本外食が多い。


 僕が作るときもあるけど、外食がいいと言われたら、そうする。


 どちらかといえば、杏に似ている友樹。


 でも、友樹はツンデレだったりする。


 そして、意外と甘えん坊で二人になると、にゃんにゃんしよ?と甘えてくるのだ。


 もちろんにゃんにゃんするに決まってる!


 そんな友樹と杏は、髪型が全く違う。


 杏は、髪が真っ赤で友樹は真っ黒で髪がショートだ。


 それはそれで、皆かわいいのだから、個性ってやつだ。


 僕は、一人一人の個性をみるのが楽しかったりする。


 この四人は、幼い頃から顔馴染みだ。


 基本的に仲はいいのだけれど…


 いっときは、奈留と杏の仲がよくなくて、どうしようかとハラハラしたものだ。


 とくに、奈留が杏に対して抵抗があったらしい。


 髪色で。



 あれは去年——



 僕の部屋にいた奈留が大きなため息をついた。


 また杏ったら…


 そう呟きながら、僕の部屋の赤い髪を一本拾った奈留。


「わたし、赤い髪…あんまり好きじゃないのよね。そもそも髪が傷むのがいや。髪を巻いていると、たまにプチンって切れるの。あれは、ほんとうに迷惑なのよ。」

 と、お怒りだった。


 まあ、個性だし…ね。


 そういいながら、奈留は指を髪に通した。



「奈留の髪はきれいに手入れされてるね。今日は、僕が念入りにシャンプーしてあげるよ」

「ありがとう」


 僕は、奈留の髪に優しくキスをした。


「髪だけ?」

「フッ、もちろん奈留にもするに決まってる」


 チュ〜♡


 僕は、それぞれの四人と仲良く交際しているのだ。




 続く。

 

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