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報告のための整理
「ウサギさん、会いたかった」
海くんはラビの突然の出現にそれほどあわてずに喜んでいる。
なのに私は――、
「――警戒心が強いのは生物として悪い事ではない」
これは……、気を使われている。
「こまってる人がいるんでしょ? 牧場じゃなくてもいいよ」
最初に屋敷に行けとラビからの依頼があった時、海くんに牧場へ遊びに行く予定を変更してもいいか聞くと、とっても心の広い優しい変更が返ってきた。
しかしそうは言ってくれていたけど、三連休だったので屋敷から脱出した二日後の今日、何とか牧場に連れて来れた。海くんはすごく楽しそうで、私はニヤニヤしてしまった。
なのに――。
急なラビの登場に歓迎していないオーラを精一杯出したけど、多分気づいていないか、気づかれたとしても無視されるんだろう。
「余暇を楽しんでいる所、悪いが先日の報告をしてもらってもいいだろうか?」
……言葉だけは気遣ってくれる。
「……一通り回ったからいいですよ」
ため息をついて答える。
ちょうど天気が良すぎて木陰で休んでいたし、海くんがラビを歓迎している以上は拒む理由はなかった。
ケチなラビからもらっていたわずかな情報と空くんたちから教えてもらったこと、そして屋敷から脱出した時に出会った山井真野さんと康行くんからの体験を聞いた上で時系列を整理すると、




