表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/81

vs冒険者 7

 寄生中はほとんど痛みなどを感じない。

 だから今フェルに殴られても俺は全然痛くないのだが、、、。

(痛い!痛いって!ちょっと観葉植物なんとかしなさいよ!)

 まさか身体の持ち主は痛みを感じるなんてなぁ。

(あんたが不用意にも私の身体を奪い取ったのが悪いんでしょ!早くなんとかしてよ!)

「オラァ!」

 フェルの殴打をシルフィスの細い腕でガードする。

(ちょっ痛!腕折れた!絶対腕折れた!)

 うるさいなぁ。

 後ろに下がりながら攻撃をガードする、その次も攻撃をガードし、そのまた次の攻撃もガードする。

 フェルの激しい殴打をガードすることしか出来ない。

 まずそもそもなんで攻撃されてんだよ。仲間じゃねぇのか?

(弱みにぎって操ってただけよ!一応私あいつより強いから一方的に命令出せたんだけどあんたが私の身体奪ったせいでフェルにとって私を始末する絶好のチャンスになったの!)

 ただの自業自得じゃん。

「ありがとよぉ!俺にこんなチャンスをくれて!これでやっとヒステリック怪女から開放されるぜ!」

 すごい笑顔で攻撃してくるフェル。

 よっぽど嬉しかったんだなぁ。

(ちょっと速く身体返して!私なら倒せる!)

 え?やだよ。

(なんでよ!?)

 だってお前その後俺狙うじゃん。

(何よ!いいじゃない!てかこのままだとあんたも死ぬわよ!?)

 この身体が壊れても俺は自動で脱出しまーす。僕は死にませぇーん。

(ちょっもしかして私を盾に逃げるつもり!?)

 一方的に盾にされていることを知りさらに焦りだすシルフィス。

「これで終いだぁ!」

 フェルは雄叫びを上げ腕を振りかぶって殴りつけてくる。

 あ、やべ。

 その攻撃は俺のガードをすり抜け、みぞおちに入りべたりと痛みを残す。

(うぐぅぅぅぅぅ。ちょっと、、、観葉植物、、、なんとかして、、、よ。)

 なんとかって言われても身体のっとってもお前の魔法とか使えないんだもん。

(当たり前でしょ!魔法の習得とかは身体じゃなくて精神に依存すんの!)

 へーそーなんだー。

 まぁそろそろ誰かさっきの光弾の音に気づいた誰かがくるでしょ。

(そんな都合よくくるわけ、、、。)

 ガシャガシャと鉄同士がこすれる音がする。

 ほら誰か来た。

「おいおい?なんかあると思ってきてみればなぁに女いじめてんだクソオーガ。」

 敵を舐めきった口調でフェルを挑発しながら門をくぐり抜けてきた一匹のゴブリン。

「なんだてめぇやんのか?」

「あ?オーガごときがこのリュウザ様に勝てると思ってんのか?」

 リュウザか、よし、このままこいつら戦わせてそのうちに逃げよう。

「リュウザ様ー。」

「あ?」

「おねが~いこの暴漢に襲われて困ってるの~リュウザ様助けて~?」

 胸元をはだけさせ猫なで声でリュウザに助けを求める。

(ちょっあんたっ)

「誰が暴漢だテメー!」

 こいつらの講義など聞かん。俺は自分が助かればいいのだ。

「助けてくれたら~イイコトしてあげるから~。ね~?おねが~い。」

「しっしかたねーな。」

 めっちゃニヤニヤしながら依頼を受けるリュウザ。

 その視線は胸元に釘付けである。

 ふっふっふちょろい。

(ちょろいじゃないわよ!人の体でなんてことしてくれてんの!?)

 シルフィスって前までクールキャラだったのに最近結構素が出てきたよねー。

(ちょっと聞いてんの!?)

今回も読んでいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ