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地下迷宮.10

気づいたら、20000万PV越えてました!ありがとうございます、嬉しいです!

これからも、コツコツと投稿していきます!

みんな。今帰ったよ。僕はそう一声鳴くと、他の猫たちが、やってくる。すりすりしたり、じゃれてくる猫もいる。

猫カフェ予定地に帰ると、他の寛いでる猫たちと挨拶をかわす。


「たっだいま~♪みんな元気!」

サーナに纏わりつくのは、猫の運命なのか。まずは、ご飯を食べて寛ぐ。例え、心配ごとがあっても猫たちは、自分のペースで行動する。


(お疲れ様、あんず。地下はどうだったの?)

(こんばんわ、ぼたもち。地下は危険だ。猫がいくとこではないよ)

恐ろしい魔物がいるんだもの。僕だって、マキがいなければまっぴらぴらぴらさ。

毛繕いしているといちごや、あんこも集まって来る。


「サーナちゃん、お風呂行くよー」

「はーい!」

この倉庫を改造するに当たって、お風呂もつけてもらってマキはご満悦だろうけど、僕はうえってなった。

水とかに濡れたくないんだよね。


「それで、あいつは見つかった?」

いちごがそわそわするのも無理はない。いちごは、ちょこちょこ歩くことが出来る見た目かわいい猫だ。

(……地下にはいないのか分からない。もっと、奥に行かないと行けないのかも知れない)

(そうか。あいつ、なんだって地下に……)

(まあ、まだ結論付けるのは早いよ)

ムータの奴がなんで地下に潜ったのか知らない。しかし、助けなくてはならない。

ギルドに依頼を出そうにも、言葉が通じないから出せなかった。


「おーい!お前らも風呂だぞ!」

ドロンの奴がやって来た瞬間、猫たちがサッと散る。

しかし、逃げ遅れたぼたもちがいる。

(ぼたもち!)

(止めろー!離してくれー!後生だー!)

ジタバタしながら連れていかれる。

すまない、ぼたもち。君の犠牲を無駄にしない。



しかし、結局僕たちも現れたのだった。野良の方が良かったとぼやく猫までいる。


タオルでくるまれて、マキに綺麗にされる。前はドライヤーで乾かしてもらったけどこの世界にはないみたい。




マキの視点


「今日も疲れたね!」

「ほんとだねー。マナさん大丈夫かなー?」

マナの失恋のことを言ってるのだろうけど、今はダンジョンに集中してるし大丈夫だと思うけど。

ベッドに寝転がって話してると、サーナちゃんがうとうとしてきた。

「サーナちゃん、自分の部屋に戻んないと」

「エヘヘ。マキちゃんと…ね……ていい…」

駄目だ。寝ちゃったよ。まあ、いいか。ふと、あの暗殺者のことを思い出した。気になるけど、気をつけないとね。

毛布をしっかりかけて上げるとあんずが毛布の上でフミフミしだす。喉もごろごろ鳴らしているよ。それを眺めていると、私もうとうとして来ちゃった。




次の日の朝。食事をしっかりとって昨日のメンバーでマンホールから地下へ。猫たちに見送られてるよ。行ってくるね。

「気をつけてくださいね」

ソナタも、不安そうに手を振って来るので、安心させるように頷く。


地下水路を進んでいくと、そんなに迷わずにダンジョンの入り口にたどり着いたよ。この中に、震動の発生源はあるのかな?


「かりん、俺が着いてるから泥舟に乗ったつもりでいろよ?」

「は、はい」

それは不安だよ。ハリィもきょとんとしているよ。

まあ、ドロンも頼りになるけどさ。

仮初めの命と言っていたけど、この長子の良いゴーレムがいつかは、止まるのだろうか。

その悲しみを隠して陽気なのかな?

おっと行けない。集中しないと。

迷宮に入る前にアイテムチェック。エリクサーは、もったいないから、ピンチの時ね。高級傷薬とか治癒薬はあるね。後は麻痺薬とか石化薬。

状態異常を回復する薬。治癒薬は万能ではあるけど高いので、個別の薬もちゃんと用意しておく。


「よし、いこう!」

「はーい!マキちゃんがいれば大丈夫かなー!」

「俺がいるってんだよ、サーナ」

「みんな、のんきですね」

「にゃん」

「まあ、これがうちのパーティーなんですの」

「ふん、緊張感がないのか、人間ども!」

「お兄さんたら、そんなこと言って仲良くしたいんでしょ?」

「なんだと、ガーネット!貴様でもそんなこと言うのは……!」

「はいはい、みんなもっと警戒してねー」

エレンが、ナイフを投げると、お化けコウモリが地面に落ちる。

ホントに、鑑定眼で名前とか分かるのはいいね。



現れた地下迷宮は、地下通路とは違い、洞窟の中のよう。

鍾乳洞に似ているね。テレビとかでしか見たことないけど。

足元がごつごつしてる。空気も変わって、みんな静かになる。

「鍾乳洞はいいなー」

ドロンは、土があるから良いのだろうか。地面の土を取って自分の身体に塗るとおぅおぅ言っているので、みんなドン引き。


ドロンは、泥塗りのスキルをGET!


ステータスが一時的にアップするみたいで、お化けコウモリに泥のたまをいつもより素早く投げて当てる。

「ひまわりカッター!」

魔法の小鉢を掲げて、ひまわりの花が生えると、花の部分が外れてフリスビーみたいにくるくる回転して、お化けコウモリたちを切り裂く!

えー、なにそれ?私はびっくりしつつもムカデンジャーを、ゾワッと思いながらも地を這って来たので、跳んで踏んづけてやる。

「にゃん!」

あんずの猫ぱんち!キック!いつもムカムカしてると魔物の説明がウインドウに出たからか、動きが大振りで隙があるよ。

私みたいに男にナンパされても隙を見せなければいいのにね。

そして、エレンの追撃!他のムカデンジャーは、エルフの兄妹に任せる。

「ふう。よし!」

構えを解き、ウインドウを確かめる。うん、経験値もしっかり入るね。

魔物が魔石と素材に化けたので、エメラルドが不思議そうに見ている。

よく見たら、ガーネットさんは魔物を解体している。いや、それが普通だよね。

「貴様は、魔物を倒しどうやって、素材とかに変えてるんだ?普通は、解体するもんだろう?」

そうだよね。私もそう思うんだけどね。だって、最初はVRMMORPGだと思ってたもん。

だから、解体とかしなくても素材や魔石が手に入ると思っていたんだよ。

でも、現実っぽいんだよね。なにはと、言えないんだけどさ。

怪我をしたときも、実際に痛いし。


「ん~?スキル的な?」

「なんだそれは?素直に話せば、ケーキの値段を安くしてやってもいいぞ?」

「うわっ!それは魅力的!」

だけど、異世界から来たって言ってもね。

「まあ、女性には秘密があるのだよ」

そう言ってウインクしてやると、ものすっご、嫌な顔をされた。

これでも一応、モテるんですけどね。エルフの感覚は違うのかな。ま、いいや。



つづく

真姫とパーティーを組んでいる間は、魔物を解体しなくてもいいんだよ。嬉しいね!

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