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ゴミ屋敷


これを聞いているみんなは、ゴミ屋敷を知っているだろうか。

ゴミ屋敷とはゴミが溜まりに溜まって部屋の中がいっぱいになったりする家のこと。見たことはないけど聞いたことはあるという人はいると思う。

そして今、僕の家はそのゴミ屋敷となっている。


僕の家にゴミが溜まるきっかけとなったのは一つの粗大ゴミが原因だった。

それを家に放置するようになってから、僕はゴミが出るとその粗大ごみの上に積み重ねるようにして溜めていた。

それはいつしか部屋の中には収まりきらなくなり、とうとう外にも溢れるようになった。そこから近所の人に不審がられるようになり、変な噂までもが流れ始めていた。


「どうやったらこんな量のゴミ溜めれるんだよ……」「清潔感ってものどっかに置いてったんじゃないの」「どうせ借金とかで頭狂ったんだろ」「奥さんに逃げられて自暴自棄にでもなってるんじゃないか」「こんなひどかったら奥さんも逃げるわな」


今日も開いた窓から学生の嫌な声が聞こえてくる。


(なんと言われようが僕には関係ない……いつかこれも、終わるんだ)




そんなある日、事件は起こった。

僕がいつものようにバイトを終え、家へと帰るとそこは──焼けていた。

言葉通り、真っ赤な炎が家を囲っている。火事だ。


「いつかこうなるんだと思ってたよ」「うわー本物の消防車とか初めて見たかも」「火事の方が珍しいだろ」


消防隊が水を振りまく最中どこらかしこらで野次が飛ぶ。


そして夜が明けると僕が住んでいた家はすぐ取り壊されることとなっていた。

僕はと言うと、家を探してくれるところに行きちょうど新家を持つことができていた。


「あれだけゴミが溜まっていたんだ。臭いに耐えきれず放火するのも無理はない……それに、僕にとっては都合が良い。これからは新しい生活を一人で歩んで行こう。当然、もうゴミを溜める気はないし、集める必要もない」


Thank you for reading!


解説

今回は自分の家がゴミ屋敷となっていた主人公の話。

主人公は誰かに家を燃やされ、それを期にもうゴミを溜めないでクラスと言っていましたが、ここで注目してほしいのは

「当然、もうゴミを溜める気はないし、集める必要もない」

という台詞。これはつまり、主人公が作ったゴミ屋敷はゴミが溜まったのではなく、ゴミを溜めたのです。

学生たちの噂を思い出してください。

「奥さんに逃げられて自暴自棄にでもなってるんじゃないか」「こんなひどかったら奥さんも逃げるわな」

そう、主人公には奥さんがいたと言われています。ですが、物語内に主人公の奥さんは出てきてはいません。

これがどうしたのか?最初に、主人公がゴミを集め始めたきっかけを話していましたよね。原因は「一つの粗大ゴミ」と。

もし、主人公が奥さんを殺し、それをゴミ袋に入れてからその上に隠すようにゴミを積み上げ、家が燃えて跡形もなくなったらどうでしょう。奥さんの遺体は燃え、なくなったとしたら主人公にとってはとても都合が良くないですか?

そう、つまり、主人公は奥さんの遺体を隠すようにしていたが誰かが家を燃やしたことによって証拠隠滅ができ、主人公は一人で新たな生活を送れるようになったということです。


また沢山の意味怖を投稿していきますのでブックマークや、評価をお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] よくできてるな〜
[一言] 今回のはなかなか良い感じです。 ただひとつだけ。 結婚して奥さんもいるのに、主人公は会社員とかではなく、只のバイトだったとは、さすがに「些かさん」ですな。
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