森の迷宮.4ステータス
文章力よ、覚醒したまえ!して?
さてと、ステータスを確認しようかな。その前にうん、ログアウトは出来ないね。バグってるのかな?変わった人が多いし。
マキ
人間 17才
職業 猫使い
称号 猫大好き
Lv.8
HP 337
SP 224
STR 270+83
DFF 133+115
SPD 269+100
LUK 3580
猫ゲージ.9
SKILL 格闘技Lv2 長距離ランナーLv.1
猫大好き 鑑定眼 Lv.1オーラナックルLv.1猫ゲージLv.1-猫の妙技を使うために必要なゲージ。猫にふれあい、猫と共に絆を高めるたびにゲージはあがります。犬に優しくするとゲージが少し低下する。
装備
切り裂きの小手
学生服
飛脚の靴
サーナちゃん
人間10才
称号ちやほやちゃん
職業 モリガール
Lv.5
HP49
SP67+21
STR13
DFF15+12
SPD14
LUK11
SKILL 森の癒し 看板娘 天使の微笑み
薬草の知識Lv.2 植物魔法Lv.22家事手伝いLv.4
リア充-何をやっても上手く行く。成長率が徐々に上がっていく。
装備
ブエラの杖
かわいい服
皮の靴
ブルーリボン
たぶん、サーナちゃんのステータスより少し高めくらいが本来の私のステータスなのかな。この能力の高さよ。それにしても幸運が高いのは運のよさで死なないためかな。でも、無関心がなくなっているのは、この世界に興味を持ったからかな。良い傾向。でも、サーナちゃんフェチになってる。行動によってスキルが変わる場合があると。
いや、そんなことよりも、職業猫使いになってる!?
ど、どうすればいいのだ?あんずにも戦ってもらったけども。街で猫に好かれるけども。猫ゲージってなに?まあいいや。猫好きだし。犬も嫌いじゃないけど、ゲージ減っちゃうのか~。
サーナちゃんもNPCなのにすくすく育って行くね。いいことだ。もういっそタイトル変えて、『自分のことよりもNPCを鍛えることにはまっている件』とかにしようかな。駄目?冗談だよ。このまま行くよ。のんびり出来てないけどね。
「……マキちゃん?」
ちょっとテンパる私を見て小首を傾げる可愛い仕草。前にTVで、女優さんが可愛い女の子のインスタとか見るのにはまっているとか喋っていたけど、こういうことか。
でも、私がサーナちゃんを助けたいのは、健気に頑張ってるからかもしれない。ちゃんと敬語も使えたし。
昔、田舎の子供たちがちっさいのにちゃんと敬語使えた時は、すごいなと思ってしまったな。
「なんでもないよ。ステータスを見る限りサーナちゃんも強くなってるね」
「えへへ♪頑張りました!」
「さあ、あの、ろくでなしたちを助けよっか」
「はい!」
ダンジョンの奥。そこは、広いへやでいくつか草木も生えているから、サーナちゃんも有利だね。
そして、魔物はそこにいた。そいつは、植物系の魔物みたい。うねうねとしていて毒々しい花を咲かしている。
「ひぃ!助けてくれ!」
「俺たちは食べても美味くねぇ!」
憐れじたばたしているエロクとえ~とハリネズミさん。
「お、おい!たすけてくれよ、お嬢さん!」
「助けてくれたら、お前のこと貴族に売っぱらわないで俺の女にしてやるから!」
エロク、さいてー。ジト目で見てやる。
「マキちゃん、あんなこと言っているよ?」
「ほっとこうか?」
「そうだね。こそこそと抜け駆けするような冒険者くずれだもんね」
冒険者くずれの人生崩しちゃうぞ。
「わ、わ!待ってくれよ、お姉ちゃん!」
お姉ちゃんじゃないよ。マナーの悪いプレイヤーは許せないけど、助けて上げるか。あ、そうか。やられてゲームオーバーになれば自動的にログアウト出来るかな?不安だよ。
「この俺だよ!俺の甘い囁きを耳元で聴けるんだぜ!?」
「ハゲの?」
「やかましい!」
もう黙ってね。私の放った拳圧で気絶されるよ。
もう一人が口をパクパクさせてる。金魚?
「!」
魔物は待ちくたびれたのか、いくつもの蔓を伸ばしてくる。
それを、サーナちゃんを抱えてかわしていく。速いな。
時折かすって、ダメージを受けていく。
「マキちゃん!?」
ガクリと膝をつく。これは、毒か?
ステータスの左上に毒表示がある。
安心させるようにサーナちゃんに笑いかける。
「へーき、へーき!」
「これ使って!毒消しだよ」
うん。仕事速いね。毒消しの入った瓶を開けて飲む。
効いてくるまでは、時間がかかるみたい。
魔物の無数の植物で狙ってくるのをかわしつつ切り裂きの小手で裂く!
「いける!」
「私もだよー!植物よ、力を貸して!」
部屋に生えている草木を操りあの草の魔物を縛りつける。今!
その隙に踏み込んで打ち抜く!試しにオーラナックルを発動!
ドオン!と、鈍い音と共に魔物がぐらぐらと揺れる。
鑑定眼で、情報を調べる。えと。
アラクネル
Lv.10
HP580
SP300
弱点火
えと。ゲームやらないから強いのか弱いのか分からない。 でも、倒すしかない。よし行くよ!
つづく
ダンジョンのボスは、こいつらの会話に呆れていたのさ。




