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地下迷宮.7

もっと文章が上手くなりたいこの頃ごろごろ。

ソナタさんは、ロナンとの関係がバレて、鬼女みたいな表情の追いかけてくるので、ここまで逃げたと。

しかし、私は同情することもなく、心が冷えて行くのが分かる。ピロピロの時もそうだった。


「……男なんて、そんなものだと思うよ」

「……マキちゃん?」

「結局、欲求に負けて手を出すんだから。私はあなたに同情しない」

「マキさんの言うことは、分かりますが放っては置けないですの」

でしょうね。私は深く息を吸って吐く。落ち着け、私。今は冒険者として助ける。



「……一旦出ましょうか」

このままにもしておけず、そう提案すると、仕方ないかとの空気になる。

「……でも、私。行くとこない」

「だからと言って、ここに逃げるな!」

「そうだぞ。お前、バトル出来ないだろう?」

私とドロンの言葉に項垂れる。こうなる覚悟もあってロナンとの仲になったのだから、うつ向かないでほしい。

きっと女性がいつも損をするのだから。来た道を引き返そうとすると、エレンが止める。

「待って。引き返すのも大変だし」

近くに階段があるので、そこから上を見ると出られそうだ。


「なんだ。マンホールから出られるのか?」

「そこから入った方が良かったですの~!」

「ほんとな。それな」

ドロンも肩をすくめてマナの肩をばしばししている。なんだか、楽しそうな感じ。

「それについては、ギルドも説明してたわよ?」

「そうだな。聞いてなかったのか、マキ」

相変わらずふてくされたようなエメラルドがなにかに気づいた。私も。

すぐに構えると、闇の中から黒装束の男たちが出てくる。

「な、なんですの!?」

「お仲間ってことはないみたいだな」

「そうね。あなたたち、誰よ」

殺気立ってる奴等に油断しないように構えると。

「………命、貰いうける」

静かに話すと、一足飛びで間合いを詰めてくる。速い!

その内の一人が、サーナちゃんを狙おうとしたので下がらせる。

素早くナイフを投げて来たので、手甲で叩き落とす。

お返しとばかりにドロンが投げた泥団子をナイフで斬りふせる。

そのまま、接近戦かと思いきや、吹き矢を放つので、叩き落とす。

「……ただのガキでもないようだな」

「……あなた、子供を狙わないで堂々と私を狙ったら」

「…………」

「来るぞ、マキマキ!」

暗殺者の何人かは、ドロンの方へ行くけど、炎の矢で牽制するマナとドロンがアースガードでロナンの愛人をかばう。

まさか、ロナンの奴の口封じじゃないでしょうね。

もし、そうだったら、マジで許せないわね。しかし、わずわらしい。

守りながらの戦いはやりにくい。暗殺者のナイフをかいくぐり浴びせ蹴りをバックステップでかわしつつ、ナイフを放つ。

避けると仲間に当たるかもしれないので、叩き落とす。

少し、動きが鈍いのは私のチラリズムが発動してるからか。

つい、意識を私のふわふわしてるスカートに目を向けそうになっている。


それにしても、あのナイフ。あー、毒とか仕込んでそうな嫌な緑色。ありがち。あっちゃだめ。

取り敢えず、とっちめて色々としゃべって貰おう。

暗殺者のナイフは、右に左に突き出されて来る。それなら。

タイミングを合わせて突き出された腕を掴んで地面に叩きつける。

「ぐはっ!」

止めの肘打ち!あ、気絶した?したよね?

状況を把握するために起き上がると、ドロンがアースシールドで愛人を庇っている。エレンがもう一人を相手しつつ、マナがチロチロと炎の矢の魔法を放っている。

「あ、そうだ………ライト!」

サーナちゃんがタイミングを合わせて暗殺者の前で光を弾けさせると目を眩ませる。ナイス、サーナちゃん!

「待ちな!それ!」

ドロンの投げた泥団子をナイフで切り裂きながら素早く撤退する。

もう一人も。状況判断がいいよ。

「……ハレンチな娘よ。我等の邪魔をすれば次はないぞ」

暗殺者がそんなことをのたまうので言ってやった。

「やーい、スケベ!」

「スケベではない、本能だ」

真面目にそんなことを言い残して消えた。まあいい。一人捕まえて……て、あれ?いつの間にかいなくなってる。やられた!

「逃がしたか。なんだあれは?」

「いや、暗殺者でしょー?見た感じ」

「そうですの。でもなんで私たちを狙ったの?」

「俺が、脅威と感じたからか?」

「なに、言ってるの?でも……」

チラリとサーナちゃんを見る。サーナちゃんを狙ってたかな?また、変態なのか。それとも……。

「あ、かりんちゃん?」

かりんが辛そうに膝をつく。

「ハリィ?ハリィ!」

ハリィが心配そうにちょろちょろしてる。もしかしてる?

「大丈夫?」

「は……はい。私まだ行けます」

でも、顔色が悪そう。左肩が傷ついている。

アイテム袋を覗いてやっぱりあるよね。

毒消しでも良かったけど、暗殺者てえげつない毒とか使いそうだし。

治癒薬を、使ってみる。お店で見たら結構な値段でした。

しかし、吉田さんのおかげでたくさんあるよ。

それを飲ませてあげたら、苦そうに表情を歪ませている。

「……どうした?」

エメラルドたちが引き返してくる。こちらの状況がすぐに分かったのか。黙り込む。

「どれどれ」

エレンが、服の隙間から傷口を確認する。

「治癒薬使った?」

「ええ」

「なら、大丈夫だよ。そんな大した毒じゃない」

エレンさんの過去ってどんな凄いんだろ。


しばらくすると落ち着いて来たみたい。顔色も良くなっているよ。

「すみません。ご迷惑かけて」

悔しそうに。すまなそうにみんなにペコペコしてる。ハリィも一緒に。

「にゃん」

あんずが気にするなと一声鳴くと、エメラルドがでれっとしてる。

「取り敢えず、外に出ましょ」

ガーネットに急かされ、マンホールの蓋を開けて外に出ると、そこは……あれ?ご都合主義なのか第二の我が家。猫カフェ(未定)だった。



つづく

マンホールが外から開かないのは、盗賊とか魔物とかが住み着いてるから、許可がある人しか、外からは入れないんだよ。魔法でロックしてまーす!

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