vs冒険者 序章
メリークリスマス(遅い)
「フハハハ!さらばだ人間ども!この下着達はもらっていくぞ!」
今は何時だろうか、眠いのに下から浴びせられる強い光のせいで眠れない。
「弓矢隊撃て!」
ヒュンと風を切る音がする。
しかしそれは何処にも刺さることはなく王都リムドブルムにまで下着ドロしに来た侵入者レイファスによって全て撃ち落とされる。
「今から家の上を跳んで逃げる、振り落とされるなよお花さん君!」
そう言われ仕方なく触手すべてを使いレイファスの腕に巻き付く。
うわぁなんか汗でぬるっとしてる、、、。
とてつもない速さで家と家の間を跳び街を駆けていくレイファス。
気がつくともう街を抜けていた。
村とどれくらい離れているかはわからないが多分かなり遠い。
どんどん景色が変わっていく。
中身下着ばっかだけどなぜ成人した人間大の袋持ってこんな速く走れるのか。
街を抜けて森の中に入ってからが俺の仕事だ。
レイファスが地面の上を全力疾走すると足跡が残る。
それを俺の種まきで足跡を消せるぐらいの植物を生やす。
種まきで植えた植物は1時間位で足跡を消せるくらいの大きさになる。
「フハハハ!どんな気分なんだい?僕と君の初めての共同作業は?」
共同作業とか言うな!お前の体に種埋め込むぞ!?
大体お前にひっついてるって言うだけで種を撃ち出すのに使ってる魔力は全部俺のだ!
お前の子じゃねぇ!俺の子だぁぁぁ!
こんなスキル持ってなければ村長に「レイファスと一緒に人間の街の様子見てきて!」とかお願いされなかったのに!
てか了承してねぇ!シルフィスがまた勝手に話進めただけだし!
「フハハハ!大丈夫!ちゃんと子供は認知するから!」
ふざけんな!大きなお世話だ!
ただでさえ一週間で枯れるのにコイツが親だなんて不憫すぎる!
「えーとあいつがソリュでそいつがネクシャで今植えたやつがフェネルだ。」
やめろ!名前をつけるんじゃない!
「ほらほら、君が名前つけないとどんどん僕がつけちゃうよ~?」
くっそコイツにつけられるぐらいなら俺が、、、!
思い浮かばない!ええい適当でいいや!
この子がファースト、よし行って来い!
この子がセカンド、よしいけ!
名前をつけて植える、この作業を繰り返す。
数字順にどんどんつけていく。
途中で日本語とかに変わったりしてたけど俺は気にしない。
その後三千くらい行ったところで村についた。
読んでいただきありがとうございました。