表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そんな日常  作者: ナヅナ
15/26

プランBを実行

「…え?」

今まで勉強なんて知ったことじゃない、みたいな感じだったような?

「…何かあったんですか?」

「いやなに。今年高校受験じゃん?笹掛ちゃんとか広瀬君と同じとこがいいなーって思って担任の先生に言ったんだけど。今の学力じゃ絶対無理って言われちゃって。それで、ね?」

なるほどそういうことか。

「僕は別にいいですよ。」

「ホントに?やったー!」

そんなことが数日前の朝にあって中野さんに勉強を教えることになったんだけど…。


「…休憩ばっかりじゃないですか。」

一日目からずっとこんな調子でまるで進まない。

「休憩は大事じゃん?」

中野さんの集中力の無さに完全に足止めをくらってていた。このままじゃ本当にマズイ。基礎の部分が甘くて受験予定の高校の学力に全然足りてない。これは由々しき事態だ。あまりやりたくないけど、仕方がないか。

「中野さん。」

「なにー?」

「今から30分間の間私は少し席を外します。」

「えっ?」

「その間は代わりに桜にいてくれるようにお願いします。」

「う、うん。」

「中野さんの問題を解くスピード的に…これくらいかな。」

中野さんの持ち込んできている問題集のページ部分に丸印を付ける。

「ちゃんと進めておいてくださいね?わからなかった所はとりあえず後回しでいいですから。」

「えーっと、わかった。」

よし。ここまでは順調、そして部屋から出るタイミングで…

「あ、あまりにも問題が進んでなかったらお昼は抜きですからね。」

「え、ちょっ、ま」

バタン

よしよし。完璧だ。昔桜が夏休みの宿題を溜めてたときとかに使ってた手段。案外いけるな。



コンコン

「んー?」

声がして数秒、部屋から桜が出てくる。

「30分の間僕の部屋で中野さんを監視しておいてほしいんだけど…いいかな?」

桜は、あー、あれやってるんだ。みたいなリアクションをとって返事をくれた。

「いいよー。宿題まだあるからそれやっててもいいんでしょ?」

「うん。むしろありがたい。じゃあよろしく。」

それだけいって1階へ下りて昼食の準備をさっさと始める。

さて、これで少しは進めてくれてるといいんだけど。




結論から言います。

大成功。

「まさかここまでとは」

「笹掛ちゃんのご飯を抜きにされるのはつらすぎるもん。」

桜曰く中野さんは20分足らずで範囲を解き終えたらしい。食欲旺盛だなぁ。

ぼちぼちでのろのろとすすみます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ