表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/379

魔法はいるの?.1

自分の中では速い5000PV突破です!ありがとうございます。

コツコツ行きますよ。

次の日の朝。いつもより早起きをする。あんずが眠たげに毛布の中から顔を出す。薄目で眠そうだね。

「あんず、まだ寝てていいよ?」

「うにゃ」

なにをおっしゃるお嬢さんとばかりにスリスリしてくる。お返しに背中を撫でて上げると、心地よさそう。

あ、猫ゲージ少したまったみたい。


今日も晴れていて天気がいい。散歩。いや、ウォーキング。どっちでもいいや。なんだかんだで、真面目に依頼を受けているので、のんびりしてないことに気づく。無関心時代も(今もあんまり他人に感心はないけど)学校は休むことなく皆勤賞でした。ま、あの家にいたくないと言う理由ではあるけれど。


階下に降りるともうサーナちゃんがせかせかしていた。あの子に連休を上げて、ロッカーさん。

今の現実世界でこんな子いないんだろうな。

「おはよう、サーナちゃん」

「うにゃあん」

「はい、おはようございます、マキちゃん、あんず。早いですね♪」

にこにこしてる天使の微笑みでら私のハートもキュンキュンしそう。

下手なアイドルよりファンになりそうだよ。魅力チートは、なにをしても成功しそう。

私だって、学校ではそれなりにモテたんだよ。ホントに!

だけど、サーナちゃんの眩しさの前では、霞んでしまうのかもしれない。太陽に憧れて手を伸ばす影みたいに……なんちゃって。


「ロッカーさんは?」

「まだ、グースカ寝てます。しばらくは起きないよ」

「そっか」

あの親父。任せとけっていった癖にね。まあ、いいや。

あくびを手で押さえつつ、裏の井戸へ行くと。

待ってましたとばかりに猫たちが待っていた。

挨拶を返しつつ。そうだと考える。良く考えたら、掃除してくれる人を雇えばいいんじゃない。

そんな当たり前なことに気づかず、自分でやろうとするなんて。真面目か!


井戸で水を汲んで洗って顔を手拭いで拭いていると、ふと気づいた。


スキル、生真面目GET!

生真面目―経験値を少し多めにもらえる。レベルが上がればもっともらえてしまうよ。


スキルは、着け外し出来るのをしっていたかな?女性の服を脱がして着せるみたいにスキルも着け外ししてみよう!


説明文がおかしいっての。吉田さんには悪いけど、このゲーム作った人も気狂いか変態なんだろうな。いや、もしかして吉田さんが……。

まあ、ともかくその内に着け外しをしてみようっと。


「あ、ねえ。サーナちゃん」

「はい?なに?」

根っからの真面目なんだろう。敬語が抜けない。でも、好感がもてる。しっかりしてるし。

「魔法屋ってどこにあるの?」

「ドロンさんのお店の隣だよ。でもまだ、空いてないと思うけど」

「そっか」

「後で一緒に行きましょ」

うんしょうんしょと、水を汲むのをなんとはなしに眺めてる。

手伝わないのは、めんどくさいからじゃないよ。それが、サーナちゃんのお仕事だからだよ。小さい子に見習わせたいな。うちの弟とか。うちの弟とか。あと、うちの弟とか。


朝食はみんで食べてると、最近胸が疼く。しらず手が止まる。

「マキちゃん?苦手なものあった?」

「もしかして、俺と同じくピーマンが、駄目なのか?」

同志を得たりとした表情をしないでよ。子供か。

「パパは、もっとピーマン食べないと駄目よ?」

「ピーマン食べなくてもしなない」

「あはは!」

ロッカーさんの子供じみた発言に不覚にも噴き出してしまう。サーナちゃんがきょとんとしてる。

「ああ、マキちゃんが……クールなマキちゃんが笑った!」

なんだか、にこにこしてるね。私だって笑うよ。あ、でも無関心だったからクールに見えたのかもね。


「……あったかいなぁ」

しみじみと呟く。うちにはないんだな。暖かいのは。弟は別だけど。

ご飯もいつからか家では、一人で食べてたし。それご当たり前でなにも感じなかったから。日向ぼっこしてるような暖かさだよ。

「ホントに大丈夫?」

「にゃあ?」

心配してくれてる。嬉し。大丈夫とばかりに笑顔を向ける。

「へーき、へーき。今日は忙しいからね」

「そうだね。パパ、私がいない間に女を連れ込んじゃ駄目だよ?」

「ば、ばーか!そんなことすっかよ」

慌ててるロッカーさんを見て、私も笑う。


食事の後は、魔法屋へ行くことにした。サーナちゃんも、一緒だよ。猫たちもだよ。朝なので、空気も澄んでいてきれい。朝早く旅立つ人や、買い出しに出る人っぽい人もいる。


「おはよう、サーナちゃん!」

「あ、カティナおはよう!」

お、サーナちゃんの同世代の友だちかな?なにやら楽しげに話している。しばらくしてその子は私にも会釈して去って行く。素朴な子だ。


「お待たせしてごめんね」

「ううん。サーナちゃんの友だち?」

「うん。お家がアクセサリーショップなの。少し街を開けるって行ったら、お見送りに来るって」

「そう。よかったね」

「はい……あ、おはようございます!」

街の人たちに次々と挨拶されるサーナちゃんと私たち。私も大分知られるようになったかな?


「ここだよ」

それは、ドロンの店の隣。杖の看板が目印で、まあ外見は普通の家。薄い緑色のカラーリングだね。

「まだ、やってないんじゃない?」

そんな気配がするよ。

「そうかなー?まだ寝てるかもですね」

ノックすると、扉に目がぎょろり。なにこの扉?私をいやらしい目で見てない?



つづく


扉は、スケベなんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ