vs冒険者 1
時は不明、ところは異世界。光すら歪む果てしなきベッドの中へ、男女構わずいざなうこの男。
異世界最大の変態であり下着ドロ、レイファス。
だが人は彼を、夜の下着仮面と呼ぶ。
やばい、、、現在村長に仕事を頼まれ戻ってきたところだが、、、。
村の中で迷いました。
レイファスと一刻も早く離れたいがために村の入口で別れたのが最初の失敗。
俺が初めてこの村に来たときに通った門は西門で今回通ったのが東門だ。
その上俺は自分の家と酒場を行き来したことしかない。
つまり西門→酒場→自分の家のルートしか知らないのだ。
でもまぁ行けるだろ!みたいなノリであちこち立体機動してたら裏路地みたいなところに入って出られなくなってしまった。
人もいないし暗いしなんか臭いしなんかレイファスとか湧きそう。
その時曲がり角の先から声がする。
なんとなく聞いたことのあるような声に思わず立ち聞きしてしまう。
「ほ、ほら新しい下着だ。え?気に入らない?じゃあこっちは?これもだめ?」
、、、湧いてしまったか。
聞かなかったことにしよう、、、。
「む、そこにいるのはお花さん君だね?」
あ、ヤバ。
「フハハハ、気配ですぐにわかったよ!お花さん君!」
気配ってなんやねん!
捕まったら絶対めんどくさいことになる、そう考えるより先に全力で身体が逃亡を始めていた。
さすが俺、自分の判断の速さに惚れ惚れするわー。
勢い良く曲がり角を曲がろうとする。
その瞬間何かに引っ張られたような感じがして俺の記憶はそこでぷつりと途絶えた。
うん?何か声が、、、。
「ほらこっちは?」
レイファスの声、、、そうか、捕まったか、、、。
拝啓、お父さんお母さん ゴメンナサイ。俺もうダメです。
「ねぇあなた?何やってるの?」
これは、、、女性の声?そうか天使が救いに来てくれたのか。
「む?ル、ルティア、、、。いやこれはちょっと、、、。」
「ちょっとじゃないでしょう。赤ん坊に人間の下着を被せないでください!」
怒鳴り声が寝起きの虚ろな頭を覚まさせる。
場所はさっきの裏路地、いるのはレイファス、長い耳のはえた女性、レイファスが抱きかかえている赤ん坊。
ダメだ、、、どう考えても事件だ、、、警察呼ばないと、、、!
「ちょっと待ってくれ!誤解だ!なんとなくしか分かんないが君は多分誤解している!」
誰か、、、誰かーーー!
「いえ、間違っていません。お花さんさん、これは事件です。この人が私の子供に人間の下着を被せようとしてくるんです。」
「君は夫に対してひどくないかな!?」
夫?何をバカなことを言っているんだこいつは。
こんな下着集めるのが趣味の男が結婚できるわけ無いだろ。
「いえ、一応結婚しています。」
え。
読んでいただきありがとうございました




