地下迷宮.5
私たちは今、地下への入り口に立っている。
そこは、フェンテさんのペットショップのすぐ近く。
「皆さん、お気をつけて」
「クイン、こんなとこまで見送りに来なくても、マキマキのことは俺に任せとけって!」
「誰に任せろって?」
「ヒューヒュー」
口笛を吹こうとして上手く吹けてないから良かった。
こやつの口笛は、魔物を呼び寄せる。
あんずは。他の猫たちと何やら見詰めあっている。会話してるのかな?
「ふん。貴様等と一緒の班とはな」
眉間に皺を寄せてエメラルドが呟く。
「またまた、お兄さんたら。そんな憎まれ口叩いて!
マキちゃんのことを、頼りにしてるんでしょ?」
「ふん、そんな訳……」
「にゃあん」
一匹の猫がすりすりすると、途端にだらしなく表情が緩む。
「あなた、表情筋鍛えたら?」
「うるさい女め!いつも、お菓子をお買い上げありがとう!」
「怒りながら、礼を言わないでもらえる?」
緊張感の無い私たちは、作戦実行を待っている。
街中に至る所にある入り口から、同時に進行して進んで行くのだ。
「サーナ」
「は、はい?なんですか?」
「自分を、第一に考えろよ」
エメラルドが、気遣ってくれるとは思わなかったのかな。
サーナちゃんは、目を見開いた後優しく微笑む。
「ありがとうございます!エメラルドさんも気をつけて下さいね」ら「ふん。当たり前だ」
「おっさんの、ツンデレは萌えないぜ?」
「うるさい、泥団子」
「ははは、泥団子とはこりゃあいい!」
「…なんで、笑っていますの?」
マナは、ジト目で見た後、私を見る。
「……さて。そろそろ行こうか?」
今まで、静かにしていたエレンが言う。その言葉に緊張感はないのは、私だけだろうか。油断している訳ではない。無関心だった頃の影響か、あまり気にならないのだ。
思えば、全国大会とかバイトの面接もそうだったな。
むしろ、限定物のスィーツが買えるかとかの時の方が緊張感あったかも。
「サーナちゃん、頑張って!」
「俺たちもおうえんしてるからな」
リーンちゃんやポンくん。そして、孤児院の子供たちもいるよ。見回りの兵たちもすまなそうに見守っている。きっと、街の平和のために自分達でなんとかしたいのだろう。
「ドロン、サーナちゃんの盾になれよー!」
「サーナちゃん、暗闇なんて怖くないからね!」
「僕たちが君の不安を照らすから!」
うるさい。サーナちゃんに対する声援が多いな。
今回は、私、あんず、サーナ、ドロン、マナ。そして、かりんとエレンの7人パーティーと、エメラルド、トパーズのサポート班で行動するよ。
さて、みんなのステータスをチェックしておくよ。
マキ
種族 人間
年齢17才
職業 猫使い
称号 猫に愛されしクールな娘
Lv.20
HP 628
SP 399
STR 375+183
DFF 206+179
SPD 410+153
LUK 4177
猫ゲージ MAX
SKILL 格闘技Lv3 長距離ランナーLv.1
猫大好き 鑑定眼 Lv.3 オーラナックルLv.3 当たり屋Lv.1 チラリズムLv.2 猫ゲージLv.3 生真面目Lv.2魔法拳.Lv2
男殺し 家猫 外猫
炎の魔法Lv.2 身体強化の魔法 Lv.2
水の魔法Lv.1.雷魔法.1 古代魔法Lv.1
装備
激烈之手甲+5
深紅の胸当て+6
学生服+3(ブレザー)(黄土色)
ヘルメスブーツ+3
オシャレリボン+5
魔法拳技 焔炎舞 ???
あんずの特技 ねこぱんち ねこきっく
ひっかく ふみふみ 毛繕い 猫の高鳴り 焔あんず 水龍あんず びりびりあんず
サーナちゃん
種族 人間
年齢 10才
称号 誰からも愛されるリア充
職業 モリガール
Lv.14
HP190
SP253+66
STR31+45
DFF91+90
SPD100+11
LUK88
SKILL 森の癒しLv.3 看板娘Lv.3 天使の微笑みLv.6
薬草の知識Lv.3 植物魔法Lv.3家事手伝いLv.5 リア充Lv.2
植物魔法Lv.2 光魔法Lv.1
装備
魔法の鉢植え+4
モリパーカー+7
なめし皮の靴+6
ブルーリボン+8
ドロン
種族 泥人形
年齢 20才
称号 フィギュアマニア、ナイスガイ
職業 粘土細工師
Lv.17
HP 225
SP 330
STR 172+175
DFF 243+176
SPD 175+144
LUK 170
スキル 泥の妙技Lv.3 泥パックLv.3
ラッキースケベLv.1 スルー
土魔法Lv.3
装備
バトルハンマー+5
粘土手袋+15
バトルーアーマー+18
バトルーレッグ+17
バトルヘルム +15
マナ
種族 人間
年齢18才
称号 失恋を越えたロリ顔モテ女
職業 魔女
Lv.16
HP 121
SP 430 +178
STR 120'+110
DFF 91+174
SPD94+130
LUK 178
スキル 二重人格Lv.1魔法の才能Lv.2小心者Lv.2 わがままボディLv.3
炎魔法Lv.3 水魔法Lv.1 雷魔法Lv.1補助魔法Lv.2
装備
雷撃のロッド+13
魔女のローブ+11
魔女の帽子+13
マナのピアス+14
かりん
種族 人間
年齢 15歳
称号 ヘルプミー
職業 ティマー―魔物を仲間にしたり操ったりする
Lv.15
HP 151
SP 130 +145
STR 140'+100
DFF 111+154
SPD 131+130
LUK 193
スキル―獣魔統制Lv.2 働き者―みんなが、応援したくなる
獣魔技Lv.2 空間把握Lv.2
装備
ティマーのムチ+7
吹き矢+7
レザーアーマー+12
レザーレッグ+12
パーティーリーダー効果―操る魔物の連携がスムーズ。魔物を仲間にしやすい
エレン
種族 亜人
年齢 22歳
称号 ひんむく店員
職業 盗賊戦士―盗賊の上級職。戦士のスキルと武具も装備可能。
Lv.15
HP 134
SP 139 +145
STR 120'+100
DFF 127+154
SPD 156+130
LUK 350
スキル 警戒Lv4―敵の強襲を防ぐ。ヤローのナンパもすり抜ける。
罠外しLv5―レベルが上がるほど、色んな罠を解除する
盗むLv.5―攻撃した時に希に敵のドロップアイテムを盗む。
二回攻撃―ナイフやダガーだと二回攻撃出来る。
装備
ミスリルダガー+12
ポイズンナイフ+11.
レザーアーマー+15
風切りのくつ+12
シーフヘルム+14.
エレンさんは、上級職なんだ。スキルとかで助けられそう。
かりんは、これから伸びて行くのかな。ハリィがいればもっと、力を発揮できるよね。
「みんな、無理しないで行くよ」
「俺に任せておけよ」
「が、頑張ります」
「あんず、頑張ろうね?」
「にゃん!」
あんずは、サーナちゃんにすりすり。
「いい宝があるといいんだけど」
まあ、エレンさんらしいのかな?
「サーナ。死なないでね」
あれは、門番の子供だっけ?教会では気づかなかったけど。
その時、鐘が鳴る。響く音色に私たちは気を引きしめる。
街の人や猫たちに見送られて暗い地下へと侵入を開始した。
つづく




