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森の迷宮.5

のんびり書いていきますね。

アラクネルの技?クネクネ動いて蔦をムチのようにしならせて、私たちを打ち抜こうとする!

サーナちゃんをかばいなから隙をうかがうけど、この場から動けない。

ちくちく削ってくるなー。どうしよ。サーナちゃんも植物を操り防御する。便利!


「枯れ葉の舞い!」

部屋の木々から舞い散った枯れ葉を浮かせてそれで、アラクネルの蔦をガードする。

「マキちゃん、今だよ!」

「うん。優秀だね!はあっ!」

拳に闘気が光り輝くよ。オーラナックルで叩こうと踏み込んだ瞬間、地面から生えた根っこが伸びてサーナちゃんを絡めとる。

「きゃっ!」

「にゃにゃ!」

「しまっ!サーナちゃん!」

あんずの猫ぱんちは、かわいいけど蔦を引き裂けない。

あの変態植物。今度は私を捕まえようとする。しかし、飛脚の靴の動きのおかげで、余裕でかわせる。

「うう……」

しかし、避けようとするとサーナちゃんの締めつけが強くなる。

あのど変態。知能があるんだね。私が動きを止めると、いたぶるように蔓で切り裂こうと打つ。何度も。何度も。あんずをかばい防いでいるものの、いつまでもつか。せめて、サーナちゃんとあんずは逃がしたいな。植物にひんむかれるなんてサイテーだよ。その時、あんずの身体が僅かに輝く。

「にゃにゃにゃ!」

「え?あんず?」

ウインドウを開くと猫ゲージがMAXまでたまって一つ技を選択出来るよ。『猫の威嚇・耳鳴り』を選択すると、あんずを中心にいくつもの猫が集まり、毛を逆立てて威嚇する。

この猫たち、オイルトテスの猫たち!?触れて見るがすり抜けるので、どうやら幻みたい。

「にゃにゃにゃ!」

「うにゃにゃにゃ~ん!」

「ふにゃあ~ご!」

なんだか、かわいい威嚇だな。しかし、アラクネルはその声が嫌なのか、ブルブル震えて攻撃を止めている今がチャンス。オーラナックル!

「サーナちゃんを放せ!」

一瞬で間合いを詰め打ち抜く。そしてそこからの乱れ打ち、蹴り!あ、これスキルっぽいね。


「ぐががががががががが!」

変な悲鳴で、アラクネルは静まる。クネクネしてるから、アラクネルなんだね。いや、どうでもいいや。

蔦が緩まりサーナちゃんを助けるのは簡単だった。

「えへへ。助けてくれて、ありがとうございます。マキちゃんとっても、かっこ良かったよ」

「あ、ありがと」

褒められたことがあまりないから、なんか照れくさいな。

小悪党は気絶してるから、縛ってアイテムボックスに入れるのも嫌なので、引きずっていこうか。

「アラクネルは、どうするのお姉ちゃん?」

「うん、そうだね」

これも、素材になるんだよね、きっと。狼とかは、ほぼ食料としてだけど。でかい魔石を落としたし。それを回収して、クネクネさんはアイテムボックスに入れて持って行けばいいのかな。

「うちの街だと、武器防具屋の隣で解体してくれるよ」

「そっか。うん、そうだね」

転生物の小説でこう言うシステムの設定はあるのでゲームでも似たような設定はあるのかな。ま、いいか。

ともかく、少し休んでから帰ることにした。高級傷薬を二人で分けて飲む。いくら、唸るほどあるからって無駄遣いはしません。二人ともぼろぼろ。


しばらく後、私たちがダンジョンを出たのは、夕暮れ時だった。

帰り着く頃には夜だろう。早く宿屋に帰らないと、ロッカーさんが心配する。


「お嬢さん、助けてくれてありがとうな」

「お礼に彼氏になってやるからな!」

「うるさい、黙ってて」

この小悪党どもは、反省してないんだね。でこぴん。

「もう悪いことしたら、メッだよ!」

サーナちゃんの叱り方が可愛いな。

「はい」

「ごめんなさい」

シュンとしちゃってまあ。私との態度が違いすぎなんですけど?サーナちゃんのカリスマはどうなっているの?



外に出ると、星が広がっていた。東京より綺麗に見えるなんて、凄いな。見惚れていたいけど、早く帰らないとロッカーさんが心配するかな。


街に帰り着くと門番が心配してくれた。

「サーナちゃん、それとマキさん!大丈夫だったか?」

「はい。ただいまです!」

「二人とも服が、ぼろぼろだな。修理はもう今日は出来ないと思う……ん?その輩は誰だい?」


「エロクとハリネズミのこと?」

「エリクだ!冒険者のな!」

くずれのね。二人を冷たく見据える。

「俺は、ハリネズミじゃねー!リネンだ!」

どっちでもいいよ。悪いことしたんだし。まあいいや。簡単に説明すると憤慨する。

「サーナちゃんを泣かそうなんて、貴様は余所者だな!?」

憤慨する門番さんをなだめて中に入る。夜の帳。東京とは違い星がよく見えて綺麗だな。晩御飯の匂い。どの世界も一緒。酒場の方で騒がしく笑い声が聴こえたりしている。お腹空いたなー。ゲームの中なのに。明日はのんびりしよ。

「にゃん♪」

「にゃ~」

「あ、猫ちゃんだ、かわいい♪」

いつの間にやら、街の猫たちが遠くから挨拶して来る。近くに来てすり寄って来るものもいる。あんずと頭を小擦り合わせているのもいるよ。今度、遊んで上げよ。今日は助かったよ、ありがとう。



つづく

猫使いの猫と触れ合ったり、遊んで上げると猫ゲージもたまりやすいよ……猫使い確定!?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 猫の力は偉大ですね。
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